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襟を正さない奥田市長と、倫理観の違い

 奥田市長に対する有志議員による辞職の申し入れから、2週間が経過しました。

 この2週間だけみても、奥田市長に関する話題は暗いものばかりで、「釈明するごとに政治倫理を問われそうな問題を引き起こしているのでは?」、「もはや市政運営にまで影響しているのでは?」と、あきれるばかりです。あらためて、辞職を申し入れたことが、間違いでなかったことだけははっきりとしています。

 メディアの報道も厳しい内容ばかりで、それは議会にとっても対岸の火事ではないのですが、「市民が市政運営に対して閉塞感や無力感を持ってしまっているのでは?」と、心配するばかりです。その心配を取り除くためには、公正公平な市政運営を取り戻すことなので、「1日も早く決着を!」との気持ちと、目前に迫ってきた新年度予算の審査を控えていることへの影響が入り混じっています。

 こうなった事件の発端は奥田市長にあり、税理士法による兼業禁止規定が指摘された昨年の時点で報告があれば、議会や市民に対して釈明会見などする対応策があったはずです。しかし、議員時代はもとより、不正を正すことを意見しながら、自らの不正行為を隠していた事実は言い訳できません。次に、問題が発覚したあとの対応になりますが、後手後手感は否めず、対応するごとに、新たな問題が発生しています。

 最近の全協をみても、昨年10月末以降は税理士業務をしていないと断言しておきながら、昨年12月に企業の年末調整をしていたことや、昨日の全協では、部下や自治会代表に対する厳しい発言が明らかになりました。一方的に厳しい発言をする姿勢が変わっていないことも伺える内容で、「自分のしたことをはたして反省しているのか?」と、感じました。一方の見方では、「市民利益を優先する行き過ぎた気持ちの表れ」とも取れるのですが、自分の意見が通らないための厳しい発言だとすれば、政治倫理にも値しない倫理観の欠如は、対峙する相手にとっては同じ土俵でないだけに苦労します。

 さらに、昨日のレディオキューブFM三重の放送(広瀬隆のスバラジ!)では、長い時間を費やして奥田市長の書類送検や新たな問題が放送されていました。内容は、マンデー記者通信のコーナーで、昨日の担当だった中日新聞尾鷲支局長とのやり取りでしたが、「市民に釈明する機会を失っているのでは?」との声が印象的でした。しかし、尾鷲市の内容を語るせっかくの機会なのに、話題がこれでは喜べるものではありません。

 まもなく、第1回定例会がはじまります。予算審査をするために、予算書などを読み解いていますが、どこか気持ちがすっきりしない毎日です。それは、自分自身が市議会議員であることも大きく影響していますが、いち議員としての無力感も正直感じます。市長職の権限の大きさから感じてしまうのですが、「自治体を代表する人が悪いことしたらあかんやり」との単純な気持ちが通じない無力感でもあります。まさに襟を正さない奥田市長ですが、諦めず粘り強く、正義を貫いていくしかありません。と同時に、市民生活に影響が出ないように、予算審査に挑みたいとも考えています。
by owase874 | 2009-02-24 11:58 | コラム「温故知新」

平成21年第1回定例会がはじまります

 午前中、議会運営委員会に引き続き、全員協議会がありました。

 3月冒頭から始まる第1回定例会についての説明でしたが、上程された議案の説明以外の議題でも時間をとりました。その発言の多くが、奥田市長に対する政治倫理に関する問題だったので、「もはや市政運営に支障がでているのでは?」とあきれるばかりです。

 議案の内容としては、平成21年度の予算に関する7議案、平成20年度の補正予算に関する6議案、条例の制定で1議案、条例の改正で6議案、その他5議案の計25議案です。とくに私が注目するのは、議案第1号の平成21年度尾鷲市一般会計予算なので、これから予算書に目を通すところです。この一般会計予算額としては、財政難もあって、前年比3億2300万円減の、78億6千万円と出ていました。奥田市長の特色が出ているのかはこれからの審査ですが、内容的には骨格予算とも言えるかも知れません。

 また、その他の事項で、平成21年度からはじまる「美し国おこし・三重」の事業説明が、県担当により行われました。この事業については、以前にも市民の立場で聞いたことがありましたが、概要説明はわかりやすかったです。しかし、説明だけで済む事業ではないので、「現実的に動くかどうか?」には、いくつかの疑問点もあります。たとえば、市町の行政との連携や、各自治体で活動する個人や団体との連携などにはじまり、カウンターパートとして動くと言う各県民センターの担当職員の能力も問われると感じます。

 人に主眼を置いたまちづくりでは、行政のかかわりは1歩後ろが持論です。率先して行政が動けば、いつしかぶら下がるだけになってしまう住民がでかねません。現実問題として、補助金や助成金なしでは活動できない実態が出ていることは、過去における行政の過剰接待の弊害とも言えるでしょう。この地域には、とりわけ後進的だと予算が投下されてきた歴史もありますが、すでに率先している個人や団体も存在しています。どう見つけるかに注目していますが、それもカウンターパートの能力次第だと不安も残ります。

 それでも興味がある事業なので、率先的に関わっていこうと考えています。しかし、この事業については、大部分が市民としての関わりになりそうです。

 あと、平成21年の一般会計の予算については、予算書を読み解きながら、これから記述していきます。
by owase874 | 2009-02-23 16:28 | 定例会の報告

教育委員との懇談会で感じたこと

 金曜日、教育委員との懇談会がありました。

 教育行政について、幅広い内容で意見が交わされましたが、私自身も含めて、「議員は喋り過ぎやなあ」って反省しました。もっと、参加された教育委員の意見も引き出すことが必要でした。言い訳として、こちらとしては、教育委員会を第3の独立した機関としてみている事もあるのですが、ちょっと勢いに違いがありました。

 それでも、冒頭に、田中教育長が5つの課題を説明し、その課題に基づいて議論がされたので、一定の相互理解に繋がった気がしています。その課題とは、1.学校の耐震化、2.学力や体力の低下、3.学校統廃合、4.幼児教育、5.特別支援教育の5つでした。どれも、尾鷲市にとってタイムリーな課題であり、私にとっても関心のある内容でした。

 その課題のうち、特に議論になった話題は、学力の低下、学校統廃合、特別支援教育でした。学力テストの結果は、尾鷲市として公表する予定はないとのことでしたが、低下傾向は否めず、対応策に苦労している現状が報告されました。これには、学力低下には複合的な原因があることで、勉強をしないだけでは説明できない要因も考えられるからです。たとえば、家庭や学校での生活面や、新指導要領による混乱がそのひとつです。また、学校統廃合については、すでに教育委員会より答申が出ている中で、学校耐震化とも並行して進めていくことや、それまでの学校間の交流を積極的に行うことにも意見が出ていました。
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児童生徒の推移

(九鬼中学校については、H20度をもって閉校します)
 私が特に関心を持っている特別支援教育については、その支援を必要としている児童生徒の数が、全体的な児童生徒数の減少に反比例して、増加傾向にあることも報告されました。しかし、これは数値的な裏づけではないので、きちんと数値化するためにも、現実問題として調査する必要性を訴えました。とくに、発達障害に関しては、その疑いがある児童生徒も含めて、学校現場では対応に苦慮している課題です。

 以前のブログにも書きましたが、発達障害児の教育問題は、保護者と学校との温度差が出やすい問題なので、包括的に支援する体制づくりを切望するところです。また、学校だけでなく、教育現場を離れた子どもが就労するまでの長い支援も必要とすることなので、この対応は、尾鷲市としての施策だとも訴えました。

 また、同じように施策を必要とする問題として、児童生徒による携帯電話の使用利用が話題になりました。全国的にみても、犯罪やいじめの温床になっているネガティブな面もあり、それは尾鷲市においても対岸の火事では無いことが予測されます。実際に、携帯電話をめぐるトラブルは、地元警察や学校側が把握しているとのことです。しかし、教育委員会としての方針がないままなので、これも施策として、「尾鷲市としてどうしていくのか?」を明確にする必要性を訴えました。

 あと、学校耐震化や統廃合を除く課題については、調査やファイルなどのデータがなかったので、問題を検討していくことが難しかったです。教育委員の懇談会は、定期的に開催されているようなので、積極的な提言や発言にも期待するところです。また、教育委員会事務局も、県内や全国の先進事例に目を光らせながら、懇談会の議題に提起することを提案させていただきました。

 自治体の将来や未来を考えると、教育問題は蔑ろにはできませんので、独立した機関である教育委員会の存在意義を、もっと指し示して欲しいと感じました。それには、市長が考える教育の施策も求められると感じました。

 教育問題は、学校だけでなく、自治体としての取り組みです。
by owase874 | 2009-02-22 19:56 | 教育とまちづくり

2月末までの議会活動

 生活文教常任委員会による、教育委員との懇談会と、3月定例会の打ち合わせがあります。

■題目:教育委員との懇談会開催について
■日時:2月20日(金) 10時~
■場所:第二・三委員会室
■議題:教育行政について

■題目:議会運営委員会
■日時:2月23日(月) 10時~
■場所:第一委員会室
■議題:
 1.平成21年第一回定例会について
  1.提出議案について
  2.会議及び議事日程(案)について
 2.その他

■題目:全員協議会
■日時:2月23日(月) 11時~
■場所:第二・三委員会室
■議題:
 1.平成21年第一回定例会について
  1.提出議案について
  2.会議及び議事日程について
 2.その他

 この定例会では、一般質問をする予定です。しかし、辞職を勧めている以上、奥田市長が継続していくような一般質問では意味がないので、質問内容は精査中です。
by owase874 | 2009-02-17 13:12 | 議会活動の予定

ダメだこりゃ~迷走する尾鷲市長~

 不謹慎なタイトルですが、昨日の全協で感じた率直な気持ちです。

 議題は、「2月10日の記者会見における市長の発言について」で、議長からその真意を確認された奥田市長の回答は、右往左往したと言った感じです。議論は、13時に始まり、16時ごろまでかかりましたが、そのなかだけでも発言が訂正されたり、言い直しさせられたり、元に戻ったりするので、私も頭の整理をするのが大変でした。これには、会議の方向性を指し示そうとする議長も苦労しているなあと感じました。

 結果としては、記者会見で指摘された、海洋深層水事業にからむ不正や、前市長8年の中での疑惑や、先の市長選で金銭を要求した市議については、質問する議員から何度指摘を受けても、「このような証拠があるので」というような明確な言葉や提示がありませんでした。しかし、奥田市長には「そのような事実がある」とのことで、法曹界と相談しているとの繰り返しでした。

 しかし、市長権限でそのようなことができるはずもなく(市長選に絡む金銭の話は別でしょうが)、「激務と言っている市長室で何をしているのか?」と言う、まさに疑念しか沸いてきませんでした。これについても、多くの議員より指摘を受けていましたが、明確な回答をしていたとは言えませんでした。

 私からは、「奥田市長が行っている不正や疑惑の確認作業は、別に市長職の公務ではないのだから、やはり辞職していただいて、いち市民の立場で、情報公開請求するなりして明らかにしていただければよいと考えます」と助言させていただきました。この発言に至るまでには、奥田市長が言っている不正や疑惑について、「尾鷲市として現段階では何も行動をしておりません」という、総務課長の回答があったからです。

 確かに、不正や疑惑は明らかにするべきです。しかし、それを奥田市長が法曹界の人間と相談している必要性がわかりません。尾鷲市が会計監査を済ませた関係書類を、尾鷲市の顧問弁護士でもない法曹界の人間と相談しているとすれば、そういった書類の内容が、外部に流出していることになるのではないでしょうか?不正があるとすれば、自らの部下に調査を指示するればよいだけで、そのための委員会の設置も可能です。そこには議員も参加できるので、正式な手順を踏むべきです。

 さらに、(税理士法で)兼業が禁止されている税理士としての業務を、奥田市長自らが、「昨年10月末以降はやっていない」と言っておきながら、尾鷲市内の企業に対して、昨年12月に年度末調整をやっていた事実が指摘されました。しかし、この件についても、「サービスでやった」などと、最後まで(質問に対して)要領を得ない回答で終わりました。「サービスでやってもいいのか?」と感じましたが、この業務が税理士としての業務なのかはわかりませんでした。

 記者会見での発言内容の確認作業で終わるだけの全協が、予想通りに長引いた形となりました。私たちが惑わされていけないのは、発言内容の正確さではなく、「あくまで奥田市長の自主的な辞任を勧める」ことです。昨日の結果としては、「あのような対応をみても、もはや市政運営を任せられる状態ではないのでは?」と、あらためて辞任を強く求めていくことには変わりありません。

 その後の議員有志の懇談会では、3月議会までの意志確認を行いましたが、これだけの多くの議員が一致団結する事態を、奥田市長には理解していただきたいと考えます。
by owase874 | 2009-02-14 02:36 |  

全員協議会の開催について

 明日、全協が開催されます。

■日時:2月13日(金) 13時~
■場所:第二・三委員会室
■議題:2月10日に行った、奥田市長における記者会見での発言について

 この発言とは、14名の有志議員が、文書で以って、奥田市長に辞職を申し入れたあとに開催された記者会見のことです。私も報道をもとに、ブログで書きましたが、内容を確認しなくてはと感じた発言もありました。

 自分のことを棚にあげた発言内容の真意を問うてみようと考えています。
by owase874 | 2009-02-12 13:28 | 議会活動の予定

奥田市長に辞職を申し入れる

 昨日、議員有志の代表者4名が、奥田市長に辞職を申し入れました。
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1枚目、申し入れ内容


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2枚目、議員有志の連名


 上記文書がその内容ですが(議長のブログより拝借しました)、議員14名の連名と言う重さが、どれほど伝わったかは不明です。地元紙などの報道を見る限りでは、「辞職しない」との回答でしたので、その重さを感じつつもと言うことでしょうか?

 これで、議員有志といえど、大半の議員による統一した態度表明がされたわけですが、奥田市長は続投する意思を表明しました。それはそれで、回答を得たことなので、一定の満足がありますが、とうてい納得できるものではありません。それは、その後の市長記者会見で、さらにも増しました。

 この会見で、奥田市長は問題のすり替えとも受け取れる発言を繰り返しています。現場にいなかったので、直接聞いているわけではありませんが、どのメディアも同じようなことを報道しているので、「言った事実」はあるのでしょう。この記者会見がなんのために開催されたのかはわかりませんが、議員有志の申し入れに対する会見であれば、あそこまで踏み越えて言うこともなかったのではと感じます。

 それは、言葉だけも見ても、自治体トップの発言としては重い内容がつづられています。会見内容が本当であれば、尾鷲市としての対応を協議しているかなど、議会としても問わなければいけない(奥田市長の言う)事実がいくつかありました。しかし、これは問題のすり替えに過ぎず、自らも不法行為をしていた事実が消えるわけではありません(税理法違反を認めているわけですし、それで書類送検された事実があるので)。

 しかし、今回の奥田市長による記者会見は、議員としてだけでなく、いち市民としてもあきれる発言ではなかったでしょうか?そういう人物が、自治体トップとして、しかもわがまち尾鷲市の長として在籍していることに、将来の不安を隠し切れません。また、今回の申し入れの件で、唯一参加しなかった高村議員の談話が、11日付の伊勢新聞に掲載されていました。高村議員の意見である、「奥田市長の判断を見守るべき」との発言は、14名の議員全員が認めているはずです。それなのに、意見が違う14名の議員に対して、「そんなパワーがあるのなら…」と、注文を付けておりました。

 この意見に対して、私ははっきりと言います。

 「個々の議員の発言は、デモクラシーの精神からも尊重されなくてはなりません。それを大前提としますが、現在まで一度も一般質問などしておらず、今回の件だけについても、議会運営委員会でのみしか発言していない高村議員から、このような注文はいかがなものかと感じます。奥田市長を支持し、判断を見守るのであれば、全員協議会などで擁護することもできます。それが、本来のデモクラシーであり、彼の言うパワーではないでしょうか?それをしないでおいて、残る14名の議員の行動を批判する精神は、同じ議会議員として憤りすら感じます。」
by owase874 | 2009-02-11 12:22 |  

発達障害児の教育を考える

 もうすでに放送が終わっていますが、NHKのクローズアップ現代の番組内容が、私にとってタイムリーなので紹介します。

 「才能を開花させよ~どう支える発達障害児~」というタイトルで、発達障害の子どもたちを、社会に適応させ、才能を開花させるために、どんな支援体制が必要なのか考えていく番組内容です。短い時間でどれだけ答えに迫れるかが興味深いですが、結果としては、その時間に他用ができてしまい、見入ることができませんでした。再放送が無い番組なので、非常に残念です。

 最近、三重県においては、伊賀市の新年度予算で、発達支援センター運営事業として451万1千円を計上したと報道されていました。センターは、発達障害児やその家族の支援を強化するために、県内3例目として設立されます。実務としては、保健士や保育士など5名の相談員が、乳幼児期から就労期までサポートすると言うものです。伊賀市には市民活動センターW.T.Aまちづくりセンターがあるので、これらとの連携も想像できます。また、教育現場に出向いて、指導や助言を行うとのことで、この点でも興味深い取り組みだと関心を持っています。

 発達障害やその可能性が高い子どもは、それこそ私が幼いころは、「いつも落ち着きが無い子」、「何度やっても覚えられない子」などと評価され、先生にいつも怒られたり、同級生からもお荷物的に見られることもありました。それが、やがて病名のつく障がいだと知ったのは、恥ずかしながら大学の講義からでした。このときに、「将来的に大問題となるのでは?」と、おぼろげながらに講義を受けた記憶が残っています。

 その後、端くれながら教壇に立つようになると、どうしても目に付く子どもがいることに気づきながら、それでも解決策を見出せないままでした。この頃は、発達障害よりも心身的に弱い子どもが気になっていたこともありますが、教員時代に取り組めなかったのが、今の関心ごとになっています。言葉だけが先行していた教員時代の後悔があるので、地域の課題として取り組むことの必要性を強く感じています。

 それは、発達障害児を持つ保護者にとって、我が子が将来自立していけるかが大きな課題です。そのためには、基礎基本を学ぶ小中学校での取り組みが、何よりも気になるところです。身体的な障がい者も同様ですが、発達障害児の教育環境は、保護者の希望に対しての格差が大きいのが現実です。もちろん、対応する教員の苦労や努力には感謝しながらも、「本当は、もっとこうしてほしい」との思いが強くあるように感じています。それは、保護者にとっては、義務教育で学ぶこと以上に、将来の自立が見通せる教育を必要としているからです。この件については、教員以上に、関心を持って調べている保護者が多いとも感じています。

 おそらく、今日の番組は、この点にもクローズアップしていたと考えられますが、学校現場だけで対応できかねる状態が、今の学校にはあるのではないかと推測できます。障がいにも種類があり、発達障害といっても、個々で対応が違うので、このことだけでも教員にかかる負担は大きいです。それに、クラス運営や求められる要求や要望が多様化しているなかで、教育の限界がきているのではとも考えてしまいます。荒れる学級が問題になった時代もありましたが、その荒れ方も多様化している中で、学校を支えるのは先生とPTAだけと言う時代からの変革も求められている気がしています。これは、自治体としての施策を必要とする課題に違いありません。

 これが、伊賀市に新設される発達支援センターのような、地域の課題として支援していく体制づくりに繋がっていると考えられますが、県内でも3例目と、まだまだ手探りの状態だとも言えます。しかし、尾鷲においても、既存にある施設や環境や組織を利用しながら、関係することが緩やかにネットワークを構築し、それぞれが情報共有するだけでも、解決の糸口は見つかるような気がしています。

 私の市民としての取り組みの中に、このネットワークを構築していく試みを始めています。半年以上経過しますが、関係者が集まって情報共有する作業をしています。それぞれの苦労や行き詰まりや取り組みを共有するだけでも、個々が抱える課題はネットワーク化されます。想定には、その答えのひとつが、支援センターの設立も想定しているので、ここは議員の立場で必要性を訴えることもできようかと考えています。

 自治体を形成するのは、そこに住む人たちです。

 ただ単に住んでいるのではなく、充実感と満足感を持って住み続けるには、全ての住民がそれぞれの立場を理解し、共有し、共存していくことです。これは、理想でもありますが、実現できない課題ではありません。私は、人権問題や障がい者問題が、この理想の足を引っ張っていると感じるので、自分のライフワークとしても取り組んでいくことで、「同じ地球に住む人間」と言う単純明快な答えを、この地域で見つけ出したいと考えています。

 私にできることは少しですが、この少しを補完し、今の平均値を上げていく人材が、この地域にはたくさん存在しています。関心を持っている人から、情報共有を始めていけば、無関心だった人にも影響を与えるのは必須です。まずは、関心があるもの同士、現状把握をすることが必要です。

 こういった取り組みは、田舎や地方であるからこそ、率先できる内容ではないでしょうか?
by owase874 | 2009-02-11 00:21 | コラム「温故知新」

尾鷲人権トップセミナーから政策を創造する

 今日の午後、県民センターで開催された尾鷲人権トップセミナーに参加しました。
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 講師をしていただいた、近畿大学の北口末広教授は、私が近畿大学在学中に、人権関係の講義を受けた記憶があります。今日の参加者は、自治体関係者や教育関係、議会議員が主だったので、どのようなセミナーになるのかが楽しみでした。

 時間になって始まると、短い時間で、要点を的確に話され、出席者を巻き込んでの講義は、まさに学生を飽きさせない手法といっていた通りの話術でした。この点だけでも、大いに参考になるセミナーでした。

 人権講和については、意識や差別・被差別の関係性を変えると言う話に共感しました。関係性を変えることは、凝り固まった思考を持っていると苦労しますが、常に柔和な思考でいることで、どちらの関係でも考えられ、対応できることを再確認しました。また、関係性を変える政策創造については、財政・人材・情報と言う政策三要素を自分で見出していくことにも発見がありました。

 内容的には難しい話題でしたが、例など挙げて説明していくので、自分に置き換えて考えたり、他人の気持ちになったりして考えることで、理解できることが多かったです。このような話は、ただ単に人権にとどまる内容では無いので、応用の利くセミナーだと感じました。
by owase874 | 2009-02-10 19:25 | 公益行事への出席

有志議員が統一した行動をとります

 今日の午後、有志議員が集まって、奥田市長に辞職を促す書面を作成しました。

 先だっての議員懇談会を受けての作業ですが、この書面に法的拘束力はありません。しかし、議員15名のうち14名の連名なので、意味するところは大きいです。明日の午前中に、代表者らが市長へ提出しますので、文面などはその後にお伝えする予定です。

 この書面の提出によって、奥田市長の出方を見ますが、それに関わらず、3月定例会の議案審査を行うことも確認しています。どういった議案が出るのかは現段階ではわかりませんが、それまで不信任決議などの行動はないとの確認です。しかし、今の状態のままでは、新年度予算など、議案の審査や採決に支障が出る可能性もあります。

 税理士法違反による書類送検は、自治体トップによる法律違反という不祥事には違いありません。これは、政治倫理の面から見ても、全国的な関心ごととも言えるのではないでしょうか?法律違反した市長が、市民に説明する機会すらつくらずに、「司直の判断を待ってから」との返答ばかりで済ませているのが現状です。この件を、議会だけに対処させる道理も理解しがたいところがあります。

 私も、市民生活を考えると、奥田市長の書類送検は、どうにもこうにも説明がつかないとの判断で、不信任決議に賛成するひとりです。しかし、決議はひとりで提出するものではなく、規定数による議員の賛同がいります。また、自らを律することができない奥田市長に対しては、議会以上に、市民に対しての裏切り行為ではないのかなとも感じます。

 そもそもこの件は、奥田市長自らが引き起こしたものであり、議会が先導するものでもありません。だからと言って、何もしないと言うことではなく、何らかの態度が出るまでは、有志議員として行動することや、私自身も議員として対峙することになります。

 どちらにしろ、正直なところ、やるせなさが残ります。
 尾鷲は、こんなことで停滞してはなりません。
by owase874 | 2009-02-09 20:05 |  


市民活動の延長線上に、市民目線の政治があると考えています。


by kumano874

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ご挨拶とブログの概要

当ブログに来ていただきありがとうございます。私が政治に関心をもったのは、災害現場でボランティアとして活動しているときに、どうしても市民活動・NPO活動だけでは届かない声があると感じてからです。1995年の、阪神淡路大震災のときです。それ以降、政策提言できる市民活動を合言葉に、さまざまなことを実践しています(市民派向けのブログもあります。こちらCafe_CReAM モノ語り)。


これまでの思いが実現したのが、2006年11月から、2期6年半在職した尾鷲市議会議員でした。3期目の挑戦には苦杯しましたが、貴重な実体験をさせていただき、条例の制定を中心にした議会改革や、市民活動で培った政策提言を直接できる立場として、負託の重さを実感することができました。

また、尾鷲市議として負託をいただいてからは、この地域ではいち早く、議員活動をお知らせする手段の一つとして、このブログを活用しました。当時のことも含め、日々私が何を感じ、何を考えているかを綴る活動報告にもなっています。なお、2014年5月1日からは、三重県熊野市議会議員として、あらたな1歩を踏み出します。

ときには辛口の意見もありますが、東紀州における公益や市民益を考える一人の意見として読んでいただければ幸いです。

質問や批評など、ご意見がございましたら、下記宛にお願いします。何かしらの方法で、きちんと対応させていただきます。ただし、ブログのコメントには、できる限り返答をいたしますが、端無自身の裁量になることをお許し下さい。

◆ブログ管理者
 未来874事務室
 熊野市飛鳥町佐渡462番地
 0597-84-1033
 kurage874@cream.plala.or.jp 

なお、たくさんの意見や考えをお聞かせ願いたいので、直接にお会いすることも可能です。日程調整などしますので、その旨をお伝え下さい。

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