カテゴリ:観光とまちづくり( 15 )

まちが持つ可能性を探しに来ています

 滋賀県の彦根市に来ています。

 ここでは、「都市再生土地区画整理事業」でまちづくりを進めている「四番町スクエア」を見てきました。彦根城を仰ぐ城下町が、あちこちで色濃く残っています。
e0105019_035668.jpg
大正時代の風情を再現しています


 夜の6時半ごろですが、ほとんどが閉店時間を過ぎていました。
 何件かの店舗は開いていましたが、人通りはありませんでした。
 どうも、人の生活臭や気配を感じることはなかったです。

 日中は、駐車場も整備されているし、観光客や人出もあることでしょうが、夜のまちを楽しむには少しもの足りない気がします。また、隣接する夢京橋キャッスルロードも、電柱の地中埋没化や歩道の確保、通りに面した店舗の景観統一などされていましたが、すでに閉店している店舗が多かったです。
e0105019_0424918.jpg
統一感があります


 三重県で言えば、伊勢のおかげ横丁もよく似ています。
 夜になると、日中の喧騒はどこにいったやらの静けさです。
 どちらも、テーマパークのような気がしてしまいます。

 この事業は、国土交通省の支援事業のひとつで、補助金の使い方にもよるでしょうが、同じようにすることは、尾鷲のまちにはそぐわない気がします。尾鷲のまちは、生活臭が当たり前にしていて、人の顔が見える状態がありのままだと感じます。

 気分転換も兼ねた旅では、今回のテーマである、尾鷲市における「景観」、「電柱のない町並み」、「補助金事業」を、他市の事例を見て考察していきます。
by owase874 | 2007-10-31 00:50 | 観光とまちづくり

ひと・まち交流館 京都と八瀬のかまぶろ~管外視察最終日~

 ひと・まち交流館京都は、今回の管外視察で、一番興味を持っていた場所でした。
e0105019_20245740.jpg
河原町五条下る東側にあります


 京都市景観・まちづくりセンターは、私が尾鷲にも切望している市民・行政の協働センターで、ここでは、京町屋の保全で京都市内の景観を守ってくための中間支援を行っています。尾鷲市とは、規模こそ違いますが、私が昨年12月の一般質問で提案したように、尾鷲にも第三者機関のこういった施設が必要不可欠で、当市が抱えている諸問題と同じ課題を乗り越えながら、ここでの活動と運営がなされているとのことでした。

 人材は必ずいるとの信念の元に、その人材の発掘と、立ち上がってくれるご意見番のような存在を見つけることが、町の景観を保全していく第1歩になるのだと、担当者は言っていました。町屋保全についても、”京町屋まちづくりファンド”の仕組みを作りあげていて、実際の助成もしています。これは、景観を保全するために、外観を保全もしくは復興(再生)させるために、財団法人である当センターが助成する仕組みです。

 尾鷲市も、旧熊野街道をはじめ、昭和初期の名残を残す建造物が残っています。これは、遺物ではなく、実際に生活の場として利用されていたり、空き家となっているところも多数あります。これらを守っていくことは、尾鷲というまちの景観を後世に残す活動であるのですが、実際に利用している人にとっては、耐震の問題や居住性などで、必ずしも便利がよいものではありません。さらに、改装費には資金を必要としますので、頭を抱える問題は多数出てきます。
e0105019_20503736.jpg
持ち主の私費によりリノベーションされた三木里の古民家


 その結果、やむを得ず取り壊したり、景観を考えずに改装したりといった現実を迎えることになります。そこをつないでいくのが当センターの役割でもあり、相談や支援なども行っており、さながらまちづくりの人材バンクのようでした。短い時間でしたが、尾鷲でも繁栄できる方策を、自信を持って取り組めそうに感じました。

 行政でできないことは、市民でできることが多いです。しかし、市民間をつなぐのは、行政と市民が関わった第三者機関を必要とします。市民同士では、到達目標が同じでも、その速度や方法で足並みが揃わないことも生じるからです。これが、ヤキモキする原因でもありますが、足の引っ張り合いでは労力を分散させてしまいます。

 そのようなことをしている場合ではないのです。とくに尾鷲においては。

 最後の視察場所は、八瀬(やせ)の”かまぶろ”でした。
e0105019_205721100.jpg
低温サウナといたところ


e0105019_20575353.jpg
その内部です


 このかまぶろは、塩水を散布するのがミソで、塩サウナに近い効能があり、50度前後とかま内は低温なので、身体への負担も少ないのが特徴です。これは、当市が売りに出している海洋深層水でも応用できることであり、遊び心もあるので、当市にもあれば、話題の一つになりそうでした。
by owase874 | 2007-05-18 20:47 | 観光とまちづくり

ととのいえと食のまちづくり~管外視察2日目~

 舞鶴市小橋(おばせ)にある「ととのいえ」には、”トンネルを抜けるとそこは海だった”みたいな感じでたどり着きました。舞鶴市漁業協同組合竜宮浜支所が経営する施設は、4月下旬にオープンしたばかりです。
e0105019_2139543.jpg
こじんまりした建物です


 施設の運営は、1ヶ月もたっていないだけにこれからですが、鮮魚の即売や朝とれ市、海鮮バーベキューなどの利用のほかにも、バードウォッチングやフィッシング、ダイビングなど、ブルー・ツーリズムの先進基地としても活躍する予定です。

 それにしても一番感心したのは、世帯あたり50万円の自己負担で設備投資した下水処理施設を持っていることでした。豊かな海に、下水を流さない取り組みは、尾鷲市にも必要なインフラの整備だとあらためて感じました。

 次に視察したのは、福井県小浜市にある”御食国若狭おばま食文化館”でした。まず、市直営のお食事処”濱の四季”での昼食をとりました。地元の女性グループがが運営していて、地元の食卓味がそのまま楽しめる食堂でした。
e0105019_2155273.jpg
御食国は、”みけつくに”と呼びます。


e0105019_21552122.jpg
1480円のご膳


 夢古道おわせのスカイフードレストランにも似た業態ですが、ここも満席に近い状態でした。
e0105019_22185584.jpg
こういう演出も嬉しい


 食後は、隣接する食文化館で、市の担当より”食によるまちづくりの取り組み”の説明を受けました。生涯食育という言葉も生み出しているだけに、全国に先駆けて率先している食の大切さや、積極的に地産地消を実践している自治体の取り組みは、市民の裾野に広がっている印象を強く受けました。
e0105019_224529.jpg
温浴も併設しています


e0105019_2253050.jpg
地場産の体験工房も充実


 とりわけ、説明を担当していた”食のまちづくり課”の職員の自信ある発言が、ひしひしと伝わってきました。子どもから親(大人)をかえていくという手法も、納得いくやり方です。

 資源循環型の社会をめざし、地場産学校給食の実践や、キッズ・キッチンによる幼少時からの食育など、子どもに主眼をおいた取り組みは、確実に成果を出しているようでした。それは、田園観光都市としても実践してきた食への取り組みが、右肩上がりで観光客の増加傾向に戻りつつある原状が証明しています。

 担当職員も言うように、トップ(市長)の取り組みで、まちが確実にかわってきている現実をみた気がしました。尾鷲でも実践できる内容だけに、尾鷲でできることを考えました。
by owase874 | 2007-05-17 21:56 | 観光とまちづくり

管外視察1日目で気がついたこと

 昨日は移動日でした。

 尾鷲市役所前を9時過ぎに出発して、休憩しながら、舞鶴市内のホテルに到着したのが16時でした。実に、7時間のバスの旅でした。

 移動日でしたが、最初に休憩した関ドライブインが印象に残っています。ここは、4月15日発生した亀山を震源とする地震のとき、食堂の天井板が落下して、けが人も出た場所ですが、既に復旧されていて、通常の営業とニギワイでした。

 また、滞在している舞鶴市内のホテルアルスタインは、客室内でインターネット接続ができます。今も、設置されているLANケーブルを接続して、このブログを更新していますが、尾鷲市内の客室で、インターネットを利用できる場所で知っているところでは、ニューポートホテルだけではないでしょうか?
e0105019_21194685.jpg
ホテルアルスタイン


 私のお店も、フリースポットのカフェですが、尾鷲に滞在しているビジネスマンが、メールの確認やインターネットの利用によく訪れます。私もそうですが、滞在先にパソコンを持ち込むことが多いので、宿泊先でインターネットができるかどうかは、重要な選択肢になっています。

 こういった環境整備も、尾鷲には必要かもしれません。そのためには、市内のほぼ全域をフリースポットにすることも、便利のよさだけでなく話題になるかと考えています。

※ちなみに、「ARSTAINN(アルスタ・イン)」とは、art of stayに由来しているそうで、経営者は、ファミリーレストラン「トマトアンドオニオン」でお馴染みの、株式会社トマトアンドアソシエイツでした。詳しくはこちらで。
by owase874 | 2007-05-17 01:30 | 観光とまちづくり

政務調査視察の報告(モクモク手づくりファーム)

 伊賀市議会への訪問の後、モクモク手づくりファームへ移動しました。

 昼食をとるためでもありますが、平日にもかかわらず、多くの来場者があり驚きました。そのほとんどが、観光バスでの来場ではなく、個人での来場というのも、本当に興味をもって来ているという点では、見習うところです。
e0105019_17464565.jpg


 PaPaビアレストランまでの長い距離を歩き、大人1,890円(小人1,050円)のバイキングをいただきました。頭上には、葡萄の木が枝葉を伸ばしており、開放的な空間と、自家製の野菜や加工品を利用した約60種類のメニューは、ついつい食べ過ぎてしまいます。
e0105019_1756230.jpg


 同じようなスタイルで、モクモク手づくりファームが提供する農場レストランは、県内に3箇所(四日市、鈴鹿、松阪)あり、お母さんのレストランを企画している『夢古道おわせ』でも見習うことが多々ありそうでした。
e0105019_188250.jpg


 食事後、敷地内の事務室にて、施設の概要や設立の経緯の説明を受けましたが、はじまりは、地域の特産品を開発した「伊賀豚」の誕生であり、農業で生活できる経済拠点づくりをめざしています。この内発創造型アグリビジネスは、私が理想とする、「東紀州地域における資源循環型農業(社会)」にも通ずるところがあるので、学ぶべきところがありました。
by owase874 | 2007-02-22 18:08 | 観光とまちづくり


市民活動の延長線上に、市民目線の政治があると考えています。


by kumano874

プロフィールを見る

ご挨拶とブログの概要

当ブログに来ていただきありがとうございます。私が政治に関心をもったのは、災害現場でボランティアとして活動しているときに、どうしても市民活動・NPO活動だけでは届かない声があると感じてからです。1995年の、阪神淡路大震災のときです。それ以降、政策提言できる市民活動を合言葉に、さまざまなことを実践しています(市民派向けのブログもあります。こちらCafe_CReAM モノ語り)。


これまでの思いが実現したのが、2006年11月から、2期6年半在職した尾鷲市議会議員でした。3期目の挑戦には苦杯しましたが、貴重な実体験をさせていただき、条例の制定を中心にした議会改革や、市民活動で培った政策提言を直接できる立場として、負託の重さを実感することができました。

また、尾鷲市議として負託をいただいてからは、この地域ではいち早く、議員活動をお知らせする手段の一つとして、このブログを活用しました。当時のことも含め、日々私が何を感じ、何を考えているかを綴る活動報告にもなっています。なお、2014年5月1日からは、三重県熊野市議会議員として、あらたな1歩を踏み出します。

ときには辛口の意見もありますが、東紀州における公益や市民益を考える一人の意見として読んでいただければ幸いです。

質問や批評など、ご意見がございましたら、下記宛にお願いします。何かしらの方法で、きちんと対応させていただきます。ただし、ブログのコメントには、できる限り返答をいたしますが、端無自身の裁量になることをお許し下さい。

◆ブログ管理者
 未来874事務室
 熊野市飛鳥町佐渡462番地
 0597-84-1033
 kurage874@cream.plala.or.jp 

なお、たくさんの意見や考えをお聞かせ願いたいので、直接にお会いすることも可能です。日程調整などしますので、その旨をお伝え下さい。

facebookやtwitterにも登録しています。よろしくお願いします!

カテゴリ

プロフィール
議会活動の予定
コラム「温故知新」
端無の一般質問
定例会の報告
臨時会の報告
委員会等報告
議会改革報告
防災とまちづくり
教育とまちづくり
福祉とまちづくり
観光とまちづくり
住民自治を考える
産業振興を考える
公益行事への出席
地域の活動を知る
東紀州はひとつに
 
 
 
 
 
 
 
 

twitter

最新の記事

1年前を振り返る日、新たな決..
at 2015-04-20 14:58
熊野市の地方創生(移住交流編..
at 2015-03-14 17:29
議会が一枚岩になるということ
at 2015-03-03 00:41
【12月定例会の一般質問】熊..
at 2014-12-11 16:18
【丹レス主催】大杉の伐木と霊..
at 2014-11-10 13:17
これからの地方自治体
at 2014-10-30 14:14
【丹波水害復興支援_霊山寺と..
at 2014-10-30 09:52
【丹波水害支援_床下対応メイ..
at 2014-10-21 10:29
【東皐寺復興支援&クールダウ..
at 2014-10-09 11:23
【丹波水害復興支援】東皐寺、..
at 2014-09-26 12:31

以前の記事

2015年 04月
2015年 03月
2014年 12月
more...

検索

その他のジャンル