カテゴリ:端無の一般質問( 28 )

中間支援を目的とした、市民活動センターの必要性

 この表題の内容で、一般質問を2回したことになります。

 前回、12月定例会のときは、その必要性を、事例とともに訴えたのですが、これには、伊藤市長自らも、下記の発言で応えています。

「まちづくり団体や地域団体など、すべての市民活動団体と連携をとりきれていないのが現状であり、行政との連携手段の構築が求められているものと認識をいたしております。…(省略)…まちづくり活動の支援及びボランティアのサポートを行うとともに、イベント間の調整や各種の補助金・助成金制度の紹介などもあわせて行い、市民活動団体と行政との中間支援機能を持つサポートセンターの構築を検討していきたいと考えております。」

 また、これを後押しする内容の発言も、後段でしていました。

「まちづくりで活動する団体は点のラインで止まっている…(省略)…ネットワークを張るところまで至っていないのというのが、大きな課題…(省略)…中間支援サービスのセンターができれば、…(省略)…ネットワークを結ぶための非常に重要なキーワードになる」

 このとき、私の分析では、「伊藤市長は、この地域の状況を理解した上で、中間支援の必要性や、それを担う組織体の必要性を認識している」でした。しかし、それをどのようにして構築していくのかが、「前向きに検討する」で、寄り切られてしましました。そこまで詰めきる技量が、あのときの私にはありませんでした。

 今回の一般質問では、この構築の可否についても問いたいとの考えから、もう少し担当課からの必要性の声も引き出せたらと考えていました。そのために、現状としての、担当課の活動実態の説明を求めたのですが、予測通り、「人員不足、活動が多岐に渡っている、全てを把握できていないのが実情、窓口が一本化されていない」との意見を引き出せました。これは、担当課の怠慢ではなく、まちづくりに参画する市民が増えてきたために、それを公平に処理する能力に限界が来ていると、受けて取れる発言でした。

 まちかどHOTセンターや、地域コミュニティー係の対応能力が超えている状況であれば、それを補完あるいは協働する意味でも、「中間支援する市民活動センター」は必要であり、あらためて、その発言を元に伊藤市長にもその必要性を迫ることができました。

 しかし、尾鷲観光物産協会がその一つを担えるものと期待していると、必要性を論じながらも、補足的な役割として、尾鷲観光物産協会での一事業ととらえている発言にも聞こえましたので、観光を担う場所で、人づくりはできないのでは?との投げかけをしたところです。それは、観光を支えていくのは市民であり、市民と行政の架け橋をつくることが、観光の発展にも繋がるので、あらかじめ観光に組み入れるものではない、という私の考えでもあります。

 私の一般質問は、ここで終結したわけですが、あとで先輩議員からも、「あと一歩詰めきらな」と言われてしまいました。確かに、伊藤市長も担当課も、必要性を認識しているので、あとはそれをどう形にしていくかになります。その形の形成の仕方まで、こちらの意図する方向に導いていくことができたはずでした。

 それでも、今回の一般質問で、あらたに引き出せたことがありましたので、観光交流元年の”交流”にも、重点をおいた政策が展開されることに期待することができました。また、その方向性についても、伊藤市長のみならず、担当課にも進言していきたいと考えています。
by owase874 | 2007-06-16 16:01 | 端無の一般質問

私の一般質問、「あるがままの尾鷲、何もないもののよさ」

 本日、一般質問に登壇しました。冒頭での発言内容を掲載します。

「通告にしたがいまして、一般質問をさせていただきます。

私の質問内容は、「市民との協働を念頭においた、観光まちづくりの現状と提案」です。
今回における先輩議員の一般質問においても、伊藤市長が声を大にして推し進めている「観光交流元年」について、いくつかの質問や提案がありました。このあと、最後のトリを努めていただく浜中議員においても、観光につながる質問がされることと予想されますが、それだけ、伊藤市長の言葉には、一般市民はもとより、市議会議員も大変な関心を寄せている証しでもあります。

そこで、私がはじめにお聞きしたいことは、「観光交流元年」との言葉の裏には、「夢古道おわせや三重県立熊野古道センター、おわせ海洋深層水のアクアステーション、来年度に竣工予定の海洋深層水を活用した温浴施設」など、箱物としてのハード面の整備を強調されているわけでありますが、はたしてこれだけの建物だけで、観光客は来るのでしょうか?それを強調あるいは補完するための、「熊野古道伊勢路やこの地域の勇壮な自然」も、観光を担うツールになりますが、はたしてこれだけで、観光客は大挙としてやってくるのでしょうか?

一方、まちの中に目を向けると、大正・昭和の歴史ある建物が放置され、空き家となり、朽ちるのを待つだけというところもあります。また、実際に生活している建物も、居住性や耐震化などの不安にかられています。最近、老舗と呼べる旅館が、長い歴史に幕を下ろしました。観光の目玉と言われる、新しい建物ができている反面、尾鷲の景観をつくりだしている歴史がなくなりつつあります。このまま今の状態が進めば、熊野古道の峠と峠をつなぐまちなかは、ニギワイの中心となるはずの商店街通りのかげりとともに、ノスタルジーも尾鷲らしさもないものになってしまいかねません。違いますか?

私が経営するカフェには、「尾鷲のまちを見に来たんです」、「尾鷲の路地を歩いてみたくて」などというお客が、県内外からやってきます。できれば尾鷲の暮らしを感じたいということで、家に泊まっていただいたこともあります。こういった人たちは、ごくわずかかも知れませんが、確実に尾鷲のまちのとりこになり、リピーターとして再び尾鷲にやってきます。実際、そのなかには、移住を考えている人もいます。この人たちが口々に言うのは、「尾鷲のまちなかのこの感じは、いつまでもつづいて欲しいね」です。この人たちは、「あるがままの尾鷲、何もないもののよさ」を知っているのです。

ここに、伊藤市長の言う、「観光交流元年の“交流”」が、キーワードになると考えているのですが、この「交流」には、この地域の人と、外部からやってくる人との「交流」があると捉えてよろしいのですよね?そうであれば、私も考えている、「この地域の観光を支えるのは、この地域の人であって、真新しい箱物や大自然は、そのためのツールでしかない」という捉えになるのですが、それでよろしかったでしょうか?

あらためてになりますが、「伊藤市長の考えておられる、この地域での観光とは?」にお答えいただけるでしょうか?

また、伊藤市長の号令の下、これに呼応した形で、「観光」をキーワードに各担当課も活動しておりますが、具体的に何をしているのかを、担当課が取り組んでいる実践例や、本年度の目標、進捗具合の説明を求めます。できましたら、地域コミュニティとHOTセンターでの取り組みについてお聞かせ願いたいです。

昨日登壇した三鬼議員とのやり取りの中で、この地域の観光に結びつく様々な事例、曾我蕭白(そが しょうはく)や土井子どもくらし館などの話のときですが、伊藤市長の回答で、「ハードはできた、あとはソフト面のシステムづくり」といった話がありました。そのソフト面のシステム作りが、私が前回において提案した、「中間支援の仕組みづくり」であれば、今回の私の一般質問は、効率よくゴールに近づくことになるのですが、この中間支援を担う場所としての、市民活動センターの必要性も、あらためて提案させていただきますので、前回言われた「前向きな検討」ではなく、具体的な進捗について議論されることを期待しております。

尾鷲のまちが、手探りの状態から、方向性を持った観光まちづくりにシフトしていることは、伊藤市長の言葉からも明確ですが、以上の質問の回答を、伊藤市長に求めさせていただいて、壇上からの質問といたします。よろしくお願いします。」

 直前に言い回しを変えたところや、発言しているうちに、変わっていた部分もありますが、約8分程度の発言になりました。

 この質問に対しての回答は、のちほど。
by owase874 | 2007-06-15 16:04 | 端無の一般質問

初めての一般質問

 昨日は、初めての一般質問に挑みました。

 80分の持ち時間のうち、27分を残してしまいました。時間よりも内容ですが、ちょうどお昼時間の12時に差し掛かったので、少し気にしてしまいました。

 登壇してから、ダイジェスト版の内容を、30分ほどかけて話しました。その前には、短く所信表明もさせていただきました。その内容は、「多くの市民の負託を受けた新人議員として、恥をかくことはあっても、恥ずかしくない活動をしてまいりたいと考えております。あらゆる可能性を失っていない尾鷲のまちを、皆さまと共によい方向に導いていこうと決意しておりますので、よろしくお願いいたします。」でした。

 嬉しかったのは、応援してくれた仲間たちが、僕の一般質問を聴聞してくれたことです。こうして、少しずつでも、議会に足を運んでくれる市民が増えると、よいなと思います。

 初めての一般質問でしたが、今まで自分が経験したことを、今度は議員として挑戦していくことを、所信表明の延長線で言えたことは、大きかったように思います。執行部をはじめとする市行政とも、協働の精神でやっていかなければ、市民益を考えた政治にはなりません。そこに、多くの市民が参加することにより、きっと尾鷲は、持てる誇りを取り戻せる、または、今まで以上の誇りを持てる町になると信じて止みません。

 いかに市行政の気持ちを動かすことができるか、今後の課題になりそうです。多くの市行政職員と、ディスカッションしたいと考えています。


※一般質問の最初の発言内容の文書を、カフエクリームにて公開しています。ご自由にご覧いただけます。また、今後、発行する予定の議会報告新聞にも、掲載させていただきます。
by owase874 | 2006-12-14 01:29 | 端無の一般質問

一般質問のダイジェスト版

一般質問のダイジェスト版になります。

1.尾鷲市減災情報サービスの提案について
e0105019_0314036.jpg


2.協働を念頭においた中間支援サービスの提案について
e0105019_0315114.jpg

これをもとに、一般質問に挑みます。
by owase874 | 2006-12-13 00:32 | 端無の一般質問

一般質問の通告書を提出する。

 本日正午が締め切りでしたので、10時半過ぎに議会事務局に提出しました。

 一般質問は、質疑も同様ですが、事前に”通告書”の提出が義務付けられています。事前に、何を質問するのかを伝えておくことで、執行部とのやり取りを、スムーズに引き出すことができます。一般質問は、執行部や行政の粗探しや揚げ足取りをするのではなく、相互に市民益を考えた上での議論となっています。

 今回、私が予定している2件の一般質問は、一問一答方式で行われ、持ち時間は約80分になります。最初で要領が掴めていないので、時間をきっちりと使い切ることは難しそうですが、今まで体験や経験してきたことを、市民の視線で議論できればと考えています。

 一般質問の希望者は、12時に順番を決めるくじ引きが行われ、私は、13日の午前中2番目となりました。一般質問は、12日と13日の両日行われ、6人の議員が登壇することになります。

 今日から、具体的なシナリオづくりに入ります。
by owase874 | 2006-12-08 12:59 | 端無の一般質問

一般質問に備えて事前に勉強する

 午前中は、自宅でパソコンに向っていました。一般質問のダイジェスト版を作成していたのですが、要領がつかめていないので、この作業が有効かどうかは分からないのが本音です。しかし、求められれば、「このように考えて提案します」と渡せます。

 午後からは、議会事務局に顔を出し、議員図書館で再び勉強です。過去の資料や尾鷲市に関する資料が置かれているので、今まで知らなかったことも学ぶことができます。昨日、目を通した議事録も、改めて関係しそうな一般質問を研究しましたが、必ずしもこの質問が、市政に反映されていないことも多く、将来を見据えることも必要だと感じました。

 今日は、先輩議員にもコツを聞くことができたので、明日の提出にも自信が持てました。

◆一般質問のテーマ
 ・防災に関すること…尾鷲市減災情報サービスの提案について
 ・まちづくりに関すること…協働を念頭においた中間支援サービスの提案について
by owase874 | 2006-12-08 00:41 | 端無の一般質問

一般質問に備えて事前に勉強する

 一般質問は、大きく2つのテーマで考えています。

 なにぶん初めてのことで、先輩議員に教わりながら、議会事務局にも問い合わせしています。今日は、午後から議会図書館に足を運んで、過去の一般質問の議事録に目を通しました。

 3年分を読みましたが、僕のテーマに近いものが数人の議員より数回ありました。しかし、自分が経験と体験した上でのテーマ設定なので、切り口が違うように感じました。少しばかり自信が持てました。だからといって、楽観できるものでもないし、謙虚に丁寧に、わかりやすく質問したいと考えているので、最終的には提案型になる見込みです。

 多くの資料を集めて、その中から、答えを導くのが自分のやり方なので、少ない時間ですが、資料集めに奔走しています。できれば、早いうちに骨子ができれば、行政の担当や先輩議員にも教えを請いたいと考えています。

 明日も、休会で時間があるので、出向いて勉強する予定です。


◆一般質問の大きなテーマ(予定)
 ・防災に関すること…市民サービスへの提案
 ・まちづくりに関すること…中間支援と協働をテーマにした提案
by owase874 | 2006-12-07 01:18 | 端無の一般質問

一般質問に備えて事前に勉強する

 議会での一般質問は、まずは防災関係でと考えています。初めての一般質問なので、先輩議員にも、指導を受けたい気持ちがありますが、まずは自分で調べてみることにしています。もう少し、骨子が出来たら、誰かに聞いてみようと考えています。

 全員協議会の後に、防災センターに出向き、担当職員に現状の説明を受けました。防災無線の話と、今後の取り組みを聞きました。市長公室の職員も居合わせたので、多角的な現状を知ることが出来ました。最初にしては、収穫がありましたが、議員として考えるところもありました。

 尾鷲市の現状と、他の地域での現状や取り組みを調べていき、尾鷲市の総合計画とも照らし合わせながら、一般質問に挑みたいと思います。市民益を考えたきっかけづくりも、議員の仕事だと考えています。
by owase874 | 2006-12-02 00:58 | 端無の一般質問


市民活動の延長線上に、市民目線の政治があると考えています。


by kumano874

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ご挨拶とブログの概要

当ブログに来ていただきありがとうございます。私が政治に関心をもったのは、災害現場でボランティアとして活動しているときに、どうしても市民活動・NPO活動だけでは届かない声があると感じてからです。1995年の、阪神淡路大震災のときです。それ以降、政策提言できる市民活動を合言葉に、さまざまなことを実践しています(市民派向けのブログもあります。こちらCafe_CReAM モノ語り)。


これまでの思いが実現したのが、2006年11月から、2期6年半在職した尾鷲市議会議員でした。3期目の挑戦には苦杯しましたが、貴重な実体験をさせていただき、条例の制定を中心にした議会改革や、市民活動で培った政策提言を直接できる立場として、負託の重さを実感することができました。

また、尾鷲市議として負託をいただいてからは、この地域ではいち早く、議員活動をお知らせする手段の一つとして、このブログを活用しました。当時のことも含め、日々私が何を感じ、何を考えているかを綴る活動報告にもなっています。なお、2014年5月1日からは、三重県熊野市議会議員として、あらたな1歩を踏み出します。

ときには辛口の意見もありますが、東紀州における公益や市民益を考える一人の意見として読んでいただければ幸いです。

質問や批評など、ご意見がございましたら、下記宛にお願いします。何かしらの方法で、きちんと対応させていただきます。ただし、ブログのコメントには、できる限り返答をいたしますが、端無自身の裁量になることをお許し下さい。

◆ブログ管理者
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