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議員の大勢は辞職を勧告、しかし市長は続投を表明

 今日の午後は、全員協議会でした。

 中川悪臭問題などの報告のあと(生活文教常任委員会の報告なので割愛)、市長に対する訴訟問題の進捗状況を聞きました。勝訴を明言する市長に対し、あくまで裁判長の判断と、諭される場面もありました。個人への訴えを取り下げての訴訟には、私自身も違和感を感じる気持ちがあります。しかし、それを被告人となっている市長が飛び越えて発言することには、「税金投入されて裁判している現実を見ても、今は推移を見守りましょう」との考えです。

 4つ目の議題である、奥田市長の税理士法違反問題は、全15名の議員のうち、議長・副議長を含めた14名が発言した形となりました。14名の発言はさまざまでしたが、共通していたのは、奥田市長に対する辞職勧告と言っていい内容でした。私もその一人として発言しましたが、奥田市長からは、「反省はしているが、(自らの)処分や進退は司直の判断に従う」との答弁に終始しました。

 それもひとつの反省ですが、自治体トップが書類送検され、自ら税理士法違反の事実を認めている中で、自らの処分も進退も、司直の判断が出てからとなれば、それまでの奥田市長は、どのように部下である職員に振る舞い、市政を管理運営していくのかなどの大きな疑問が残ります。

 私が質問した内容とやりとりは、次の通りです。

 Q.市長選に立候補時、選管(選挙管理委員会)には「兼業について問題ない」と言われていたと発言しているが、税理士法まで確認する義務は選管にはなく、判断はあくまで個人の責任ではないか?

 この議題の前段で、選管の判断について議長が発言してたので、確認の意味で議長に問うた結果、「その判断は立候補者側にある」とのことでした。これですと、奥田市長が言っている「選管には兼業を認められていた」と言うような受け取り方をできる発言はできなくなります。本人も確認を怠ったと言っているので、選管の判断は言い訳にはなりません。

 Q.尾鷲税務署管内で、税理士法違反となる兼業が禁止されていた税務上の仕事はしていたのか?

 奥田市長自らの発言で、「管内でも仕事をしていた」とのことでした。そのときに、税務処理された書類(申告書など)を、尾鷲市役所内の税務課に提出していたことになりますが、「市長の身であるのに、税理士としての仕事の書類を、部下である職員に渡したときの心境は?または、職員がどのような感情を持つと考えなかったのか?」と聞きました。このときの返答はあいまいでしたが、のちの発言の中で、「管内(尾鷲市内)で税理士としての業務をしていたが、癒着などは決してしてしていない」とありました。まさに、これが税理士法で禁止されている市長職との兼業であり、奥田市長が賢明に仕事をしていたとしても、第三者が見る目は違う場合もあるし、職員が受ける印象は、「市長が提出してきたものだから…」であったかも知れません。

 この点をみても、市議会議員時代の奥田市長がもっとも嫌っていたことであり、前市長に対して言葉を荒げて詰問していたはずです。相手が癒着がないと言っても、批判と追求の姿勢であっただけに、立場が変わるとこれほどまにトーンダウンするのかと、なかばあきれてしまいました。だからこそ、その認識の甘さが書類送検に繋がっており、私が辞職によって市民の判断を問うことはできないのか?と詰め寄った場面でもあります。

 Q.現状で、市長と職員の橋渡しもしている総務課長に、この件の心境など聞かせていただきたい。他の職員も含めて、どのように感じていると捉えているのか?

 この質問には、議員の中からも、「市長を前に言えない質問だよ」との声もありましたが、その通り、「コメントを差し控えさせていただきます」との返答でした。しかし、これが職員の気持ちであり、その声の代弁もしているつもりでした。少し強引過ぎると、私自身も考えながらでしたが、奥田市長になってから、職員に対して処分を科したことがあるはずです。そう言えば、就任当初の発言の中でも、「(奥田市長本人の)体調を壊すくらいに職員を怒ってしまった」と言っていた記憶もあります。

 自治体のトップであるだけでなく、職員を抱える職責にいる人間が、自分の不祥事には甘いとなれば、今後の市政運営に支障が出るのではとも考えてしまいます。これは、いくら本人が大丈夫と言っても、とうてい信じることができかねます。このときの全協でも、奥田市長の背後に控えていた職員たちが、職務であったは言え、関係する法律や規律集をめくりながら、議員の質問に追われていました。しかし、本来はしなくてよい作業であるだけに、自らの不祥事が引き起こした対応(処分)だけでも、自らの言葉と行動で発言してほしかったです。

 以上の質問をしましたが、奥田市長の判断は翻ることはなく、これ以上の質問は必要なくなりました。その代わりに、「奥田市長の考えが変わらないとなれば、(辞職するべきだと考える)私ができることは、市長に対する不信任決議です。この決議には、他の議員のこともありますが、私も尾鷲市民の負託を受けた議員としてここにいる以上、市民の将来や未来を考えると、一刻も早く辞職していただくためには、そのひとりとなることを宣言しておきます。これ以上、尾鷲市を停滞させるわけには行きません。」と発言し、私の質問を終わらせました。

・・・

 奥田市長にとっては、ほぼ全ての議員から指摘を受け、それが辞職を促す勧告であったことからも、この重さを痛感してほしいと考えています。奥田市長を応援する、または擁護する意見もあるでしょうが、この日の全協では聞くことができませんでした(少数意見だとしても、発言するべきでなかったのか?とも考えています)。市長も議員も、それぞれが尾鷲市民の負託を受けているだけに、市民にとっても複雑な気持ちが交差しているかも知れません。

 「市民に対して説明する」のであれば、全市民の声を聞くことは事実上不可能なので、もう一度負託を受ければいいのですが(辞職して市長選挙)、それもしない中で、はたしてどれだけの市民を納得させることができるのかも不明です。

 煮え切らないまま、それでも市民が置き去りにされていないかを自問自答しながら、この危機をどのように乗り越えるのかを再検討する必要性を感じました。
by owase874 | 2009-01-31 01:00 |  

議案の可決で臨時会が閉会しました

 2議案の審査が終わり、本会議場での採決となりました。

 しかし、総務産業常任委員会での採決では、議案第62号が委員長採決で否決されていました(議案第63号は、全会一致で可決)。この議案について、私は賛成しまたが、議論が集中していた総務管理費の45万1千円は、尾鷲市が被告とされている以上、訴状が市長個人に対する内容であっても、尾鷲市として対応せねばならず、また、奥田市長の発言で、裁判にがかかる費用の負担を、例えば給与の減額などで対応することと、なによりも進退をかけると言い切ったことでした。さらに、担当課の真摯な応対をみていると、これからの負担もあることなどから、これが最後の決断材料となりました。

 この議案については、反対した議員による「修正動議」が提出され、総務管理費を除いた議案第62号の修正案が示されました。本会議場では、まず修正動議の決議が行われましたが、6対8で否決され、もとの議案のままで採決を取りました。結果として、賛成多数で採択され、2議案は可決されました。さらに、賀田区からの陳情第4号も、全員の賛成で採択されました。

 ただし、釈然としない気持ちは残ったままで、「この裁判には負けない」とか、「尾鷲市を訴えた理由がわからない」などと、奥田市長自らが不要ともとれる発言を繰り返したので、議論が紛糾した原因になりました。もう少し、担当課のように真摯に応対する必要があったようにも考えますし、すぐに個人的な自己主張をするところから、市長としての品格を問われた議論にもなったのではないでしょうか?

 地元紙などでは、議論の全てが掲載されることはなく、発言の色濃い部分だけが抽出されています。紙面の都合でもあるので、間違った内容でない限りとくに何もありませんが、これが議員の全てイコールではありません。正しくは、議事録が正規な記録としてありますが、かといって一般市民が目にする機会はありません(自ら望めば可能ですが)。あとは、議員が自ら演説するか、広報誌を配布するか、私のようにブログなどで報告するかになります。それでも、伝わらない部分が出てくるでしょうが、それを問うために、4年に一度の改選が待っています。

 しかしながら、新聞の投稿をみていても、各ブログのコメントをみていても、または直接においても、議会や議員として、厳しい言葉をいただくことがあります。批評や批判は真摯に受け止めていますが、言っている意味が理解できない内容や、何を言ってもダメな、非難の声が多いのも事実です。直接の非難に対しては、議員と言う誇りもあるので、毅然と応対しているつもりですが、不毛な議論には違いありません。言っている自分にも、情けなさや無駄を感じてしまいます。

 「今の尾鷲の現状を何とかしたい!」

 この気持ちは、恐らく議員全てにある根本です。それは、奥田市長にとっても同じでしょう。しかし、議会と市長という対峙する場面では、是々非々が基本です。議会と市長との議論が、いち議員と市長との議論であっても、「議会が市長を苛めている」という言葉になってしまう気持ちもわからなくはありません。しかし、この理論がまかり通るならば、議会は市長に何も言えなくなり、そのツケを払うのは尾鷲市民になります。是々非々でやっている以上、議会にも、議員にも、もちろん市長にもですが、市民からの負託を受けた責任があります。

 その責任においてやっていることなので、負託をした議員や市長をこき下ろす風潮には、議会制民主主義の根幹を揺るがすような憤りを感じます。例えば議会を無視するような発言などには、毅然と対応することも必要なのではないでしょうか?そのために、われわれは議長を選出し、議会運営の長として、お任せをしているとも考えております。

 もちろんのこと、批判や批評は、甘んじて受ける覚悟からあるからこそ、市議会議員として活動しています。しかし、それ相応の指摘を持ってきてくれなければ、ただの非難は負け犬の遠吠えにも聞こえます。憲法においても、言動の自由は保障されていますが、何を言ってもまかり通るということではありません。自分の判断は、世間の判断ではないときもあります。それを厳密に判断する機関が裁判所であるならば、司直にゆだねるということは自然な流れでもあります。

 「今の尾鷲の現状を何とかしたい!」

 この気持ちは、議会や市長だけにあっても叶う願いではありません。尾鷲に住む全ての住民と、尾鷲を外部から支えたいと願う人たちの気持ちがあって、はじめて打開点が見えてくるのではないでしょうか?
by owase874 | 2008-10-30 15:55 |  

進退を賭けた市長発言に、驚き嘆く

 第3回臨時会がありました。

 2議案の審査が総務産業常任委員会に付託されましたが、奥田市長による議案の提案説明の後、2名の議員が質疑を行いました。どちらの議員も、議案第62号についてですが、総務管理費の45万1千円について詳細な説明を求めるものでした(このときから、奥田市長の発言に注目しておりましたが、「弁護士費用に対する高い、安い」の根拠が気になりました。これについては、その後の委員会に付託されてから質問しようと考えました)。

 暫時休憩中に、委員会に審査が付託され、総務産業常任委員会が開催されました。進行表に従い、市長公室→水産農林課→建設課と、順調に説明と審査が行われました。議案第62号の補正予算のほとんどが、先の台風13号における災害復旧にかかる費用で、どれも急を要する案件でした。また、議案第63号の市道梅ノ木谷線道路改良工事の工事請負契約については、1億6249万8千円が、総合評価入札により落札されたことが報告されました。これも、高速道路の取り付け道路に関わる案件なので、早急に認めなければなりませんでした。

 しかし、総務課より説明された総務管理費の45万1千円については、先ほどの質疑にも出たように、市議会議員当時の奥田市長に関わる謝罪広告等請求事件の裁判にかかる弁護士費用なので、その説明を巡って紛糾する事態となりました。

 私も、「(先ほどの質疑の中で)尾鷲市の顧問弁護士にお任せしないのは、弁護士費用が高いからと言われたが、その根拠があるなら教えていただきたい。また、熊野市在住の弁護士の方にお任せしたのは、少しでも費用を抑えるためなのか?」との質問に対する奥田市長の説明は、前置きの多い、横道にそれた答弁になるだけでなく、言わなくてもよさそうな答弁まで出てきてしまうので、余計に紛糾する原因をつくっていると感じました。さらに、議員が説明を求めるうちに、ケンカ腰のようになってくるので、何度か総務課長が制止する場面も見られました。

 午前中の審査は、あまり気分のよくないまま、昼食休憩に入りました。

 午後に入り、審査が再開されましたが、「(午前中のやり取りも聞いていて)今回は、絶対的に必要な着手金21万円のみの計上で、報酬や交通費などはかかった費用を補正すればよいのでは?」との質問もしましたが、今回の予算は、今年度分の見積もりをした中で提出しているので、当然減額もありえるとのことでした。しかしこれは、裁判が今年度中に終わるとの見通しから来ているように感じ、実際は分からないにしても、裁判は最高裁まで長引く可能性もあるので、見通しの甘さを感じました。

 また、議員とのやりとりのなかで、奥田市長自らが、「一審判決で敗訴になった場合は、控訴せずに市長の職を辞する」と発言したので、すぐさま「この場で発言しない方がいいのでは?」と注文をつけましたが、「ああいえばこういう人だ」と一蹴されてしまいました。私の気持ちとしては、「自分が間違っていないと信じるのは勝手であるが、辞職をかけるような案件ではなく、辞職を口にするようなことは、市長として、政治家としても軽率すぎる」ととっさに考えたからでしたが、委員長による2度の発言取り消しにも翻ることなく、市長職の進退をかけて裁判することが、奥田市長自らの言葉で決まってしまいました。

 このあと、陳情の審査が予定時間を押していたので、当事者の待ち時間にも配慮し、議案第62号の審査を一旦中断し、陳情について当事者から意見を聞くことになりました(この件は別立てで書きます)。

 しかし、この間に、奥田市長の体調が急変し、その後の委員会に出席することが無理な状況になりました。最終的には、病院に急行することになり、議会運営委員会を開いて、会期の延期を決定し、本会議を開いて、その旨を了承されました。これにより、会期が1日延長されることになったので、29日の10時から、委員会が再開され、本会議での採決を行うことになりました。

 なんともやりきれない気持ちのままで、釈然としませんが、議会活動中に奥田市長が体調不良を訴えるのはこれで2度目です。しかも、その後の審査などに出席できない状態になるので、今後を心配する事態ではないでしょうか?

 29日に、再び審査が再開されますが、奥田市長が進退をかけて裁判をやると言い切った以上、私にとっての議論は終わったように感じます。そこまでやるようなことはないように感じますが、あとは奥田市長に任せるしかありません。しかし、このようなことでよいのかとも考えてしまいます。
by owase874 | 2008-10-29 02:19 |  

紛糾した議運と、上程される議案について

 先だっての議運と全協では、28日に開催される臨時会の議案説明が行われました。

 提出議案は2議案で、議案第62号は、平成20年度尾鷲市一般会計補正予算(第4号)の議決についてで、議案第63号は、工事請負契約について(市道梅ノ木谷線道路改良工事)でした。

 このうち、議案第62号が、「尾鷲市上記代表者市長奥田尚佳」を相手とする謝罪広告等請求事件に対する訴訟費用で、着手金や報酬代などで、計45万1千円が計上されていました。この議案を巡って、議会運営委員会が紛糾しました。さまざまな意見がでましたが、尾鷲市に対して訴状が届いている以上、市として対応せねばならず、一般財源からの持ち出しになってしまいます。

 訴え出るほうにも、この問題を早期に解決しなかった市長側にも、双方に釈然としませんが、両者の犠牲とも言える市民の税金が投入される可能性がでてきたので、議員にとっても苦慮する議論になりました。しかし、執行部の対応には問題はなく、形式的であってもこの事件には市の予算が計上されるものなので、議案として上程される運びとなりました。

 ただし、裁判の結果を問わず、かかった費用に関しては、市長の給与等の減額で対応することが確認されました。市の損害を、市長給与等で補填すること自体にもすっきりしない面がありますが、これ以上の譲歩もできないように考えられるので、その後の全協でも報告されました。

 報告された議案は、臨時会での上程のあと、総務産業常任委員会へ審査を付託されますが、ここまでに至った経緯を、市長にはと問うてみようと考えています。もとは、個人に対しての訴訟が、ここに来て尾鷲市長に変わった経緯は、この場では知る余地もありませんが、どちらにしろ、このような事態は正常ではありませんし、他にしなければならない問題や課題が、尾鷲市にはたくさんあります。

 市長と議会の軋轢が、地元紙や投稿記事などで報道されています。現場はそれほどに混乱をしていないように捉えていますが、議員や議会にも言い分や反論はあろうかと感じます。もちろん、私にも投稿記事や間違った認識には反論もある一方で、議会を代表する議長には、毅然とした態度や表明ができないものかと感じてしまいます。当事者の一人として、さじを投げるつもりは毛頭ありませんが、この事態を地元選出の県議会議員がどのように捉えているのかも、全く分かりません。仲介(仲立ち)をするといったこともないので、「そういうものなのか?」と考えています。そもそもそういうことは、議会や政治家にとって恥なのでしょうか?

 市民に対しての説明責任が、日に日に持てなくなっている気がします。
by owase874 | 2008-10-27 15:53 |  

9月定例会が閉会、副市長の選任は否決

 9月2日に開会された定例会が閉会しました。

 各常任委員長の報告のあと、採決が行われ、議案第47号(一般会計補正予算)、第51号は賛成多数で、議案第48号、第49号、第50号は全会一致で採択されました。このうち、議案第51号においては、4名の反対があり、そのうちの一人が私でした。

 議案第51号は、市長及び副市長の給与等に関する条例の特例を定める条例の一部改正についてで、給与の5%、賞与の10%を減額するという条例の改正でした。確かに、減額は財政難を訴える市長の意思表示ですが、やはり前市長と同じ下げ幅と、その後の施策について納得しかねる答弁だったこともあり、賛成することはできませんでした。

 このあと、決算審査特別委員会の委員長報告があり、議案第55号、第56号、第57号、第58号、第59号、第60号が全会一致で採択されました。

 次に、議案第61号は、総務産業常任委員会に付託されたので、暫時休憩の間に審査を行いました。私は、3つの質問に対する市長答弁次第で気持ちを固めようと考えていたので、①都庁職員を退職されてから6年半が経過するが、尾鷲市の行政にどれだけ取り組んでいただけるのか?、②前回候補に挙がっていた予定者は、県とのパイプを期待したものと考えられたが、その点は期待できるのか?、③東京都と尾鷲市の財政の違いの大きさには対応できるのか?との趣旨で質問しました。

 これに対する市長答弁は、概ね理解できましたが、「この人でなければ。」という必要性を感じるには至りませんでした。人事案件の難しさは、その人物を知る機会があまりないことです。議会と市長との信頼関係が構築されていない段階では、市長自らの発言が大きく左右されます。どこに力点を置いた施策を実行するのかが不透明であるなかでは、副市長に期待しなければならない能力も多岐に渡ってしまいます。

 審査の最後に、委員長自らの質問に対して、市長が答えられなかったことが全てを物語るように、委員会採決は全会一致で否決されました。この影響は大きく、再開された本会議での採決でも、10対3で否決されました。

 このあと、請願第5号、発議第5号、発議第6号の全会一致での採択、陳情第3号の継続審査が認められ閉会しました。
by owase874 | 2008-09-25 22:14 |  

波乱含みの表決に、議場内が慌しくなる

 先ほど、本会議が閉会しました。

 本定例会では、平成20年度尾鷲市一般会計補正予算(議案第32号)、市長の給与と退職金の一部条例改正(議案第34号)、教育長の給与の一部条例改正(議案第35号)の採決が注目されました。採決の結果から言うと、議案第32号と議案第34号は否決議案第35号は賛成多数で可決となりました。その他の議案は、全て全会一致で可決となりました。

 まず、各委員長報告のあとの討論には、2名の議員が登壇し、中垣議員は、「陶の会の移転に便宜を図るように」との趣旨で、議案第32号に対する反対討論をしました。続いて真井議員は、「陶芸教室の移転(議案第32号)」、「市長給与のカットと退職金廃止(議案第34号)」、「教育長の給与カット(議案第35号)」それぞれについて反対討論を行いました。

 私について言えば、議案第32号は賛成の立場で起立しました。陶芸教室の移転工事費の減額は、補助金で充当するからとのことで認めた予算だったので、減額は致し方ないという判断です。しかし、議会軽視ともとれる今回の減額補正は、手放しでの賛成という気持ちではありません。また、議案第34号については、所属委員会の採決を踏襲し、起立しませんでした。同じように、所属委員会の議員も起立しなかったのですが、生活文教常任委員会の議員の数名も起立しなかったので、賛成少数で否決となりました。

 続いての議案第35号は、委員会の採決では可決でしたが、先ほどの議案第34号が否決されたので、委員会採決を覆す形となりますが、私は挙手しませんでした。結果としては、賛成多数で可決されました。議案第35号については、議案第34号が可決されれば、委員会の採決を踏襲するつもりでしたが、大方の予想に反して否決されたので、ねじれることを懸念して否決を希望しました。

 今回の2つの否決により、奥田市長の船出は、出航から出鼻をくじかれた形になりましたが、議会出身の市長には、議員時代に口酸っぱく言っていた議会軽視の発言を、もう一度思い起こして欲しい気がします。2元代表性などを考えると、議会として方向性を見出せていないとか、意思の疎通やそれに向けた会合は皆無です。これでは、市長と対等に対峙できないことは明らかです。

 否決された2議案は、7月の臨時会開催を予測する結果となりました。次に出てくる議案の内容や、施策としての市長の考えをよくかみ締めながら、議会としての対応を含めて、入念に論議する必要性を感じています。
by owase874 | 2008-06-23 14:11 |  

委員会採決と、本会議での表決について

 尾鷲市議会には、総務産業常任委員会と、生活文教常任委員会があります。

 私は、総務産業常任委員会の委員なので、生活文教常任委員会を傍聴することはできても、意見を述べる行為や、委員会採決には参加できません。もちろん、自分の委員会では、質問や採決もできます。

 今委員会では、総務産業常任委員会の審査の中で、市長給与の減額と退職金の廃止を謳った条例改正案(議案第34号)が否決されました。一方、生活文教常任委員会では、一般会計補正予算(議案第32号)が否決されました。この審査では、陶芸教室の移転工事費の減額が、否決に至る決め手となったようです。

 以上が、2つの委員会での否決ですが、23日の本会議の表決で、2つの議案の賛否が決まります(このほかの議案も同じですが…)。そこで、注目されるのが、この2つの議案の賛否がどうなるかです。

 通常、委員会採決が本会議でも尊重される傾向にあるので、委員会で否決の場合は、本会議でも否決します。反対に、賛成であった場合は賛成します。しかし、これは絶対条件ではなく、委員会で否決しても、本会議で賛成にまわる、もしくはその反対の可能性は、ゼロではありません。もちろん、この行為は、先輩議員に尋ねると、「ごっついことやな」だそうです。

 そこで、それぞれの委員会で否決された2つの議案ですが、市長給与と退職金の条例改正を謳った議案第34号は、議長を除く6人の委員が反対に回っても、生活文教常任委員会の委員全てが賛成にまわると、6対8の賛成多数で可決されます。もちろん、これはあくまで予想です。一方、一般会計補正予算の議案第32号は、総務産業常任委員会では賛成全員だったので、本会議で6人が賛成するとしても、生活文教常任委員会の8人が反対するので、賛成少数で否決されます。もちろん、これもあくまで予想です。

 議案第32号は、付託された担当課からの予算全てを審査するので、陶芸教室の移転工事費にかかる減額補正の審査が対象でない総務産業常任委員会では、反対する気持ちがあったとしても、結果としては他の審査で賛成にまわることになります。計上された予算一つ一つに採決するわけではないので、このようにねじれが生じることになります。

 それぞれの委員会では、賛成を投じながら否決された議案、もしくは反対に可決された議案があるので、本会議での表決が出るまでは、まさに「蓋を開けてみないとわからない」となります。しかし、数の論理ばかりが先行するのではなく、委員会での議論や採決を鑑みながら、本会議での表決には、説明責任を持って挑みたいと考えています。
by owase874 | 2008-06-19 19:48 |  

投書に対する議会の対応が決まりました

 全協において、南海日日の投書に対する議会の対応が決まりました。

 会場となった第二・三委員会室には、投書した日下部氏本人が、奥田新市長とともに傍聴に来ていました。その他にも、一般住民の姿が多数あり、メディアの注目度も高かったので、いつもの全協とは雰囲気が違って感じました。

 結果としては、正副議長の聞き取り調査に対して日下部氏は、実名の公表を拒否しました。議長の言うように、日下部氏の「事実であるが公表できない」とは、理解に苦しみます。しかし、これ以上の追求は議会としてできないことからも、厳重に注意を促すことで遺憾の意を示すに留まりました。また、実名が公表されていないにも関わらず、自ら釈明した議員ついては、個人として対応していくことが、議長より提示されました。

 歯切れが悪いといえば、そうなるかも知れませんが、この件において議会が対応したことについては、一人の議員としては評価されていいと感じています。裏付けの無い、曖昧で聞きかじりに過ぎない投書は、今後は掲載されることも控えられるでしょう。また、掲載する側にも、一定の裏付けの必要性を暗に求めたとも解釈できます。今日は発言しませんでしたが、前々回で発言したように、メディアの報道に対するあり方も、今後は取り上げられる可能性を含んでいると捉えています。

 さらに、日下部氏本人が、明日の9時から記者会見を開いて、今回の件について発言することが、全協において確認されたので、これも成果の一つとみなすことができます。いずれにせよ、日下部氏本人の発言内容によっては、違った立場で議会が対応する可能性も、議長は示唆しています。また、議長の提案に対しては、ほとんどの議員が支持しました。

 いつまでも、事実のない話に紛糾するわけにもいきませんが、事実が出れば早急に対応するとの確認ですので、まずは、明日の記者会見の内容に注目するとします。
by owase874 | 2008-04-15 23:38 |  

投書に対して尾鷲市議会に求められているもの

 全協があり、南海日日へ投書した日下部氏と、彼にその真意を確かめるために面談した、議長・副議長の報告がありました。

 1時間弱にわたる面談の様子を録音したテープの内容を、紙媒体に起こした資料が配布され、録音テープそのものを聞くことも提案されていましたが、議員の発言が多く、各自が資料に目を通すだけとなりました。

 結果としては、日下部氏の主張は、「書き込みは事実であるが、その尾鷲市議会議員が誰であるのかは言えない」とのことでした。また、日下部氏が活動したと言っている選挙陣営の責任者は、事実無根を主張しており、日下部氏は、いち応援者であって、選挙陣営の中枢で動いていたことも否定しているとのことでした。さらに、当時の候補者においては、この件についてはノーコメントとのことでした。

 ここで、日下部氏と、彼が活動したと言う選挙陣営の責任者、また当時の候補者の発言には、それぞれ矛盾が生じるわけですが、その矛盾は尾鷲市議会には関係ありません。しかし、日下部氏が投書内容は事実と言っている以上、この矛盾で日下部氏の言う事実がどこにあるのかがわからなくなってしまいました。

 尾鷲市議会としては、たとえば日下部氏本人が、対象となった尾鷲市議会議員の氏名を公表してくれれば、それなりの調査も対応もできるのですが、それに口をつぐんでいる以上、根拠の無い内容を投書したとしか言えない状況となってきました。これには、毅然とした態度で抗議をするなりの次の一手を考えていかなければなりません。

 議長もその方針で次の展開を進めていくとのことでしたので、次回で決着をつける内容が報告されるかも知れません。また、その報告は、最終的には全市民に公表する義務があるように感じています。それは、次回の全協などで発言していきたいと考えております。
by owase874 | 2008-04-03 16:53 |  

尾鷲市議会として、毅然とした態度で挑むことになる

 全協のあと、南海日日に投書された日下部氏の記事への対応について、議長より全議員に報告がありました。

 議長の方針としては、副議長とともに、投書した日下部氏に事情説明を求めるというものでした。まずは記事の真意を確かめるということです。最大の焦点は、先の尾鷲市長選挙において、2名の尾鷲市議会議員が、票のとりまとめを理由に、金銭の要求をしてきたと掲載されたことです。日下部氏自身が、選挙陣営の中枢にいたと証言していることからも、信憑性のある秘密の暴露として注目されています。

 すでに、噂の範囲に過ぎませんが、2名の議員が特定され、2ちゃんねるにも実名で掲載される事態となっています。この報告会でも、そのうちの1名の議員が、自身の潔白を主張しました。また、他の議員からも、概ね議長判断に賛同する発言が続きましたが、日下部氏からの証言が曖昧だった場合は、その関係者からも事情説明を求めることでも一致しました。

 尾鷲市議会に対する内容の投書については、事実か否かを日下部氏に求めるのは当然の権利ですし、裏付けのある記事を投書した日下部氏にも説明責任は生じます。それは、投書を掲載した南海日日にも同様に生じています。実名でないとは言え、15分の2人の尾鷲市議会議員に嫌疑がかけられていることになるので、きちんと裏取りができているのかも今後の焦点になるはずです。

 真相解明した上で、刑事事件に進展するのか、謝罪にあたる行為を求めるのか、尾鷲市議会としての見解を、市民に対して説明する義務が求められているのは当然です。私も、「言論の自由が保障されているとは言え、尾鷲市議会議員による不適切な取引が、具体的な内容で取りざたされている以上、嫌疑をかけられた議員全員の潔白を証明し、真相解明する権利とその内容を市民に公表する義務があるでしょう。」と、議長裁量に賛同する意見を申し述べさせていただきました。

 あいにく、発言内容が、その日の南海日日には掲載されなかったので、「端無はブログで書いている割りには発言しなかったのか?議会を休んだのか。」と、その夜に市民から指摘を受けましたが、地元新聞で全ての議会情報が掲載されていると信じる市民がいることからも、全世帯に配布されている広報おわせに掲載するような形をとってでも、真相を発表する必要性を感じました。

 これ以上、言われなき市議会批判が展開されるのは、自治体運営にとってプラスになるはずがありません。尾鷲市議会議員の全てが、尾鷲市のためにと声を上げて当選したのです。負託された重みは、市民生活の向上を願う重みです。1日でも早く、事実関係をきちんと解明していくとの議長の言葉を信じ、今週の動きに注目していきたいと考えています。
by owase874 | 2008-04-01 23:54 |  


市民活動の延長線上に、市民目線の政治があると考えています。


by kumano874

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当ブログに来ていただきありがとうございます。私が政治に関心をもったのは、災害現場でボランティアとして活動しているときに、どうしても市民活動・NPO活動だけでは届かない声があると感じてからです。1995年の、阪神淡路大震災のときです。それ以降、政策提言できる市民活動を合言葉に、さまざまなことを実践しています(市民派向けのブログもあります。こちらCafe_CReAM モノ語り)。


これまでの思いが実現したのが、2006年11月から、2期6年半在職した尾鷲市議会議員でした。3期目の挑戦には苦杯しましたが、貴重な実体験をさせていただき、条例の制定を中心にした議会改革や、市民活動で培った政策提言を直接できる立場として、負託の重さを実感することができました。

また、尾鷲市議として負託をいただいてからは、この地域ではいち早く、議員活動をお知らせする手段の一つとして、このブログを活用しました。当時のことも含め、日々私が何を感じ、何を考えているかを綴る活動報告にもなっています。なお、2014年5月1日からは、三重県熊野市議会議員として、あらたな1歩を踏み出します。

ときには辛口の意見もありますが、東紀州における公益や市民益を考える一人の意見として読んでいただければ幸いです。

質問や批評など、ご意見がございましたら、下記宛にお願いします。何かしらの方法で、きちんと対応させていただきます。ただし、ブログのコメントには、できる限り返答をいたしますが、端無自身の裁量になることをお許し下さい。

◆ブログ管理者
 未来874事務室
 熊野市飛鳥町佐渡462番地
 0597-84-1033
 kurage874@cream.plala.or.jp 

なお、たくさんの意見や考えをお聞かせ願いたいので、直接にお会いすることも可能です。日程調整などしますので、その旨をお伝え下さい。

facebookやtwitterにも登録しています。よろしくお願いします!

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