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議会基本条例の先進地で学ぶ~洲本市議会編~

 雪の心配もしましたが、順調に兵庫県入りしました。

 しかし、冷たい冬風が、どこのサービスエリアやパーキングエリアでも吹いていました。淡路島に渡る明石大橋では、小型バスが揺れるほどの風が吹いていました。はるか眼下の明石海峡には、大小の船舶が、白い波の中を交差していました。
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明石大橋


 尾鷲を出てから5時間あまりで、洲本市に到着しました。人口4万8千人弱のこの城下町は、隣町であった旧五色町と合併して5年目になります。ちょうど昼食時で、淡路ごちそう館御食国(みけつくに)のレストランで食べました。ここは「ウルグァイ・ラウンド農業合意関連対策」として(農産物の輸入自由化や、コメ市場の部分開放などに対する、国内農業への援助策として)、平成7年から平成12年の6年間で、6兆100億円もの事業費が計上された一部が充てられています。
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㈱淡路島第一次産業振興公社が事業主体


 カネボウ旧洲本工場の跡地利用として生れ変わったレストランは、満席に近いお客でいっぱいでした。レンガ造りの内部は、鉄骨で耐震補強がされていました。多少値段設定が高いですが、ご当地メニューも豊富で、ボリュームもありました。特産品売り場も併設しており、なかなか粋な商品もありました。また、どこの自治体でも、特産品開発の苦労をうかがい知ることができました。
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洲本市議会にて


 昼食後、洲本市役所に移動し、洲本市議会の議会事務局、木下議長、小松議運委員長より説明を受けました。議会基本条例は、兵庫県では、朝来市議会(平成21年4月)に次ぐ2番目に制定され(平成22年3月)、現在までに5市1町で制定が進んでいます(なお10市町が検討中)。
 洲本市議会では、全国の流れに追随する形で制定されていますが、必要に駆られて制定を進めたことだけあって、シンプルかつ明瞭な条例となっていました。解説付きの条例の資料をいただいたので、尾鷲市議会といしても大変に参考になります。また、小松委員長の説明もわかりやすかったです。

 合併した洲本市では、前回の改選時に、議員定数を22名から18名に削減したそうですが、それ以上の削減は好ましくないとの考えもあるようでした。それは、削減を考えるよりも、議会活動を如何に市民に理解してもらうかを考えるべきとしているからでした。また、その延長線上に、この条例の必要性が生れてきたとのことでした。
 全19条からなる条例には、13回の検討会を重ねた結果が集約されており、運用1年になろうとしていますが、これといった不具合も見つかっていないとのことでした。とくに気になったところは、議員間の討議、議員研修会の開催、市長の反問権、議会だよりの発行、議会報告会の開催などでした。これは、尾鷲市議会においても重要な要素であり、開かれた議会として、市民の理解を得られる場面でもあります。
 また、議会改革検討委員会の設置では、当選回数の少ない新人議員を中心に、6名を選出させたようです。この手法が成立したのは、長老や中堅議員の理解が進んでいるからで、次に継いでいく議会としての意思疎通を感じました。「尾鷲市議会ではどうであろう?」と、思わず考えたところです。

 細かに説明や疑問を求めましたが、的確な意見や経緯を聞くことができ、尾鷲市議会での条例制定の道筋も見え始めた気になりました。これは、この場に来なくては得られなかった収穫であり、資料だけでは読み取れない生の声の威力を感じたところです。
 最後の質問で、「尾鷲市議会で条例制定を目指すためのアドバイス」を求めたところ、小松委員長より、「議会のあるべき姿を見せるのは、議員自身である、そのツールにこの条例がある」といただきました。まさにその通りで、条例ありきで議論するのではなく、必要性を見出すことが何よりも大切だと、あらためて感じました。

 明日は、兵庫県で4番目に条例を制定した川西市議会を訪問します。洲本市議会では、この条例の骨子と理念を学んだので、川西市議会では何が学べるのかを楽しみにしています。
by owase874 | 2011-01-18 00:41 | 議会改革報告

自治連合会との懇談会に出席する

 土曜日に夜に、表題の懇談会に出席しました。

 自治連合会の役員を対象にした懇談会でしたが、私に聞いてきた市民に対しては、「時間があれば誰でも参加できますよ」と言ってきました。しかし、会場には30名ちょっとの参加者しか集まっていませんでした。案内の仕方によるものかもしれないので、議会としては今後の検討課題となりました。

 南議長の挨拶のあとに、高田自治連合会会長の挨拶があったのですが、冒頭より議会全体を押しなべて、批判的な挨拶をしたので、私としては興ざめしてしまいました。個人的な意見であっても、役員代表としての挨拶には不適当だと感じたからです。さらに、議員個人を特定するような批判もしていたので、そうであれば会長職を代表して、正々堂々と申し入れをすればよいのに、挨拶の場で天下を取ったように言わなくてもよいのに、と感じました。なので、議員個人の紹介の際は、「議会全体を押しなべて否定されるのには、悔しい気持ちがあります。可能であれば、お答えできる範囲で、回答しますので、不審があれば質問してください」といいました。しかし、その後は何も発言しなかったので、私にはよく理解できませんでした。(…また、お叱りを受ける内容になってしまいました)

 その後の懇談では、議会がおかれている厳しい状況を受け止める内容が多かったです。もちろん、間違っているなと感じた発言もありましたが、今日の場を取り仕切った三鬼孝之議会運営委員長のファシリテートにしたがったので、どちらかといえば、聞くことが多い懇談ではありました。それでも、防災関連の質問では、私の知りえる限りの回答をさせていただきました。とくに、自主防災の活動については、尾鷲も率先して取り組んでいる地域のひとつです。今後は、スキルを持った民間の団体や個人との連携も必要不可欠になってきますが、県内では上位にくる活動をしているので、「他の地域はすごかった」で終わるのではなく、自分たちのまちの活動も、評価されていいところもたくさんあると回答しました。

 全体的には、議会への注文や要望的な内容で占められましたが、議会に対しては、請願や陳情という制度があることを、会としてさらに学んで欲しいと感じたのも確かです。どうしても、議員は住民の口利きである的な発言もあったからですが(御用聞きといった議員もいて、残念な気持ちにはなりましたが)、議員は住民の代表者・代弁者であって、請願や陳情の効力を発揮させる力はあっても、個人の議員が、堤防をこしたえらたり、街灯を設置したりする力は、本来はないものだと知ってもらいたいと感じました。もちろん、議会として、請願と陳情の制度を説明に伺うことは可能なので、そういった活動(取り組み)の必要性も強く感じました。

 あと、議員定数や議員給与の話題もありましたが、議員定数を自ら指定する議員がいたので、会場からも異論がでました。それには私も同感で、先の三木浦の懇談会でも、同じ議員が同じ発言をしていたので、「議員自らが定数減の話題を持ち込むのは、自分の議員活動を否定していると変わりないのではないか?」と感じたところです。また、会場からの発言もありましたが、刷り込みのように毎回発言することで、その流れになるよう根拠立てしているようにとられるのも本望ではありません。間違いなく、私個人は違う考え方を持っています。この課題に対しては、懇談の最終で参考になる発言が相次いだので、私としても興味を持って聞かせていただきました。

 予定時刻を過ぎて、懇談会は終了しましたが、多くの意見の中には、今後の参考になる話題もありました。とくに、財政難や過疎化、少子化など、暗い話しかない現状のなかで、住民自らが率先して活動していくことで得られることもあるだろうという、住民自治の話題が出たことも、自治連合会らしい発言であったと同感したことろです。私も、議員の立場だけでなく、率先市民を自負して住民自治の扉を押し開けようとしている市民の一人です。ここに、地方自治体が生き残るヒントがあるように思えてなりません。それは、われわれが初めから持っていた生活力であり、この東紀州地域には、どこにも負けないくらいの自活力があるはずです。これは、今後の住民自治への大きな支えとなるはずです。

 今後も、地域や世代や組織を対象に、少しでも多くの市民の声を聞かせていただき、議会改革の種にしたいと考えています。直近の感想では、やはりコーディネーターの必要性をあらためて感じたのですが、現状でできることを提案しながら、尾鷲独自の議会改革を慣行していこうと考えています。
by owase874 | 2010-12-05 23:27 | 議会改革報告

予算、決算のあり方と所管事務調査の活用について

 17日に、表題のテーマで、議員研修会がありました。

 講師は、全国市議会議長会で、法制参事している本橋謙治氏であり、はっきりと意見を述べる、わかりやすい説明をする方でした。

※この項目は書きかけです。
by owase874 | 2010-05-19 17:16 | 議会改革報告

開かれた議会について、地区懇談会の開催

 7日の金曜日に、三木浦漁村センターで地区懇談会が開催されました。

 議員全員による懇談会ですが、「開かれた議会、これからの議会」と題して、各地を巡回していく第1弾の位置づけでした。会場には、30名あまりの住民が参加してくださり、議会側も15名の議員が出席しました(1名は所用のため欠席)。

 この懇談会は、議会運営委員会で決定した事項で、全員協議会でも報告されています。しかしながら、スケジュールや内容については、議論を詰めているとはいえず、「住民より求められる以外の発言は控えるよう」的な雰囲気を一部議員とも話してしました。「まずは、住民の率直な意見を聞こう」が最たる目的と感じたからですが、当日の内容については、あらかじめ予想していた通りでした。

 議会側が期待した内容は、議員定数や議員報酬、議会や議員のあり方でしたが、陳情や要望が大半となってしまい、議員定数に対しての根拠まで説明された方は、住民側では1名だけでした。また、議員側からも定数ついての私見がありましたが、根拠についてはよくわかりませんでした。この定数について、「議員は何人必要か?」の問には、多種多様だと感じています。「議員らいらん」という意見から、「各地域で一人」などと、集約しかねる意見がでてしまいます。だからこそ私は、「定数は議員が根拠を持って議論するべきではないか?」と考える一人なのですが(議員間で議論すらされていない)、このパブリックコメントのとり方は、第3者による用意周到さが求められる気がします。

◆議員定数(東紀州地域)
 紀北町議会 18名
 尾鷲市議会 16名
 熊野市議会 16名
 御浜町議会 12名
 紀宝町議会 15名

 この定数にセットで言われるのが議員報酬で、だいたいは、「議員は手当てが多い」、「議員の給与は高い」とのイメージ先行型が多いです。しかし、実際の報酬額や年収ベースでの話をすると、「意外と少ないんな」との意見も聞かれます。しかし、「高いか安いか」の話になると、「高い」となってしまうので、「議員らボランティアでええんさ」、「ようけ議員をボランティアで公募するんさ」などの意見も聞かれます。しかし、本当に議員がボランティアでよくなってしまうと、執行権を持つ首長の独断場になることで、民主主義は保障されるのかも疑問です。それこそ、住民の声が大きければ、議員はボランティアでもかまいませんが、私は「保障のない責任」を負わされる立場にはなりたくありません。

◆議員報酬(H20年12月末調査)
 全国平均 42万1千円
 尾鷲市議会 32万1千円

 初回ということもあり、成功か否かの判断はできかねますが、議会としての参加でありながら、会場の席順などについても変則的に感じました。議席順とするならば、その通りにすればよいわけで、今後も司会者を議長が務めるのであれば、別席を設ければいいわけだし、この趣旨での懇談会は、各委員会の委員長や地区に縁ある議員なども関係はないはずです。

 次回開催などは全くの白紙ですが、今後はスケジュールや方向性なども、議員間で共有する必要性を強く感じたところです。私にとっては、漠然と当日を迎えてしまった反省をしているところです。
by owase874 | 2010-05-10 02:22 | 議会改革報告

盛りだくさんの議会改革案

 本日、議会運営委員会が開催されました。

 先にいただいた資料には、「議会改革について」と、「その他」だけだったので、「いったい何の議会改革なんだろう」と、数名の運営委員とも話題になっていました。これについては、與谷議員からも「もう少しわかりやすく明記してもらいたい」との注文があり同感したところです。

 議題の議会改革については、特別委員会の解散(廃止)について協議されました。これは、予算・決算常任委員会が発足することによりますが、公共施設の耐震問題について審査する特別委員会であったことから、「学校耐震については目処がついたが、その他の公共施設は議論にいたっていない」こともあります。そのため、新たに調査する特別委員会の設置も視野に入れながら、仕切り直しをすることになりました。三重県議会でも、議会が率先して大きな課題を調査する特別委員会が設置されているので、尾鷲市議会においても見習っていいと感じています。

 議題はこれだけでしたが、その他についてが7つほどあり、こっちが本命のようにも感じたところです。その内容は、①議会中継について②議会基本条例について③議会運営委員会について④全員協議会の定例化について⑤議会のあり方について(開かれた議会について)⑥臨時会の要請について⑦6月定例会についてと、盛りだくさんの内容でした。

 ①議会中継に関しては、インターネットや、ケーブルテレビによる中継などがあり、調査チームを編成するか、議運として調査していくことを申し合わせました。また、②議会基本条例に関しては、先進事例である伊賀市議会などにも視察に同行したことがありますが、尾鷲市議会に見合ったプランを考えていくことになりました。また、会派が2会派で、しかも所属する議員が少ない現状の中で、③議運のあり方にも注文がありました。④全協の定例化は、月初めに定例的に全協を開催することで、執行部との連携を図ることを検討していきます。

 ⑤議会のあり方に関しては、議員定数や議員の給与など、議会や議員に対する住民からの意見を聴衆することになり、第1弾として、三木浦地区において懇談会を開催することが報告されました。これは、前回の議運や全協でも報告があった具体化ですが、全体のスケジュールがないなかで、第1弾を性急にやった感を感じて意見したところです。⑥の臨時会は、国保税の賦課限度額の引き上げの条例を審査するために開催されるとの見込みです。また、⑦6月定例会の日程は、5月末に議員の1年の任期が経過するので、6月当初に臨時会を開催し、役選を行ったうえで、6月定例会の議案上程を2週目あたりに行うとの見通しでした。

 盛りだくさんの内容だったので、議運だけで進めるのではなく、調査チームを個々に立ち上げて、議員一丸で取り組むことがベターなようにも感じたところです。しかし、これらの議会改革については、「誰のためであるのか?」を共有事項にしなければ、温度差が出てしまっては本末転倒になりかねません。まず、そのような懸念はないでしょうが、議員ひとりひとりの意識改革からだと感じています。それが湧き起こって、初めて議会改革に着手できるのではないでしょうか?

 その船出をし始めていると感じたので、個々の議員の力が試されようとしています。 
by owase874 | 2010-04-28 22:24 | 議会改革報告

予算決算常任委員会の設置に向けての障害?

 半分納得、半分疑問の説明でした。

 予算決算常任委員会の設置については、その内容も含めて理解しています。詳細な資料も配布していただいたので、目を通せばその通りのことが記載されています。あとは、「どのように条例化していくのか?」ですが、そのための意見集約をやっている段階まできたと認識しています。

 しかし、半分の疑問があるのは、三鬼議長の説明にあります。熱意は伝わっていますし、「できる限り協力したい。」との考えはあるのですが、どこかすんなり気持ちに入ってこない説明をされるときがあります。場合によっては、どこか小ばかにされているというか、押し付けがましい説明が長いとか、どうにもすっきりしないのです。大きな流れでは、設置は目前にきています。それは、三鬼議長の熱意と成果でもあるのですが、大方の議員も、この委員会の内容や方向性は認識しているはずです。それをあえて、まどろっこしく説明されている気がします。かといって、なかには、資料にも目を通さずに、思いつきのように私見を述べる議員もいるので、その対応に苦慮されている場面では気の毒にすら感じます。

 といいながらも、その感情に大きく左右されることはありませんが、1年生議員とか、当選回数の少ない議員とかを連呼されると、「長老議員が素晴らしいわけでもないのに。」という気持ちもフツフツとしてきます。できる限り質問をすることで、自身の考えによる意思表示をするのですが、確かに上手に言えない自分もいます。しかし、「定例会では、議案に関することしか審査をしない。議案以外の意見がある場合は、一般質問をすればいいし、委員長の裁量に任せたい。」と言い切られては、「そう言うのならば、担当課の方から、その他事項で報告されるときがあるじゃないか。それは議案外のことなので、閉会中にそのための委員会をするべきでしょう。実際には、それについての意見が白熱する事だってあるし。」といいたくなるのです。

 三鬼議長の発言の意図には、定例会における一般質問の登壇者が少ないことにあります。他の自治体の議会と比較しても、確かに登壇者は少ないので、言いたくなる気持ちはわかります。しかし、私や1年生議員など、比較的任期の少ない議員は、積極的に一般質問をしています。先輩議員の中には、私の任期中で、一度も一般質問をやったことがない議員もいるし、片手で数えられる程度の議員も多いです。しかし、回数が多ければよいわけでもないし、登壇するたびに、私なんかは「内容薄かったな。もっと突っ込めばよかったな。」と反省することが多いくらいです。

 このように、どこかチクチクとした意見が混じるので、他の議員にもすんなり受け入れられない気がします。せっかくの議会改革なので、全会一致での設置を目指すのならば、私たち会派の存在も無視できないはずです。少なくとも、議会運営委員会に出席している私の立場は、会派からの代表としてなので、委員会の内容は、持ち帰って会派内で共有しています。ここまできた委員会の設置なので、議論を尽くす以外の手段もあるように感じます。最終的には、全会一致でなくても、それが市民の公益に繋がるのならば、難色を示す議員の顔色を気にせずに、多数決で決まったっていいはずです。もちろん、そうならないために苦労はしていると察していますが。

 全員協議会での意見収集でも、この委員会の設置に対する意見というよりは、設置の余波みたいな部分の議論が多かったです。そのひとつに、「担当課より、日々の状況を定期的に聞く場面や、提案型の意見を言える場面が必要じゃないか?」とありました。私もその考えの一人ですが、それはこの委員会の設置には直接関係はないといえばそれまでです。しかし、今までと違ったアプローチで、積極的に市政運営にかかわる、これも議会改革ではないでしょうか?それを、無下に「一般質問で…」などと返されると、「それをわかっていっているのに。」となってしまいます。

 もう一つの議題に、尾鷲市総合計画審議会への参画も検討され、議長と各常任委員長の参加が決まりましたが、6つのワーキンググループへのオブザーバー参加については、議員の意見が分かれてしまいました。議会の代表として参加する以上は、いち議員の私情は挟まないなどの制約に対する意見から、「議会全体で参加できる体制にできないか?」との意見も言わせていただきました。参画するという方向性は決まったので、あとは詳細を詰めるだけですが、もう少しばかり時間がかかりそうです。

 残念なことは、議会中継についての進展はありませんでしたので、次の機会には発言を求めるとします。このようなことも、議会改革の大きな進展になるはずなので、より市民に理解しやすい内容だとは感じます。予算決算常任委員会の設置は、全国に先駆けた議会改革であるのに対し、東紀州では遅れを取りそうな議会中継については、下手をすれば尾鷲市議会だけが取り残されるやもしれません。それだけは避けなければと肝に銘じています。
by owase874 | 2010-02-14 00:15 | 議会改革報告

おわせ市議会だより第7号

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by owase874 | 2010-02-01 21:12 | 議会改革報告

おわせ市議会だよりが発行されました

 2月1日付で、第7号が発行されました。
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 尾鷲市議会議員の中から、広報委員会が組織され、取材から編集を、議員自らが行ってきました。私自身も、第1号の創刊から関わっており、最終的な編集作業を主に担当しています。文章構成から校正、挿入写真の撮影など、私も国道425線の八幡峠の市有林まで、3回ほど出かけて撮影してきました。

 全国的にみても、議員が責任編集する広報誌は珍しく、これも開かれた議会改革の一つになります。第6号の発行より期間が開いたので、第7号が仕切りの号となることから、市議会議員の素顔や市議会の説明、市民参加など、趣向を凝らした内容にしたつもりです。

 広報おわせとともに全家庭に配布されていますので、ぜひ手にとっていただき、第8号へのご意見などいただけたら嬉しい限りです。また、後ほど、jpgですがここでの公開も検討しています(公式サイトによるpdf公開も助言していくことにします)。
by owase874 | 2010-02-01 12:31 | 議会改革報告

予算決算常任委員会について

 尾鷲市議会の議会改革が進行中です。

 最近の話題では、広報委員会の議員が取材や編集を行う、「おわせ市議会だより」の発行を再開(2月1日に第7号が発行)します。また、尾鷲市議会にとって大きな改革である、「予算決算常任委員会」の設置が議論されています。しかし、設置が進むような統一した見解を得られておらず、「設置することで一致」と議会運営委員会で決まったのみです。

 私としては、「設置は早い方がいい。」との認識ですが、議長見解との相違があるのも確かです。この件については、降って沸いた話ではなく、昨年7月に地方自治法改正による、「常任委員会への所属制限の撤廃」が議運でも取り上げられ、11月の管外視察で、予算決算常任委員会を設置している先進地(福井県敦賀市議会や小浜市議会)を視察するに至りました。しかし、積み上げた議論で設置を検討するに至っているかといえば、必ずしもそうでもありません。それまでにも、この件に相当する議運による視察がされていますが(07年7月の芦屋市議会・西脇市議会・天理市議会への視察…三鬼議長のブログで詳細が報告されています)、本格的に議運で取り上げられたのは、昨年の視察後(12月)からなので、それまで何も無かったといえばそうなります。

 例えば、先進地では、地方自治法が改正される前からも、「特別委員会方式」で、これに該当する委員会を設置しています。尾鷲市議会も、これには一部該当し、一昨年から、「決算特別委員会」を設置して審査をしてきた実績があります。しかし、予算となると、これまでにも検討されたことがありません。このことからも、昨年末より、予算と決算を審査する常任委員会の設置へと動いたことに対する議員間の温度差が出ているのも確かです。ただ、私と三鬼議長との見解の相違はここではありません。一部の声にもあった、予算の審査をする特別委員会の設置を経てからでも遅くないのかもしれませんが、ある程度は、議員個人が先進事例やこの委員会の設置に向けての調査をしていいはずです。議員の資質にもなってしまいますが、あまり調査などせずに、場当たり的に発言している場面もあるように感じるので、これが温度差になってはいけません。

 では、三鬼議長との見解の相違はどこかといえば、まずは、「設立時期とスケジュール」が明確にされていなかった点です。今日の議会運営委員会を含め、この議論は年をまたいで3回も続けて行われてきました。しかし、この間に配布された資料は1種類のみで、「三鬼議長の私案ともいえる(設置までの)流れの説明」だけでした。早くから、設立時期が示されたスケジュールが、「議長私案」として提出されていたならば、これを元に議論もできましたが、あいまいな設定で進められたように感じます。この点については、1月12日の議運においても、「先進事例との比較など、資料を作成したほうが議論になるのでは?」と私も指摘をしたところですが、未だに実現されてはいません。

 今日の全員協議会で、三鬼議長が「(設置は)当初予算の3月には」と言っていましたが、「それならば、なぜにもっと早く周知に奔走しなかったのか。」と感じます。当初予算の考えは、その性格からも妥当だと考えていましたが、私も(尾鷲維新という)会派に属しているので、ある程度の統一見解で議運に参加しています。3人とはいえ、尾鷲市議会では最大会派でもあるので、昨年11月の視察から、12月1日の議運での初提案までにも時間はあったし、今日までにもスケジュール作成などの猶予があったはずです。また、昨年の議運の視察に、委員外である会派全員で参加したことも、それだけ注目する内容だったからです。

 私としても、多少歯がゆい思いをしていますが、確かに議論は散漫になっているし、三鬼議長や南議運委員長が最初に口走った「違法性うんぬん」が先走りした感じがします。揚げ足をとられ、それを根拠に議論が散漫になった原因をつくった気もします。確かに、現在の「議案の分割付託」は、多くの議論を巻き起こし、一括付託の利便性の方が、市民に対しても説明はしやすいです。しかし、それでも現行の分割付託が多くの自治体でも採用され、予算決算常任委員会の設置は、全国806市ある自治体で、11市しかないのが現状です(H20年12月末)。

 それだけに、尾鷲市議会での設置は、歴史に残る偉業には違いありません。これから、多くの自治体では、設置に向けた検討がはじまることでしょう。しかし、大事なことは、この設置が市民にとってどれほどの有益性があるかの説明がしきれていない点です。議会改革は必要ですが、市民に対して説明できるもので、実効性が無ければなりません。そのあたりにも、まだまだ議論の余地があるように感じています。気になったところでは、私や会派が言っている、「議会中継システムの早期導入」については、その方向性を確認しながらも、この常任委員会の設置と比較して、積極性には欠ける発言がありました。しかし、市民にとっては、よりわかりやすい改革であるはずです。このバランスが崩れると、市民感覚とのズレに繋がってしまいます。

 とかく、一部地元紙で先行報道され、それを議員が後日確認するような状況は、今回のような温度差を産む原因にもなっています。尾鷲市議会では、全員協議会の公開など、開かれた議会として、積極的に公開されています。しかし、議長見解が全協よりも先に報道されたり、議運でも進んでいない状況でもあるのに、既に設置がすぐそこまできているような発言が掲載されていることは、報道の先走りというよりは、一部議員のリークでないのかとも勘ぐってしまいます。

 残念ながら、予算決算常任委員会の設置は、3月当初予算では、実現することがなくなりました。設置に向けた周辺環境の整備から言えば当然でもあるので、三鬼議長の構想には一部賛同しながらも、私にとっても痛み分けのような気持ちです。しかし、設置する方向性では全議員が一致しているので、今期中の設置に間違いはありません。さらなる研さんと周知をもって、全員一致を目指した設置に向けたいと考えています。
by owase874 | 2010-01-19 00:06 | 議会改革報告

議会改革で何をかえたいのか?

 12月定例会と並行して、議会改革についての協議も進んでいます。

 いくつかの議題があがっていますが、直近の課題は、予算決算常任委員会の設置についてです。このために、先の議会運営委員会の管外視察においても、敦賀市や小浜市の先進事例を学んできたところです。全国的にみても、設置をされている議会が少なく、三重県においては、鈴鹿市議会や四日市市議会、三重県議会などが先進的に設置をしています。

 この常任委員会の設置自体については、会派としても調査研究を続けているところですが、現状の進み方をみていると、予算における分割付託の違法性を根拠にして、設置を急いでいるように感じます。しかし、大多数の市町村議会が、調査段階であったり、設置を検討していたりと、すでに分割付託で進められている常任委員会との整合性などでも議論をしているところです。

 私としても、予算の分割負託における弊害は、過去の実例をもって体験している立場です。だからといって、違法性を根拠に、先進的に取り入れることは、少々性急過ぎやしないかと感じます。地元紙の新聞報道では、すでに設置が決まったかのような記述にも感じ、議会運営委員会での認識との開きを感じたところです。この席上の私は、「会派の中でも、「もっと議論をつくしてよいのではないか?」との意見がある。」と、慎重論を唱えています。これに同調する意見も出され、議員間の雑談においても、「議論の必要性」を唱える意見もあります。

 しかし、これは常任委員会の設置に否定的な意見ではなく、私としては早い段階での設置を希望しています。と同時に、現在の2つの常任委員会との整合性や、すべての議員がどのような意見を持ってるかの議論を尽くすべきだと考えています。または、すでに設置をされている市町村議会での弊害事例などの調査もしていいのではと考えています。例えば、私の設置の条件の一つには、議員による監査委員も課題に挙げるべきだと感じているので、これも調査する必要性があります。

 議会改革においては、尾鷲市議会は先進的です。議員定数の削減や、給与に関する削減など、東紀州の自治体と比較しても、率先的に改革を推し進めてきていると感じます。しかし、それは、私が議員になってわかったことで、それまでは、短絡的な考え方、つまりは、「議員っていい給与もらっているしなあ。」位の認識しかありませんでした。それが、政治への関心が高まり、議会改革の必要性が市民の利益に繋がるものだと感じたとき、尾鷲市議会の先進的な面を知ったのでした。

 しかし、市議会だけの責任ではありませんが、尾鷲市の現実としては、財政が落ち込み、人口が減少し、過疎化が進み、少子高齢化し、失業率が上昇し、求職者が増加し、常勤医師が減少し、医業収益が落ち込み、借金ばかりが増えていく…そんな状態を長らく続けています。ここに、市政や市議会への不信感が、多くの市民に募っているのも確かです。かといって、その代表者を選択したのも市民なので、負のスパイラルから抜け出せていないままです。

 時として、同僚議員としてやりきれないこともあります。議員という立場を利用し、特定の口利きをやったり、過度に教育現場に意見をしたり、本来業務をほとんど何もしなかったりというような議員もいるように感じます。いくら市民から負託を受けたといっても、1票が投票者の個人益に繋がるようなことであれば、負のスパイラルからは一生抜け出せません。そんなことをしている間に、尾鷲市は底なし沼へと沈んでいっています。かとって、私自身も、市民の利益にと活動をしていますが、本来業務の純粋な活動だけでは、市民には見え難いと感じます。ここに、議員活動と議会活動の難しさを痛感しています。

 まずは、私も含めてですが、議会改革は議員の意識改革からです。最近になって、あらゆる選挙に出る候補者の文句には、「しがらみのない選挙」、「しがらみのない政治活動」などがあがっています。それは、市民感情の中に、「あの人は…」というレッテルが貼られている現実があるからです。しかし、本来のしがらみとは、「柵」であり、「水をせき止めるための柵(さく)」からきている言葉です。市民の思いをせき止め、市政運営に反映させることができれば、そんなしがらみはあっていいはずです。それが、個人益か公益かで変ってくるので、公益に繋がるしがらみを、私たち政治家はもっと積極的にすべきだと感じています。

 話は戻りますが、そういったことを考えると、この常任委員会の設置は、公益に繋がる議会改革だと感じています。しかし、現状の議員の意識改革もやらないと、共通認識での取り組みはできません。そうなってしまうと、「何をやっても変わらんやないかな。」と言われてしまいます。滅多に開催されない特別委員会の件なども含めて、近頃、そんなことを感じることが非常に多い気がします。

 最後に、私も含めた議員からの声もある、尾鷲市議会として取り組んでいく議会改革を挙げておきます。

 ・おわせ市議会だよりの発行(進行中)
 ・予算決算常任委員会の設置(検討中)
 ・議員年金の取り扱い(一部議論中)
 ・市議会の動画配信、または中継(議論に入っていない)
 ・市議会ホームページの充実(議論に入っていない)
 ・議員定数の増減(議論に入っていない)
 ・議員給与の増減(議論に入っていない)
 ・政務調査費の増減、または廃止(議論に入っていない)

 既出のことも含めて、あなたが考える議会改革などあれば提案してください。
by owase874 | 2009-12-08 23:44 | 議会改革報告


市民活動の延長線上に、市民目線の政治があると考えています。


by kumano874

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ご挨拶とブログの概要

当ブログに来ていただきありがとうございます。私が政治に関心をもったのは、災害現場でボランティアとして活動しているときに、どうしても市民活動・NPO活動だけでは届かない声があると感じてからです。1995年の、阪神淡路大震災のときです。それ以降、政策提言できる市民活動を合言葉に、さまざまなことを実践しています(市民派向けのブログもあります。こちらCafe_CReAM モノ語り)。


これまでの思いが実現したのが、2006年11月から、2期6年半在職した尾鷲市議会議員でした。3期目の挑戦には苦杯しましたが、貴重な実体験をさせていただき、条例の制定を中心にした議会改革や、市民活動で培った政策提言を直接できる立場として、負託の重さを実感することができました。

また、尾鷲市議として負託をいただいてからは、この地域ではいち早く、議員活動をお知らせする手段の一つとして、このブログを活用しました。当時のことも含め、日々私が何を感じ、何を考えているかを綴る活動報告にもなっています。なお、2014年5月1日からは、三重県熊野市議会議員として、あらたな1歩を踏み出します。

ときには辛口の意見もありますが、東紀州における公益や市民益を考える一人の意見として読んでいただければ幸いです。

質問や批評など、ご意見がございましたら、下記宛にお願いします。何かしらの方法で、きちんと対応させていただきます。ただし、ブログのコメントには、できる限り返答をいたしますが、端無自身の裁量になることをお許し下さい。

◆ブログ管理者
 未来874事務室
 熊野市飛鳥町佐渡462番地
 0597-84-1033
 kurage874@cream.plala.or.jp 

なお、たくさんの意見や考えをお聞かせ願いたいので、直接にお会いすることも可能です。日程調整などしますので、その旨をお伝え下さい。

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