カテゴリ:福祉とまちづくり( 24 )

ヒブワクチン、小児肺炎球菌ワクチン接種費用助成のご案内

 私の1歳4ヶ月の娘にも、表題の通知書が届きました。

 昨年の12月定例会で予算承認し、年末に若干の変更があった助成です。
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封書の中身


 全額助成の対象は、平成18年1月12日以降に生まれた乳幼児で、生後2ヶ月から5歳未満となっています(5歳の誕生日の前日までに接種)。同封の資料には、予防接種ができる医療機関や、接種回数なども記載されています。また、ヒブワクチンと、小児用肺炎球菌ワクチンの説明書もあります。この説明書は、各自治体と似たような書式です。

 ただし、これらのワクチン接種は、任意の予防接種であり、保護者に裁量があります。かかりつけの医師や、記載された医療機関で相談の上、接種するかを判断するものです。ちなみに私の娘は、接種を予定しています(ヒブワクチンはすでに接種済みでした)。ワクチン接種については、賛否両論ありますが、ご家庭や親しい方とよく話し合って決めていただきたいと思います。既往症がない限り、相談に乗ることはあっても、医師が判断することはありません。

 この通知書で感じたこともあってブログに書きますが、全額助成は家計には嬉しい判断です。しかし、本来いくらで接種できるかを目安として書いておけば、接種の判断材料の一つになったかも知れませんし、これだけの負担を自治体や国がしているという自覚にも繋がったのではないでしょうか?(前回のブログで金額の目安を記載しています→クリック)

 また、この接種の助成については、対象が決められているので、以前に受けた方や(私の娘もこれに該当します)、今後のことについて継続の確定はありません。まさに国だのみの部分があるので、尾鷲市独自の裁量にも期待がかかります(全額助成や一部助成(例えば、熊野市は、1回につき4,000円を限度に助成)している自治体もあります!)。

◆費用助成・定期接種化を求めよう!!全国に広がる声
 http://zuimakuen.net/a1-4.html
※引用は、細菌性髄膜炎から子どもたちを守る会(http://zuimakuen.net/a1.html)

 例えば、小児用肺炎球菌ワクチンは、生後2ヵ月から9歳以下まで接種できるようです。今回のように、対象が5歳未満というのは、危険年齢が5歳くらいに基づいているのですが、5歳を過ぎての発症例もあることから、5歳から9歳までの助成があってもいいということになります。ちなみに、ヒブワクチンについては、5歳未満がかかりやすく、特に生後2ヵ月から2歳になるまでが危険年齢と言うことです。このことから、自治体独自の裁量だけでなく、議会として、国に対する意見書の採択や、請願の採択を行った自治体もあるようです。

 このように、全額助成に喜びを感じながらも、将来的なことを考えると、一部助成で継続を保証するほうが得策といえるかも知れません。あきらかに、時期によって子どもの命が左右されているので(もともと任意接種ですし、子どもの命を守るのは親の役目ですが)、少子化対策ができているとは言いがたいことになります。

 あと、今回の助成の告知が、尾鷲市のホームページにも掲載されることを早期に期待しています。
by owase874 | 2011-01-08 01:39 | 福祉とまちづくり

ヒブワクチンと小児用肺炎球菌ワクチン の助成対象者年齢が拡大される

 28日付のFAXが、福祉保健課健康長寿推進係より送られてきました。

 先の12月定例会で承認した「子宮頸がん等予防接種助成事業 1636万円」ですが、このうち、ヒブワクチンと、小児用肺炎球菌ワクチンの助成対象者年齢が引き上げられました。定例会中の生活文教常任委員会では、ヒブワクチンについては「生後2ヵ月~2歳未満」、小児用肺炎球菌ワクチンについては「生後2ヵ月~3歳未満」との説明でしたが、ともに「0~5歳未満」となりました。ヒブワクチンで1回約7千5百円、小児用肺炎球菌ワクチンで1回約9千円の費用がかかるので、引き上げは朗報です。

 これは、国の基準に合わせる形で変更されたのですが、三重県の12月補正予算で承認された「子宮頸がん等ワクチン接種緊急促進臨時特例交付金 16億4651万7千円」が根拠となっています。

 そこで、県議会の資料を見てみると(12月17日付けの提出予定議案より)、

◆子宮頸がん等ワクチン接種の現状
 子宮頸がん予防ワクチン、ヘモフィルスインフルエンザ菌b型ワクチン(ヒブワクチン)及び小児用肺炎球菌ワクチンは、いずれも世界保健機関(WHO)が全ての地域で接種を行うよう勧告しており、先進諸国では公費負担で予防接種を実施しているが、日本では法令外の任意接種に位置づけられ接種費用は自己負担となっている。平成22 年10 月6 日、予防接種部会(厚生労働省審議会の部会)は、3 種類のワクチンを法令上の定期接種に位置付け公費負担するよう提言している。

◆子宮頸がん等ワクチン接種緊急促進臨時特例交付金の概要
 国は、予防接種部会における提言や国際動向、疾病の重篤性等にかんがみ、これらワクチンの定期接種化に向けた検討を行うこととしている。またこれらワクチンの有効性や安全性は高く、国民も接種促進を求めていることから、国は子宮頸がん等ワクチン接種緊急促進臨時特例交付金を創設し、これを基に各都道府県において基金を造成、ワクチンの接種費用を助成する市町に対し財政支援を行うことでこれらワクチンの接種を緊急に促進する。

とありました。
 また、広報おわせ平成22年10月号の16ページには、子宮頸がんワクチンについて、詳しい説明が掲載されていました。

◆子宮頚がんワクチンについて(尾鷲総合病院 産婦人科部長 野村浩史)
 http://www.city.owase.lg.jp/cmsfiles/contents/0000005/5313/10_10_HP.pdf
※文中では、「対象となる年齢が制限されている」とあります。尾鷲市では、「中学1年生~高校1年生の女子」が助成対象者となっています。野村医師によれば、「25歳までは費用対効果があると言われている」とあったので、かなりの開きがあります。1回の接種費用が約1万5千円なので、助成は嬉しい限りですが、「尾鷲市独自」があってもいいかも知れません。

 今回の助成対象者年齢の引き上げにより、既決予算の範囲内で対応できれば問題はありませんが、対象者が増えることにより、予算不足が生じる可能性もあります(市町村は半額負担)。その場合、来年の3月定例会で、補正予算が計上される予定です。これらのワクチン接種は、日本においては後進国となっていただけに、多くの方に接種をしていただきたいと願っております。

 これらのワクチン接種は、将来の尾鷲市に繋がっていく費用なので、費用対効果は大きいはずです。しかし、今回の事業については、平成24年3月31日までの期間中の接種が対象なので、不妊治療にしてもそうですが、「尾鷲市独自」がもっとあっていいと感じる分野です。

◆不妊治療費助成補助事業
 http://www.city.owase.lg.jp/contents_detail.php?frmId=113
by owase874 | 2010-12-31 18:17 | 福祉とまちづくり

子育て支援の話

 昨日までに、一般質問が終了しました。

 そのなかで、濵中議員の一般質問も、興味深く聞かせていただきました。「次世代教育支援」と、「幼児教育」についてでした。私にも1歳数ヶ月の娘がいるので、身近な話しとして、やり取りを聞いていました。

 そのなかで、「三重県こども局(http://www.pref.mie.jp/D1KODOMO/index.shtm)」のことも出ていました。県内の子育て・子育ちの話題を提供している公的なサイトですが、民間での支援(http://www.jisedai.pref.mie.jp/member/area/d_seach.php)として、尾鷲市を検索すると、以下の団体が紹介されています。

 「ほんわかの会」、「エンゼルの会」、「おひさまの会」、「鷲ッ子mamaプロジェクト」、「特定非営利活動団体あいあい

の4つですが、私が率先市民の立場で関係している鷲ッ子mamaプロジェクトは、育児支援を目的としたサークルで(そのほか、ベビーマッサージの開催、ベビーサイン体験教室、通信の自主発行、育児情報誌との連携など)、尾鷲市外の育児サークルなどとも連携をしています。

 しかし、これら団体が、尾鷲市内で十分に理解されているかといえば、そうではない気もします。事務局などが、市役所内である団体もありますが、地元の社会福祉協議会と連携できているかといえば、そうではないとも耳にします。少なくとも、鷲ッ子mamaプロジェクトでいえば、市行政とも地元社協とも、相互の関係ではありません。もちろん、県行政では紹介されていても、県庁舎との相互関係はないままです。

 おそらく、こういったことが、尾鷲市内の育児支援における弱点だと感じています。どこに行っても、それなりの支援はあるのかもしれませんが、そのステージに立ってもらうだけの相互関係がないのです。おそらく、紹介されている4団体が、県や市や社協などと、連絡協議会などを開いたこともないでしょう。幼児教育を考えたとき、保育所や幼稚園を統括している尾鷲民生事業協会とも連携できていません。これが原因とはいえませんが、この尾鷲市でも、少ないとはいえ、待機児童がでている現状を考えると、育児支援のネットワーク化は、何かしらの解決案を見出せる気がするのです。

 こういった呼びかけは、地域の中間支援組織や、市民活動支援組織の役割にもなりますが、尾鷲市では認知度が低いことも事実です。これも手前味噌ですが、その組織も、私が率先市民の立場でこしらえてはいるのですが(東紀州コミュニティデザインセンターといいます)、尾鷲市では認知度が低すぎ、スタッフが手薄すぎます。なので、先頭を切って呼びかけまでできていない現状です。しかし、なんとかしたい気持ちはあります。このブログを読まれた関係者が、気軽に声をかけていただければ、育児支援のネットワーク会議を立ち上げることができると考えています。まずは、育児支援などで率先しているスタッフが集まってみることから始まる気がします。

 一般質問でも紹介されていましたが、「尾鷲子育て情報局(http://owasejoho.exblog.jp/)」も、リアルタイムで育児情報を提供しています。リアルも含めて、鷲ッ子mamaプロジェクトもお世話になっているのですが、こういった活動の裾野を広げる手立てを、行政が支援することも可能なはずです。もちろん、尾鷲市における育児支援のネットワーク化が進めば、よりリアルタイムに、多岐にわたる情報が提供できます。紙ベースでも用意できれば、それだけで、尾鷲市の育児支援には、県内外から視察がやってくると思います。そういうことを率先してやるだけのベースが、すでにできていると感じています。

 いまの状態は、私が関係している団体も含めて、個々が好き勝手にやっているだけに見えてしまっています。特定の人が集まって、どこにも入れない、入る手段がわからない親子を作っているかも知れません。情報がまとまらずに溢れているだけの状態なので、つくづくもったいない気がするのです。県に紹介されている団体は、NPO法人から任意団体まで幅が広く、育児支援についても、障がい者を含んだ活動もやっています。ここいらで連携することは、きっと大きな成果を見出せる気がします。

 尾鷲市の育児支援を考えていくとき、私の民間目線では、このように率先する団体が集まって、現状を共有し、課題を出し合って解決する道を探っていくことが、一番の近道と考えてしまいます。そこに、行政であれば何ができるか?、市の担当課なら何が?、県の担当部局なら何が?、あるいは、社協を含めた民間でできることは何があるのか?など、このような関わり方で、尾鷲市における公益の輪が拡がると考えます。これが、目指す住民自治にも繋がっていくのではないでしょうか?

 身近なことだけに、よけいに想像が膨らみました。

 あとは、動くだけですね。
by owase874 | 2010-12-08 22:48 | 福祉とまちづくり

長茂会地域交流運動会に参加して感じたこと

 6月2日に、第6回長茂会地域交流運動会がありました。

 毎回のことですが、長茂会職員の行動力とエンターテイメントには感心します。仕事の合間に練習していると聞いているので、ときには楽しむ以上の苦労もあるでしょうから、そういうことも含めて観覧させていただいています。

 尾鷲市の高齢化は、6月1日作成の人口統計では、65歳以上の高齢者は7,527名で、全体の35.4%となっています。4月の時点では、65歳以上の高齢者は7,529名で、全体の35.5%とでした。この人口比率が50%を超えると、限界集落と言われているので、これに相当する市内では、須賀利町の67.9%、九鬼町の60.0%、早田町の63.1%、小脇町の75.0%、名柄町の50.6%、三木里町の53.6%、古江町の62.9%、曽根町の61.0%となっています。また、55歳以下が9,728名と、全体の45.8%となり、55歳以上の方が50%を越えているので、準限界集落の基準を超えてしまっています。ちなみに、私と同年齢をみると、37歳は250名となっていました。

 このことからも、高齢化と老人福祉の施策の充実は、まさに官民協働で進めていかなければなりませんが、老人福祉にかかる予算や費用の自治体負担だけでなく、一般家庭における負担増なども、避けては通れない懸案事項となっています。高齢化と比例する少子化のこともあり、少なくても乳幼児をはじめとする子どもの育児や教育もあるので、そのバランスと舵取りは、地方自治体の手腕にかかっています。

 長茂会では、若い世代の職員も多いので、若者の地元雇用の面でも大きく貢献しています。施設に必要な資材・食材の調達も、積極的に地元よりおこなっているので、地域への貢献度も大きいはずです。民間企業であるからこその、見習うべき点も多いと感じるので、行政をはじめ、関連する組織や企業などが、緩やかに連携とネットワークを組んでいくことが、今後の地域福祉には必要なんだろうと感じるところです。

 住んでいる全ての住民への地域福祉の充実が、住民の幸福度を高める要因であることに間違いはありません。
by owase874 | 2010-06-06 12:20 | 福祉とまちづくり

諦条事務長との懇談会

 生活文教常任委員会がありました。

 今年度より、尾鷲総合病院事務長として招へいされた、諦条正氏との懇談会でした。尾鷲総合病院に熱い思い入れがあるとのことで、かなりの自信と、将来を見据えている発言が相次ぎました。長らく病院事務に携わっており、また議員という立場からも、直接的な病院運営について注文をつけることはありませんが、言葉にだした改革が、展望通りに進むように期待しています。

 尾鷲総合病院についての感想を述べられていましたが、「高度な医療機器が多いが、医療環境の整備がされていない」、「病院職員の危機感が薄い」、「自分たちの病院の素晴らしさが理解し切れていない」などが印象的でした。また、「チーム医療で医師の負担を軽減させる」、「医局秘書を登用させる」、「患者の医療相談コーナーを設置する」、「地域との連携を図る」など、病院改革案の構想も聞きました。インターネットによる情報発信にも力を入れるということで、これはぜひやっていただきたい内容でした。

 ただし、電子カルテなど、多額の費用が予想される導入については、「財政的な再建が優先されるべき」と否定的な意見でした。以前には、岩田市長からも「直近の検討にない」とのことだったので、しばらくは電子カルテなどの導入の見込みは無いようです。このことについては、私の質問が一蹴(一笑というべきか)されてしまいました。

 何しろ、大きな自信をもっていますので、それ以上もこれ以下もありません。数年のうちに、財政的な負担が軽減され、地域に必要不可欠な尾鷲総合病院として確立されれば、諦条事務長の改革が最良であったと評価するのみです。そのためには、議員としての振る舞いが足かせにならないようにするだけですが、予算を審査する立場であることと、住民のニーズを受け止めやすい立場であることは、十分に生かしたいと考えています。

 まずは、就任40日目の抱負を聞いた懇談会でした。
by owase874 | 2010-05-10 14:36 | 福祉とまちづくり

本とあそぼう「全国訪問おはなし隊」が尾鷲に来ました

 3月定例会が続いています。
 のちほど、常任委員会の考察をします。

 常任委員会の傍聴にいくと、尾鷲市体育文化会館前に、本とあそぼう「全国訪問おはなし隊」の車両が停まっていました。
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カラフルな車両


 周りがにぎやかなのと、ちょっと前にインターネットで存在を見ていたこともあって、近くまで行ってみました。ちょうど、尾鷲市立図書館が、第1木曜日の10時~11時に開催している「おはなしだっこ」で、私の長女もお世話になっている職員がいて、「(メディアの)記事で知って、申し込んだら来てくれたんです。」とのことでした。
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尾鷲幼稚園児


 尾鷲幼稚園の園児が招待されていて、おもいおもいに、気になる絵本を手にとっていました。この事業は、講談社の90周年記念事業として、1999年7月にスタートしました。本と育児をテーマに、「子どもに読み聞かせを」、「子どもに絵本を」、「親子で絵本を」との思いが込められています。尾鷲市図書館でも、長女のような0歳児でも興味をひくような絵本があって、妻が定期的にレンタルしていますが、本の読み聞かせは、私も興味を持っている育児方法のひとつです。

 事前申し込みですが、無料で訪問してくれる事業なので、このような取り組みをめざとく見つけてくるのは、職員の関心の高さの賜物です。子どもにとっても、カラフルな車両や絵本という媒体で、きっと興奮冷めやらぬ状態かも知れませんが、よい刺激の中で絵本と親しむことができたでしょう。

 とかく、尾鷲市は、行政主導型の育児支援や、子育て支援ばかりの現状ですが、このような機会を積極的にうっていることは嬉しいことです。手前味噌ですが、明日の午後に、私の妻や、ともに市民活動している仲間たちが、尾鷲で初めてのベビーマッサージ体験教室を開催します。残念ながら、今回は、積極的な公的機関の支援は得られませんでしたが、ぜひともこれらの関係者には、見学に来ていただきたいものです。

 住みよい暮らしよいまちは、子どもがそう感じる環境であることだと、とくに強く感じているところです。
by owase874 | 2010-03-15 23:38 | 福祉とまちづくり

やきやまふぁーむのシイタケを食べることで

 生活文教常任委員会の管内視察で、三木里町の株式会社やきやまふぁーむへ行ってきました。
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作業場は海岸側


 この会社は、就労継続支援A型事業所という指定を受けており、昨年の12月23日に開所式を行いました。このときは、先約があって欠席していたので、願ったり叶ったりの視察先でした。
 この就労継続支援A型事業所とは、「障害者自立支援法に基づく訓練等給付を受けて、障害者が自立した日常生活又は社会生活を営むことができるよう、雇用して就労の機会を提供するとともに、その知識及び能力の向上のために必要な訓練や職場実習を行う施設」となっています。障がい者を正規雇用し、この施設を通じて、一般就労に必要な知識や能力が高まった場合は、一般就労への移行に向けた支援を行う中間支援所のような役割を持っています。
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工場は沓川上流


 創業は昨年の7月17日で、同年8月28日には、東紀州地域力再生雇用支援事業委託に係る企画提案コンペにおいても、委託先事業者に決定されています。さらに、同年12月1日には、三重県により、障害者自立支援法の規定による指定障害福祉サービス事業者の指定を受けています。
 この就労継続支援A型事業所を調べて、全国調査における平成18年度と平成20年度の実績を比較してみましたが、以下がその比較実績になります。
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厚労省より


 施設数が格段に増えているのに対して、月額の賃金が大幅に下落している現状がわかります。やきやまふぁーむでも、雇用やビジネスとしての話を聞かせていただきましたが、推測するに、施設数は増えても、そこで就業するだけの事業収益があがっていない状況です。そのため、最低賃金で雇用するしかない現実があるのですが、障がい者の雇用自体を継続できるような支援を考えることも大切です。
 そのために私たち市民でできることは、販売されるシイタケを購入することからで、やきやまふぁーむで生産されるシイタケは、地元スーパーである「主婦の店系列」で購入することができます。私も購入して帰りましたが、1パックにシイタケが6つほど入って158円ほどでした。特売日でもあったのですが、「障がい者が生産し、自立をめざしている」ことが購入側に賛同される環境であれば、この部分に付加価値をつけてもよいのではとも感じました(写真は後日、撮影前に妻にすべて調理されてました)。
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菌床は1万個!


 やきやまふぁーむでは、20名の募集に対して、15名が雇用されていますが、作業場の休憩室には、「誓いの言葉」が張り出されていました。障がい者が自立するためには、この施設だけでは全てを請け負うことは不可能です。地域はもとより、自治体として障がい者をどのように位置づけるかなので、やきやまファームがこれからやろうとしていることを、議員としても支援していかなければ感じました。
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誓いの言葉


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手作業でパック詰め


 障がい者の雇用以外では、2名の職業指導員や生活指導員がいるので、「これにかかる賃金が助成されているのがありがたい。」とのことでしたので、ここが支援の先ではないかと考えたところです。本当の意味で、自立ができ、自立支援ができればいいのですが、この地域における障がい者を考えていく可能性の一つとして、これからも着目していきたいと考えています。
by owase874 | 2010-02-11 13:38 | 福祉とまちづくり

尾鷲市老人クラブ連合会との懇談会

 22日(金)の10時から、尾鷲市老人クラブ連合会との懇談会がありました。

 連合会長の上村隼右(中陽会)さんをはじめ、17名の会員が集まって、われわれ生活文京常任委員会の委員と懇談しました。懇談会の議題が、「尾鷲市政全般について」だったので、幅広い意見や要望が寄せられました。

 連合会の構成を聞きましたが、65歳以上の高齢者7,451名(尾鷲市の人口の34%)のうち、会員は2,131名(H21年4月現在)とのことでした。連合会に加盟している老人会33団体の構成では、会員100人以上の老人会が3団体、75人以上100人未満が7団体、50人以上75人未満が11団体、50人未満が12団体となっています。上村会長からも、「年々構成人数が少なくなっている。5,312名の方は、どの老人会にも所属していない。」とありました。連合会の平均年齢が78.9歳とも聞いたので、「老人会に入るほどの「老人」でないと自負している高齢者が多いのかな。」とも感じました。確かに、高齢者社会になり、70歳と聞いても、「じいちゃん(ばあちゃん)」とは言えないような元気な方が多くなっているのを感じます。

 懇談会では、市長対話会での要望をはじめ、多くの意見をいただいたので、書き留めておいた内容を箇条書きにしてみます。

 ・八幡大橋から紀望通りにかけての歩道のブロックにつまづく
 ・尾鷲漁協周辺におけるカラス・カモメ・サギの糞害
 ・道路沿いの邪魔な街路樹の撤去
 ・北川沿いの花壇の草刈や手入れのサポート
 ・老人会で刈り取った草の搬出トラブルの解消
 ・尾鷲総合病院の待ち時間が長い
 ・市内バス料金を無料化
 ・旧須賀利小学校の校庭が草ボウボウ
 ・旧古江小学校のグランド利用
 ・おわせ海洋深層水の宅配
 ・市営グランドの改修、テニスコートの移設
 ・公共施設の改修や改善
 ・後期高齢者への不安
 ・矢浜ガンガラキのグランドゴルフ場整備について
 ・鳥獣害の駆除
 ・瀬木山ホールの利用無料化

 まだまだあったと記憶していますが、これらの中から、議会として対応できるものは、委員会からも要望することになりました。また、対応できないことは、対応できる関係機関や部署への申し送りも約束したところです。
by owase874 | 2010-01-23 22:56 | 福祉とまちづくり

新型インフルエンザに対する補正予算の専決処分など

 昨日の午後より、生活文教常任委員会がありました。

 福祉保険課より説明があり、尾鷲市一般会計補正予算(第8号)における専決処分のうち、新型インフルエンザ費用軽減事業についての説明がありました。

 この事業は、今月初めに、各家庭に配布された広報おわせの中にも封入されていましたが(4ページの青い冊子)、新型インフルエンザワクチン接種における、生活保護世帯や市民税非課税世帯の方への助成になります。
 尾鷲市では、約2800人余りの方が対象で、内訳は、生活保護世帯が148人、市民税非課税世帯が2,642人となっております。この事業の総予算は、1520万4322円になります。

 接種費用については、1回目が3,600円で、2回目が2,550円となっており、市内では17ヶ所の医療機関で接種できます。この費用の助成については、事前に申し込みが必要で、審査によって認められた場合は、「新型インフルエンザワクチン接種費用助成券」が郵送されるそうです。また、申請については、各出張所でも受付しております(ただし、受付は11月10日より)。

 また、報告事項として、生活保護事業と子育て応援特別手当事業について説明がありました。生活保護事業における母子加算の復活については、3世帯が対象となっており(うち、1世帯は父子世帯)、平成21年12月より復活することになります。

 一方、教育委員会からの報告では、新型インフルエンザにおける小中学校の現状について説明がありました。市内の小中学校では、114名の欠席者のうち、38名が新型インフルエンザもしくはその疑いがあると診断されており、休校や学級閉鎖が続いております。しばらく続きそうな様子でしたが、うがいや手洗いの励行など、防ぐ手立てがあっても、なかなか実践されていない現実も、患者数の増加の原因であるようです。

 特に、管轄が違いますが、尾鷲高校での患者数が県内でも突出しており(報告上では、県内の教育施設での発症が県内トップ)、712名の生徒数のうち、228名の患者がおり、うち128名の欠席の73名が新型インフルエンザと診断されています。あまりにも突出しているので、その原因から次への対応を考える必要もありそうですが、これが兄弟姉妹を通じて、市内の児童生徒にも感染が拡大していると考えられます。

 このあと、尾鷲中学校に学校訪問に行きましたが、その話題はページを変えます。
by owase874 | 2009-11-07 00:39 | 福祉とまちづくり

公立宍粟総合病院の苦労と現実

 2日目の視察先は、兵庫県宍粟市でした。

 前日の夕方に宍粟市入りしましたが、このまちは、平成17年4月に4つの町が合併してできた、人口4万3千人余りの市です。その中心となっている山崎町に滞在し、その晩に市内を散策しました。
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商店街通り


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八幡神社


 いただいたパンフレットを見ても、寺社が多く、史跡や自然が観光資源といったところです。歴史的にも、奈良時代の播磨国風土記に記載があるなど、奥ゆかしいまちになります。しかし、人口は4万人を超え、合併によってできた宍粟市役所は、免震構造の立派な5階建てでした。 
 そこに位置する、公立宍粟総合病院は、2007年1月に、「日本医療機能評価機構」病院機能評価Ver.5.0の認定を受けた病院施設になります(くわしくはこちら)。
 この認定は、病院施設におけるフューエルセーフであり、「連続的な安全性とケアの質を、国民の医療および関連サービスを通じて提供されるサービスの改善について、医療機関のサポート能力を改善する」ための第三者機構の認定制度になります。
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その認定書


 今回の視察は、この認定制度を取得するに至った点や、病院経営の効率化のために、電子カルテや医用画像配信システムの導入をした経緯の調査でした。山﨑院長や病院事務長のひたむきな努力の話を聞きましたが、この病院でも、医師不足や看護師の確保などに頭を悩ませていました。また、外来や入院の患者数も減少しており、「経営は順風満帆ではない。」との言葉が切実でした。
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前方右の白衣が院長


 このことからも、公立宍粟総合病院は、現状でできる限りの経営努力をしていました。院長の手腕もそうですが、何よりも病院事務長の企業を管理運営する者としての覚悟にも感服したところです。ここまで改革や開拓をやっているのに、慢性的な経営難が襲ってくる現実は、もはや地方自治体ではまかないきれない、国の施策の失敗としか言いようがありません。

 一方、尾鷲総合病院では、毎年多額の赤字を計上し、同じような苦悩をしています。しかし、電子カルテも医用画像配信システムもなく、職員のタイムカードすら導入されておりません。なんの努力もしていないとは言いませんが、「まだできる」余地は多分にあるように感じたところです。
 毎年のように赤字が計上され、市からの補填を認めている私たち議会にも責任は大きいのですが、まずは病院側の経営努力も必要で、それをしなければならない現実があります。個人的には、尾鷲市にはなくてはならない病院であるためには、 救急患者の受け入れ態勢と対応の充実化を図ることと、経営の効率化が頭に浮かびますが、せめてホームページくらいは充実するか、更新できないのであれば、もう少し簡素のままにしておいたほうがよい気がします(尾鷲総合病院の公式サイトはここ)。ちなみに、非公式サイトもあってさらにわかり難いです(ここ)。
by owase874 | 2009-10-29 11:46 | 福祉とまちづくり


市民活動の延長線上に、市民目線の政治があると考えています。


by kumano874

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ご挨拶とブログの概要

当ブログに来ていただきありがとうございます。私が政治に関心をもったのは、災害現場でボランティアとして活動しているときに、どうしても市民活動・NPO活動だけでは届かない声があると感じてからです。1995年の、阪神淡路大震災のときです。それ以降、政策提言できる市民活動を合言葉に、さまざまなことを実践しています(市民派向けのブログもあります。こちらCafe_CReAM モノ語り)。


これまでの思いが実現したのが、2006年11月から、2期6年半在職した尾鷲市議会議員でした。3期目の挑戦には苦杯しましたが、貴重な実体験をさせていただき、条例の制定を中心にした議会改革や、市民活動で培った政策提言を直接できる立場として、負託の重さを実感することができました。

また、尾鷲市議として負託をいただいてからは、この地域ではいち早く、議員活動をお知らせする手段の一つとして、このブログを活用しました。当時のことも含め、日々私が何を感じ、何を考えているかを綴る活動報告にもなっています。なお、2014年5月1日からは、三重県熊野市議会議員として、あらたな1歩を踏み出します。

ときには辛口の意見もありますが、東紀州における公益や市民益を考える一人の意見として読んでいただければ幸いです。

質問や批評など、ご意見がございましたら、下記宛にお願いします。何かしらの方法で、きちんと対応させていただきます。ただし、ブログのコメントには、できる限り返答をいたしますが、端無自身の裁量になることをお許し下さい。

◆ブログ管理者
 未来874事務室
 熊野市飛鳥町佐渡462番地
 0597-84-1033
 kurage874@cream.plala.or.jp 

なお、たくさんの意見や考えをお聞かせ願いたいので、直接にお会いすることも可能です。日程調整などしますので、その旨をお伝え下さい。

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