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市民に議会の倫理観を問われる事態

 ちょっと頭の整理をしていました。

 政治倫理審査会が設置され、第1回目の審査も終わりました。内容やスケジュールなども、非公開事項であるので詳しく報告しませんが、一番恐れていたことが起きました。しかしそれは、「本当か!?」というよりは、「やっぱりか…」と落胆する結果です。そう思ってしまうところに、議員と地元紙の密接な関係は、「はたして尾鷲市という自治体にとってプラスなのか?」と憤るところです。

 私の憤りは、審査会のあった20日(火)の夕刊として配達される地元紙の南海日日に、ある意味詳細な審査会の内容が報道されていたことです。発行の日付は21日(水)ですが、審査会の終了直後に内容を把握し、どのメディアよりも早くに、非公開であった内容を報道したことになります。当然ですが、他のメディアは、「非公開」を尊重して報道を自粛したか、「報道するに当たらない」として見送った(記事として相手にしなかった)と想像します。しかし、詳細な情報提供があれば、報道するのがメディアだともわかっているつもりです。

 しかし、本当にこれを「尾鷲の常識」としていいのでしょうか?

 非公開でなくても、公職にある人間が漏洩(提供)しないとわからないような情報が、こと尾鷲市の地元紙では、詳しい内容として頻繁に報道されます。ときとして、一介の議員では知りえないことでも、地元紙で丁寧に教えてもらうこともしばしばです。それが、「尾鷲の常識」かも知れませんが、他所(熊野市)から住みついた私にとっては、どうしても馴染めない、どちらかというと情けない常識として、いつも違和感に感じます。この場合は、報道する地元紙にも「常識」の程度が求められて然りでしょうが、それ以上に、「漏らした公人」が自治体運営の一端を担っていることの恐怖や落胆を感じます。

 その公人が議員であれば、それを選択したのは尾鷲市民です。

 今回の審査会は、「セクハラ疑惑」という、本当に難しい審査を要求されています。しかも、初めての審査会の設置ということもあるし、条例のなかにも結果的に不備といえるような記述も指摘できるので、審査会の設置や設置後の委員の選任、選任された7名の委員の議論も、暗中模索の部分が多いのは確かです。しかし、議員として政治倫理的にどうであったかの結論をださなければならないので、「疑惑」をどこまで掘り下げられるかなのでしょうが、今回のセクハラには相手が存在するので、プライバシーには最大限の尊重をするべきだと痛感しています。

 それだけに、その個人が特定されかねない南海日日の報道には、「常識」の程度を図りかねるとこもあるのですが、それを漏洩(提供)したのが、私を含めた7名の審査会委員ということになります。それでなければ、盗聴マイクを忍ばせていたか、聞き耳をものすごく立てていたかになります。しかし、あくまで推測しかできない段階ですが、記事の内容を察するには、協力者となる審査会委員の誰かに、ICレコーダーを忍ばせてもらっていたか、審査会の終了直後に、南海日日と連絡を取り合っていたことになります。これ以外であれば、議会事務局の職員しかいませんでしたが、そこまでリスクを背負って漏洩する意義は、職員には見当たりません。

 それにしても、今回の漏洩が審査会の委員経由であるならば、これほど馬鹿げたことはありません。非公開の情報を提供するメリットがあったとしても、議員がメディアに弱みを握らせたことになります。その弱みにつけ込まれて、内容を教えていたのかも知れませんが、今回の場合は、不正を暴くためとか、自治体運営の根幹に直接関わるものでもありません。巷の関心ごとであっても、「本来の仕事はしっかりせい!」といわれてオシマイの出来事です。私が必至になるのは、「正しい情報」を市民に提供することなので、問題提起をされた以上は、きちんと結果を市民に報告する義務があると感じるからです。

 これでは、審査会の存在自体も否定されかねません。

 次回の開催には、この件についても言及がなされるでしょうが、あえて非公開を貫き、7名の委員しか存在しなかった現場からの漏洩は、この審査全てを振り出しに戻すか、シャンシャンで終わってしまう可能性すらも示唆する出来事です。何よりも、一番に懸念していたセクハラ疑惑の焦点になってしまう方のプライバシーが揺らいでしまったことです。私の考え方は、セクハラがあったかどうかよりも、「そうと受け取られかねない行為が、政治家として相応しきべきことか!?」なので、そこに政治倫理の審査があるべきではないでしょうか?

 もしも、南海日日に漏洩したのが議員であるなら、議会の信用を失墜させ、審査会委員の信用を損なわせた責任をとるべきです。あれほど議論になっているプライバシーを守れないことも重大です。私も委員の一人なので、私にも嫌疑がかけられたことになります。それ自体も腹立たしいです。あなたと「同じ穴の狢」にされたくはありません。

 議員からの漏洩が決定ではないので、感情的になってはいけないのですが、その議論は避けるべきではないでしょう。次回の開催には、議長や会長からも言及されるでしょうが、そのサポートだけでなく、毅然と立ち向かいたいと考えています。

 こんなことをやっている場合ではないのが本筋です。
by owase874 | 2010-07-23 11:50 |  

政治倫理審査会の委員が決定する

 先の議会運営委員会で、南議長より選任されました。

 条例の上限である7名の委員が選任され、議運で承認されました。この報告が、続く全員協議会でありました。南議長によれば、「請求者や対象者を省いた、議会運営委員会の委員を中心に選任した」と経緯の報告があり、大きな異論もなく審査会の委員が決定されました。なお、ここでいう請求者とは、大川議員、與谷議員、田中議員であり、対象者とは、三鬼和昭議員になります。

■政治倫理審査会委員(議席順)
 端無 徹也
 神保 美也
 濵中 佳芳子
 三鬼 孝之
 髙村 泰德
 中垣 克郎
 真井 紀夫

 また、全協での報告のあと、第1回目の政治倫理審査会が開催されました。

 会長と副会長の互選を行い、会長に三鬼孝之委員、副会長に私が任命されました。初めての審査会であるだけに、条例と照らし合わせながらの進行となりました。三鬼会長のもと、今後の方針が提案され、これ以降の第1回目の審査会は、非公開で審査することになりました。なお、議員の傍聴についても提起されましたが、「プライバシーに関わる審査が含まれる」という理由で、審査会外の議員の傍聴も許可しませんでした。なお、議会事務局より、事務局長を含む2名の職員が待機しますが、議事の録音や条例の説明など、事務方として出席しています。

 条例には、「審査会の公開」が明記されていますが、「審査会委員の3分の2以上で非公開にできる」とも併記されているので、今回はこの3分の2の意見を尊重しました。また、「審査会の内容を外部に漏らしてはならない」、「審査会の委員の職を解かれたあとも同様」と明記されているので、違反すれば「懲罰委員会」にかけられることになります。審査会外の議員にも漏らせないので、大変に重く受け止めて審査することになりました。なお、議会事務局の職員についても、公務委員の服務規程に従っていますので、外部に漏洩させることはできません。

 よって、審査会の内容については、一切をお知らせすることも、報告することができません。また、内容がセクハラ疑惑における議員の倫理観を問うものであるので、プライバシーを最大限尊重しながらの審査になります。「決定打」で審査するのではなく、「あくまで疑惑」で審査することになるので、大変に難しい審査になります。最終報告については、「広報おわせ」において結果を報告すると明記されているので、私も条例に則って一切の記述をいたしません。

 個人的には、この問題の大きさや内容からも、早い段階での解決を期待しています。ただし、それは「臭いものにふたをする」ではありません。

 審査会の意義や重さは、ここにもあると信じています。
by owase874 | 2010-07-23 10:48 |  

尾鷲市議会議員政治倫理審査会が設置される

 今日の議会運営委員会で、表題の設置が決まりました。

 TVカメラもメディアも入ったのと、傍聴議員の多さからも、通常の第一委員会室から、第二・三委員会室に変更されていました。また、議運の委員である三鬼和昭委員は、所用のため欠席していましたが、この事案では当事者でもあるので、委員会規則により出席できない立場でした。

 余談ですが、私の発言により、審査会設置のキャスティングボートを握ったと自負していましたが、地元紙の取り上げでは少なかったです。どうやら私の自負で終わったようです。

 冒頭、南議長より委員会開催の説明があり、三鬼孝之委員長に引き継ぎをしたあとに、濵中委員より、この件に関する声明文が読み上げられました。準備されていた声明文は、「以前に書いたもの」との断りを入れての発言でしたが、「(内容に若干の誤差があると言うならば)生の声で発言しないのか?」と感じました。それでも、長い文章の要点は、①セクハラを見ただけでの、審査会の設置は疑問、②セクハラ疑惑には、相手の女性の人権も考える必要がある、③市役所内のすべての女性に、被害者の嫌疑がかけられている、などでした。最終的には、この声明文を根拠に、審査会の設置に反対されたのだと感じました。

 次の発言者であった私は、「ここには、調査請求書の提出者である與谷委員が出席されています。書面を提出するに至った経緯についてなど、直接お伺いできればと考えるのですが?」と、委員長に意見を求めたあとで、與谷委員より説明がありました。調査請求書を提出するに至った最大の要因には、「(セクハラについて)あらたな証言者が存在する」ことだったので、一定の理解をしたところです。そこで、私の発言は、「問題が表面化し、「やった」、「やっていない」で議論が並行している。この差を埋めるためにも、公式の場できっちりと白黒つけたほうがいいのではなか?」と呼びかけました。問題があいまいなので、審査会を設置しないでは、市民には理解をもらえない気がするし、地元紙では実名まで掲載されています。議会の尊厳や自浄能力を証明するには、「自分たちのことは自分たちで解決する」しかないのだと考えています。

 しかし、次の発言者であった真井委員が、「(調査請求書の)添付資料の記述があいまい」と、大川議員の参考人出席を提案しました。すぐに私は、「この場は審査会ではないし、提出された書面で判断するのが私たちの役割だ」と反論しましたが、結果的には、大川議員の参考人招致の可否が採決され、私と濵中委員が反対しましたが、賛成多数で大川議員が呼ばれました。

 暫時休憩のあと、大川議員に対する質問が求められましたが、真井委員の質問の多くが、セクハラの内容についてだったので、「それを審査するために審査会を設置するのでは?」と口を挟んでしまい、委員長より注意を受けてしまいました。しかし、何の権限もない、公開の場で、この事案の核心に迫るような説明を求めるのは、まったく理解できないことです。大川議員からも、「最大限、相手に配慮した上での書面なので、その限りで判断していただきたい。具体的なことについては、審査会が設置されれば証言をする」とあり、これ以上の質問はありませんでした。結果的には、あまり意味がないままに、大川議員への質問は閉じられました。

 このあと、三鬼孝之委員長が質問を閉じて、審査会設置の可否を採決したところ、濵中委員の反対のみ、賛成多数で可決されました。私のほかに賛成した委員は、中垣副委員長、真井委員、與谷委員でした。これにより、尾鷲市議会はじまって以来の、尾鷲市議会議員政治倫理審査会が設置されることになりました。

 この件については、今後は公の場で事が進みます。選任された委員たちで、きちんと調査をしていただき、しかるべき答えを提出していけたらと感じています。市民の多くは、セクハラがあったかどうか以上に、議会の自浄作用に着目している気がします。議会の中によどみがあるとすれば、この際にすべて出し切ってしまうくらいの気概が必要かと感じています。

 状況がわかり次第に、考察を交えて報告します。

 尾鷲市議会の自浄作用にご期待ください。
by owase874 | 2010-07-13 19:28 |  

今回も匿名の投稿葉書が届く

 匿名での投稿葉書が届きました。
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7月7日の消印


 内容は4段にわかれていて、①私のブログへの批判、②地元新聞への批判、③市役所内部の話、④地元紙と若手議員の癒着を連想、となっています。

 ただし、一方的な内容なので、①は別としても、②については、N新聞への批判と思われ、③についても、市役所でそのような話があるのかもわかりませんが、投稿者は知っているということを連想させます。④については、投稿者の独断と偏見を連想させ、全体的には、N新聞とO議員への批判を連想させます。

 この見方については、2通りあると考えられます。正攻法で見れば、N新聞とO議員に対しての暴露めいた批判になります。しかし、裏を考えれば、こういう批判をする者を連想させた上で、その人へのイメージダウンを狙ったとも言えます。ともなれば、それはO議員と対峙するM議員ということになります。

 ただし、全く違うとも言えるかも知れませんが、私のブログを見て投稿するにいたったと考えられます。また、地元新聞社も、該当する議員も、いまとなっては周知の事実です。ただし、私の連想だけで、実名を掲載すると、あとから削除依頼が来るかもしれないので、このような記述をお許し下さい。

■「いったいなんだったのか!?」、議員によるセクハラ疑惑の話
 http://owase.exblog.jp/12910498/

 しかし、これで私が色めき立つわけでもないので、同じ送っていただくならば、もう少し確信めいた内容をお願いしたいものです。歴代の匿名葉書を保存していますが、なんだか同一人物ではないかと連想させるような、似通った文体と、印刷機の特徴があるように思います。その詮索もどうでもよいですが、あまりにも稚拙な葉書なので、こうして公開することにしています。もちろん、過去には核心を突いた投稿もあったので、それは公開しないようにしています。

 いずれにしろ、来週火曜日の議会運営委員会で、全体像がハッキリする方向性が位置づけられます。開催日程についても、時間的に悠長だなと感じるし、その期間の長さで、別の勘ぐりもしないわけでもないですが、きちんとした審判が下せるようにはします。なので、投稿や面談の申し入れや叱咤激励など、情報の精査は私でやるので、多くの情報提供を求めます。もちろん、コメント欄に書き残すときは、十分に注意をしてください。内容が確信に迫っていたり、誹謗中傷になると、削除依頼が出てしまいます。

 われわれ議員にとって、政治倫理の倫理観には、大きな責任があります。そこを逸脱する行為があったとすれば、しかるべき審判を下さなければなりません。
by owase874 | 2010-07-10 18:00 |  

尾鷲市議会はじまって以来の調査請求書とは?

 尾鷲市議会議員政治倫理条例が取りざたされるとは…

 しかも、セクハラ疑惑という、なんともあいまいで情けない内容です。

 調査請求書が提出されたのも初めてですが、これが適当と判断され、議員政治倫理審査会が設置されることになれば、平成20年12月に同条例が制定されて初めての適用となります。奇しくも、今回の倫理条例の違反者として請求対象となった三鬼和昭議員は、この条例を制定した当時の議長でもありました。

 この調査請求書ですが、3名以上の議員の連盟が必要で、今回の請求者は、大川真清議員、與谷公孝議員、田中勲議員の3名です。このうち、大川真清議員は、三鬼和昭議員のセクハラと疑われる現場を実際に目にした議員です。彼は、当初より顔の見える当事者として、議員の間でも話題になっていました。しかし、昨日の地元紙によって、もう一方の当事者、つまりセクハラ疑惑の実行側として、三鬼和昭議員の名前が公になってしまいました。

 メディアに後押しされる形で、この問題は、次のステージにあがってしまいました。私は、実行側が公に特定されていない中では、調査権の請求対象者にはならないとの持論を展開していましたが、今となっては、すべてのお膳立てをメディアにしてもらい、当事者である2名の議員が土俵にあがったというところでしょうか?

 ただし、この調査請求権が認められるかどうかは、13日の議会運営委員会で決まります。その議論をし尽くさなければなりませんが、議員政治倫理審査会の設置が認められれば、三鬼和昭議員のセクハラ疑惑に対して調査を開始します。そのときには、新たに7名の審査会委員を選任します。また、この審査会には、調査請求書の提出者、つまり3名の議員を選任することができません。なので、審査会の7名の委員は、請求の対象者を含めた4名の議員を除いた12名の中から選任されます。

 しかし、無風を望んでいたかのような先だっての全員協議会から、大きく飛躍しました。仮に審査会が設置がされたとしても、セクハラの定義を争う形になるので、決着は平行線のような感じもします。あきらかに、被害者と名乗り出るか、しかるべき場所でなら証言すると言うくらいの人物が出てこなければ、なおさら難しい判断に迫られることになります。

 それでも、調査請求書は提出されました。とても重い判断の上で、3名の議員は提出したはずなので、議運委員の私も、真摯に応対したいと考えています。何よりも、住民の知りたいに応える必要があります。どちらにしても、当事者である双方の議員にとっては、バッジをかけた判断になることは必至です。
by owase874 | 2010-07-07 22:14 |  

「いったいなんだったのか!?」、議員によるセクハラ疑惑の話

 昨日の全員協議会の感想です。
 (議題にあった議員年金制度の動向については、別立てで考察します。)

 その他のところで、この話を先に切り出したのは南議長でした。6月17日付の「こすもす」というローカル紙に、尾鷲市議のセクハラ疑惑が、投書の形で掲載されたことへの経過報告でした(下記参照)。掲載からけっこうな時間が経っているので、遅きに逸した感じもしましたが、この間には、このことに関係したなんとも情けない、いまとなっては茶番劇に、同じ市議会議員として付き合わされた感じがします。
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 このローカル紙が発行される前より、セクハラについての「(セクハラが)見た、あった」の話は、市議会内で広がっていました。そういう話をしている市議会議員がいたからで、「本当ならば、大事になる話」と感じていました。しかし、「見た、あった、暗に認めた」となったかと思えば、「そういう誤解はあったかもしれない」、「疑惑も行為も一切ない」などと、当事者と目される議員同士の非公式な場所でのやりとりが、蚊帳の外の議員に伝わるだけでした。そもそも、事実としてない話ならば、セクハラの実行者と目撃者とされる2名の議員がいること自体が不可思議です。

 では、事実として存在しない話を、誰がローカル紙に投書するにいったかは、メディアの秘密として詮索はできないにしても、それより前に存在する話としていた議員がいたことも確かです。だからこそ、昨日の全協の場では、目撃者として発言するべきではと強く感じたところです(全協終了後に、メディアに囲まれたときには、答えていたのに…)。同じように、もう一方の当事者も、「一切ない」と非公式の場で答えずに、あの場で発言すればと感じたところです。同じ議員によって、存在しない話をばらまかれたのであるならば、公の場で強い抗議をするべきではなかったのでしょうか?もしも、中傷合戦のように話が展開していこうとするならば、議長によって発言が止められ、「これ以降の話については、政治倫理条例に従って取り進められたし」となったはずです。私は、そういう旨の発言を、議長は前段で行っていたと理解しています。

 そのどちらからも、一切の発言などなかったはずなのに、その日の地元2紙には、大きく実名入りで報道されたので、「これでまた、尾鷲市議会の程度が下がる」と痛感したのが率直な気持ちです。議員年金制度についての全協が開催されただけなのに、テレビカメラが6台も入り、メディアも多数集まり、「こすもす」を発行している土屋氏の傍聴もあったことからも、この件が世間一般の注目であることを実感したはずです。そこをわかっていないのか、それもわかった上なのかはわかりませんが、尾鷲市議会の世間とのズレを感じました。

 私は、議長から発言(報告)が切り出されるとは予測していませんでしたが、この日の朝には、多くの議員から、「セクハラについては発言するのか?」と声をかけられていました。そのどこかに、「取り上げることについての面倒さ」と受け取れたのですが、「尾鷲市議会の名誉と、市民の知りたいに応えますよ」と、発言を切り出すに至りました。私の発言の意図には、公然の事実となっている当事者の発言を先導したい気持ちもあったのですが、新聞報道で伝わってしまった虚しさを感じています。また、全協終了後に、「実行者(と目される)の議員を政治倫理にかけよう」と声をかけられましたが、「今日の時点では、誰がやったかはわかっていないでしょう。同じ政治倫理にかけるのであれば、話を広めていた目撃者の議員でしょう」と切り返しました。

 情けない話ですが、全協では疑惑はないとなったのに、新聞報道で実名がでたので、政治倫理条例にかかわってくる話になってくるとは思います。しかし、目撃者といっている議員が、全協の場で発言していたならば、その重さはより深くあったように感じます。かりに、その意図がなかったにしても、非公式の場で発言した内容を元に、新聞で実名が報道されるにいったのであれば、その議員の姑息な手段として受け取ってしまいます。もちろん、公式の場では、だんまりを決め込んでいた議員についても、全協の場で反論しておけばよかったのでは?と感じます。それらを含めて、私には茶番劇と受けて取れるのです。

 地元紙のおかげで(嫌味な言い方ですよ)、このセクハラ疑惑は、次のステージへと駆け上がってしまいました。公の場で、当事者の2名の議員が判別されたので、そのどちらかが、誇り高き議員としての行動をおこすべきでしょう。残念ながら、尾鷲市議会の自浄能力は、地元紙などの手を借りるしかないのかと悔しい気持ちです。

 これで何も行動が起きなければ、尾鷲市議会の信用は埋没です。しかし、こんなことで奔走するのが私たちの仕事ではないので、非常にやり切れなさと悔しさと、憤りが入り混じっています。

■おぼえがき
◆今までの経過
 6月16日以前 (セクハラ疑惑の)目撃者の話が広がる
 6月?日 南海日日新聞のコラムに、セクハラについての記述
 6月16日 こすもす入手(議会事務局より配布)
 6月16日 当時者と、議長・副議長の面談の話が広がる
 6月17日 こすもす発行
 6月17日 会派で、この問題の意見交換をする
 6月22日 セクハラ疑惑について、議員間で非公式に意見交換
 6月22日 会派で、この問題の意見交換をする
 6月24日 議会運営委員会の申し入れを話し合う(数名の議運委員と)
 6月25日 議会運営委員会の申し入れを行う(三鬼孝之委員長宛)
 6月28日 議運開催は、委員長預かりとなる
 6月29日 当時者と、議長・副議長など数名の議員との面談の話が広がる
 7月05日 全員協議会でセクハラ疑惑が取り立たされる
 7月05日 6日付地元2紙に、セクハラ疑惑について実名報道される
※当事者とは、セクハラ疑惑の実行者と目撃者を指します
※会派の3人が揃わない場面での意見交換もありました
※この期間には、数回にわたり、目撃者の議員の意見も聞いています

◆5日付全協での南議長の報告
 ・セクハラ疑惑について、市民に不安を与えたことへの謝罪
 ・ただし、「こすもす」にあったようなセクハラ疑惑は確認できなかった
 ・人事を担当する市役所総務課においても、その確認はされていない
 ・「こすもす」に対しては、尾鷲市議会として(抗議など)の対応はしない
 ・「こすもす」に対しては、議員としての対応は非公式にしている
 ・個人が特定される場合の追求は、政治倫理条例に従ってほしい

 この日の議長の発言と対応に、私も納得と理解をしています。当事者が発言をしないなかで、難しい選択をしていたと察します。そもそも、全協で報告する難しさと、広く公開になってしまう環境からも、私は議運でのワンクッションを想定していました。議長からも、議運の開催については了承していたと聞かされたので、このような形になり、新聞報道で実名がでたことに憤りを感じます。新聞報道がなければ、全協で発言しなかった目撃者の議員に、そもそも事実としてあったのかという疑惑の目が向けられたのですが、今後の展開は、市議会だけの自浄作用だけでは解決できないものなのでしょうか?

 どちらにしても、やはり茶番劇です。

 しかし、この問題は、市民に対して公表するステージになっています。

※私の意見も交えてブログを書いてはいますが、コメントについては個人が特定されるような誹謗中傷のないようにお願いします。削除依頼も受け付けますが、そもそもコメントは意見として削除したくないので、読まれた方の良識をお願いします。勝手を言いますが、ご協力のほどよろしくお願いします。
by owase874 | 2010-07-06 09:56 |  

全員協議会の開催…

 全協の開催が送付されてきました。

■日時:7月5日(月) 10時
■場所:第二・三委員会室
■議題:
 1.議員年金制度について
 2.その他

 とくに書くことがありませんが、その他で何かあるのでしょうか?もうずい分前のように感じますが、尾鷲市議会を対象にしたネガティブな新聞報道がありました。真相がわからないまま、噂話や一方的な話が飛び交っていたので、その是非を問うための議会運営委員会の申し入れをしていたのですが、全員協議会の開催が、その回答ということでしょうか?

 確かに、この件での議運開催は、馴染めないらしいですが、ほとぼりが冷めればということでしょうか?全く、議題には入っていないので、その他で誰かが発言することになるのでしょうか?これより以前に、一部の議員で話し合いが持たれたとの話も聞いたので、あの件については、とくに議論する必要はないということでしょうか?

 何もなければ、正々堂々としていればいいので、尾鷲市議会のネガティブな新聞報道には、真意を問う必要を感じます。「程度の低い話だから」と、暗に問題視しないように耳打ちされる方もいるようですが、程度の低さは、書かれていた内容のことであって、そのことは次のステージだと考えています。いまは、新聞報道の是非について問うべきで、間違いや虚言であれば、抗議などの手段もあるのではないでしょうか?

 尾鷲市議会内で、議員の行動が問題視されているという報道は、2人以上の尾鷲市議会議員が対象となっているのが明らかです。それが本当かどうかを問うくらいを、毅然とやっていいのではと感じています。本当であれば、政治倫理条例にかけるなり、訴えるなりすればいいわけで、まずはそれよりも前の話をするべきと考えるのですが…

 根も葉もない話だと感じたので、賛同していただいた議員とともに、議会運営委員会の開催など、できる限りの手段を講じてきましたが、あまりにも簡単な取り扱いのようで拍子抜けしています。私だけが、一人熱くなっているのか、虎視眈々と作戦などが進められているのでしょうか?なにもアクションがなく終わっていけば、間違いなく、尾鷲市議会の沽券にかかる話だと感じるのですが、どうなのでしょうか?
by owase874 | 2010-07-02 01:02 |  

きな臭い話が並行した定例会と、議員としての行動

 明日の本会議で、6月定例会が閉会します。

 今回は、議会における役員改選などが行われたあとの定例会でした。また、公共施設耐震問題特別委員会が廃止され、予算・決算常任委員会での審査が、はじめて行われた定例会でもありました。そして、市長不信任案の提出による、議会解散後の出直し選挙から1年の節目でもありました。

 真新しい気持ちとまでは大げさですが、気分的にも仕切り直しのようなスタートを切ったつもりです。しかし、役員改選の内幕では、いまでも釈然としない気持ちが残っています。せめて、議長を満場一致で推挙しようとの意見でしか、議員間のまとまりはありませんでした。私の会派「尾鷲維新」も、3人での継続が確認されましたが、「うちの会派は、役員改選のための会派ではない」というのを証明しただけでした。しかしそれは、自己満足の何者でもなく、多くの叱咤激励をいただきました。

 また、定例会の後半には、いつもの噂程度にしか聞いていなかった内容が、ある新聞紙上に赤裸々に掲載されていました。その前後には、地元紙においても、その内容を示唆するかのようなコラムが掲載されていました。ただの噂話と聞き流していたことが、こうして事実かのように世間に流れていくと、議員としてでだけでなく、議会としても無視することができなくなります。事実関係を調査することはもとより、事の次第によっては、議員のモラル、つまりは政治倫理上の問題に発展する可能性も示唆しています。反対に、事実無根の記事であれば、発行元になんらかの問いただしをすることも必要になるかもしれません。これは、名前までは公表されていないにしろ、当事者とされている2名の議員の名誉だけでなく、尾鷲市議会の信頼にも関わることです。

 この件については、その新聞が発行される数日前に、発行人から電話がありました。しかし、私が留守にしていたうえに、留守番電話の内容が途切れていたので、折り返しの電話ができないままで終わっていました。また、この留守番電話については、同僚議員によって、私の連絡先が伝えられたということも、直接本人から聞いたところです。さらに、この発行人から問い合わせを受けた議員は、知っているだけでも数名いたようです。なお、私がこの新聞を入手したのは、市役所の議員控え室でした(議会事務局より配布)。とるに足らないはずのこの手の噂話は、やっかみや陥れる常套手段のように広まりますが、今回ばかりは聞き流せない雰囲気を感じています。

 その証拠ではないですが、この件が明るみになってからは、同僚議員だけでなく、カフェのお客さんや、顔見知りの住民からも、問い合わせやその後の対応を聞かれることが多いです。なので、明日の閉会後にも、議会運営委員会の委員長に、緊急の開催を申し出る予定です。そのためには、尾鷲市議会委員会条例を読み解く限りでは、議会運営委員の半分以上の賛同が必要です。どこまで賛同を得るのかわかりませんが、このまま何もしないでは、議会不信を助長するだけではないでしょうか?事の内容からも、慎重さが求められるので、まずは非公開での開催でもかまわないと感じます。

 どちらの件も、尾鷲市議会にとっては、議会改革の旗印をあげながら、竜頭蛇尾に終わりかねない本末転倒な話題です。いつまでも尾を引くことがないように、尾鷲市議会の本質を証明しなければなりません。当たり前ですが、このような話が先行している現実こそが、住民に信頼されない議会を助長しているともいえます。本来の話題からかけ離れた話ばかりが先行した定例会であったので、ため息の多い脱却をしなくてはなりません。

 私たちの目は、常に市民に向いていなければなりません。また、蒔かれた(もしくは蒔いた種)があるならば、住民の不安を取り除く作業もかってでなければなりません。それが、公益を先導する私たち議員の役割でもあり、正義の証明でもあります。

 私は、私なりの考えと決心で行動しますので、余計な詮索や誘い水は不用です。まずは、明日の定例会後に行動を起こしますので、それから先は、同僚議員の皆さまにも賛同を得られるかです。これ以上、議員として、尾鷲市議会のネガティブな話は我慢ならないので、一掃していく所存です。
by owase874 | 2010-06-21 22:44 |  


市民活動の延長線上に、市民目線の政治があると考えています。


by kumano874

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ご挨拶とブログの概要

当ブログに来ていただきありがとうございます。私が政治に関心をもったのは、災害現場でボランティアとして活動しているときに、どうしても市民活動・NPO活動だけでは届かない声があると感じてからです。1995年の、阪神淡路大震災のときです。それ以降、政策提言できる市民活動を合言葉に、さまざまなことを実践しています(市民派向けのブログもあります。こちらCafe_CReAM モノ語り)。


これまでの思いが実現したのが、2006年11月から、2期6年半在職した尾鷲市議会議員でした。3期目の挑戦には苦杯しましたが、貴重な実体験をさせていただき、条例の制定を中心にした議会改革や、市民活動で培った政策提言を直接できる立場として、負託の重さを実感することができました。

また、尾鷲市議として負託をいただいてからは、この地域ではいち早く、議員活動をお知らせする手段の一つとして、このブログを活用しました。当時のことも含め、日々私が何を感じ、何を考えているかを綴る活動報告にもなっています。なお、2014年5月1日からは、三重県熊野市議会議員として、あらたな1歩を踏み出します。

ときには辛口の意見もありますが、東紀州における公益や市民益を考える一人の意見として読んでいただければ幸いです。

質問や批評など、ご意見がございましたら、下記宛にお願いします。何かしらの方法で、きちんと対応させていただきます。ただし、ブログのコメントには、できる限り返答をいたしますが、端無自身の裁量になることをお許し下さい。

◆ブログ管理者
 未来874事務室
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なお、たくさんの意見や考えをお聞かせ願いたいので、直接にお会いすることも可能です。日程調整などしますので、その旨をお伝え下さい。

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