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雨に強いまち尾鷲は本当か?

 尾鷲の年間降水量は、私が小学生のころは全国1位でした。

 現在では、屋久島(山岳部では年に1万mmも降っているとも)を筆頭に、大台ケ原(日出ヶ岳)、尾鷲市(年平均4000mm程度)、宮崎県えびの高原(1993年の年間降水量8511mmは日本記録)あたりが、日本における多雨地域になります。人が常時住んでいる地域や人口密度を考えると、やはり尾鷲市の雨は尋常ではありません。

 確かに、「雨に強いまち尾鷲」には違いありませんが、1971年(S46)9月の三重県南部集中豪雨では、賀田や古江で山津波が発生し、両地区で26名もの死者を出しました。その惨状は、賀田地区で行われた尾鷲市総合防災訓練の会場で見た当時の災害記録冊子でも記憶に新しいです。

 また、戦後からの豪雨による災害記録や被災を調べてみると、1948年(S23)11月の台風34号、1950年(S25)9月の台風28号、1953年(S28)9月の台風13号、1954年(S29)6月の低気圧、9月の台風14号、1956年(S31)10月の低気圧、1958年(S33)8月の台風17号、1959年(S34)8月の台風7号、1959年(S34)9月の台風15号(伊勢湾台風)、1960年(S36)10月の低気圧と前線、1961年(S36)6月の梅雨前線、1961年(S36)9月の台風18号(室戸第2台風)、1967年(S42)10月の台風34号、1971年(S46)9月の前線(三重県南部集中豪雨)、1971年(S46)9月の台風29号、1982年(S57)8月の台風10号と前線、1990年(H2)9月の台風19号と前線、1994年(H6)9月の台風26号、1998年(H10)9月の台風7号と8号、2004年(H16)9月の台風21号と前線(三重県豪雨災害)、2008年(H20)9月の台風13号と前線など、近年の被害は少ないですが、この地域は常に雨との闘いを強いられています。

 しかし、この「雨に強い」という自負が、実は逆に弊害となっているのではいないのかと、危惧していることがあります。人口も3万人を超え、若い世代が多く暮らしていた時代とは違い、今の尾鷲は2万人弱の人口と、55歳以上が1万人も生活している超高齢化社会になりつつあります。減災の知識では、高齢者には知恵や経験が豊富であるのに対して、災害における瞬発力や、被災後における体力は反比例してしまいます。その現実の中で、この尾鷲市には、洪水(水害)ハザードマップがないのです。津波ハザードマップは、内容もスケールも素晴らしいマップがあるいのですが、豪雨による洪水を想定したマップはありません。

 三重県における洪水ハザードマップの公表状況を見ると、県内10自治体しか公表されておらず、そのうち8自治体がインターネットでの公開をしております。さらに、東紀州で見ると、紀宝町と御浜町が公開しています。また、尾鷲市でも可能性が高い内水氾濫によるハザードマップは、県内でも2自治体しか公開されていませんでした(内水氾濫とは、下水溝や排水溝が氾濫すること)。ちなみに、土砂災害ハザードマップは、尾鷲市にもありますが、これは水害を想定するには不都合があります。

 私は、平成20年3月の一般質問で、水害(洪水)ハザードマップの必要性を訴えたのですが(伊藤元市長のときにも質問しましたが)、「そのような検討はない」とのことでした。しかし、毎年のように洪水や内水による氾濫は発生しており、少なくとも被害が発生しています。その都度、尾鷲市役所を初め、尾鷲消防署や各地の消防団、各自治会、ボランティアなどが被災対応していますが、同じ場所や地区で発生することが多いです。

 「事前に災害を意識し、市民にも対応してもらえることはあるのでは?」

 これが私の考えで、それまで市職員が中心に配達・回収していた土のうは、土のうステーションという形で、市民による自主防災として前進させるきっかけをつくりました。まだまだ未整備の地区も多いですが、水害ハザードマップがあれば、このような土のうステーションの設置場所も明記されるので、誰でも災害対応が可能となります。また、公開(インターネット公開やマップの配布)することで、市民や尾鷲を訪れる人への減災意識を啓発するきっかけにもなります。

 検討するにとどまるマップの作成も、私は市役所職員ばかりに汗をかけとは考えていません。被害状況を一番よく知っている地域住民からの声を集めたり、減災学習の一環で教育施設にも協力を願いでたり、自主防災会や自治会、市民活動団体など、それこそ尾鷲に住む市民の声の集約として、水害ハザードマップにまとめることが可能ではないでしょうか?何よりも、より多くの市民でつくることで、減災の啓発にも繋がります。このときに、避難経路などで高齢者や障がい者などにも配慮したマップにすれば、より効果があるでしょう。

 ハザードマップの効果は、すでにいくつかの自治体でも検証されており、例えば、1998年(H10)8月の福島県郡山市を中心とした豪雨災害では、あらかじめ洪水ハザードマップを見ていた人と見ていなかった人で、避難行動を開始する時間に約1時間の差がみられたという結果があります。また、2004年(H16)10月の兵庫県豊岡市の豪雨災害でも、洪水ハザードマップのおかげで、被災の規模の大きさと比較して、住民の避難や行政の対応が進んだという話も聞いています。

 今年は、伊勢湾台風から50年、三重県豪雨災害から5年という節目の年です。各地で啓発イベントが開催されますが、三重県豪雨災害に関しては、あまり耳にはしません。あのときは、旧海山町で約2000戸が床上浸水し、尾鷲市や旧紀伊長島町でも、百数件の浸水被害を受けました。遠い災害の検証も必要ですが、もっとも近い被災がお座なりになっているのではとも感じます。しかし、何もしないよりはしたほうがいいので、ぜひ声に出して取り組んでいきたいとも考えています。

 その初めの1歩として、私のブログからも、水害ハザードマップの必要性を考えるきっかけになればと感じています。


◆参考URL
 国土交通省ハザードマップポータルサイト
 四日市市の内水氾濫想定区域図
 伊勢湾台風50年事業実行委員会
 尾鷲市 土のう作業を住民へ一任(2008年10月10日 読売新聞)
 (元)海山町災害ボランティアセンターの活動とその後の防災・減災活動
by owase874 | 2009-06-30 13:46 | 防災とまちづくり

市議会議員の給与支給明細

 改選後、初めての給与となる、6月の支給明細を報告します。

 市議会議員の給与は、各自治体の条例で定められており、尾鷲市議会議員の給与は、月額32万1千円が基本給となります(尾鷲市議会議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の第1条に記載)。ちなみに、議長については、月額425,000円、副議長については、月額353,000円と、職務の負担増から増額されています。

 この基本給から、私の場合は、共済年金の共済長期掛け金5万1200円、所得税7,110円、住民税1万4400円、親睦会会費1,000円が差し引かれますので、最終的な振り込み額(手取り)は、24万7290円となります。

 ここで、共済年金とは、いわゆる議員年金のことで、議員の在職が合計12年以上の場合に支給される年金制度です(任期は連続でなくてもかまわない)。よく、「議員は3期せなあかん。」とか言われていますが、これは1期4年を3期全うしたことを想定としており、今回のように任期半ばでの解散などがあれば、在職12年に達することができないので、4期以上となってしまうこともあります。

 月額5万円以上と、掛け金が高額であるので、12年の任期を全うしなければ、単純計算でも年額約61万円を掛け捨ててしまうことになります。このことから、「3期(12年)せなならん」との逸話が出てくると考えられます。仮に、在職12年を全うすれば、年額約176万円が、議員年金として支払われることになります。また、在職が12年から1年毎増えると、その分の年金支給額も増えていきます(在職30年で頭打ち)。ただし、前段で「掛け捨て」と書きましたが、在職が3年以上12年未満であれば、「退職一時金」の名目で、相応の掛け金分が支払われることになっています(地方公務員等共済組合法 第11章 地方議会議員の年金制度より)。

 しかし、地方自治体による平成の大合併や、それに伴う行財政改革で、各地で議員定数が削減されたこともあり、共済年金を支払う現職議員の総数は減りましたが、受給される元議員が増えたために、共済組合の財政はひっ迫しています。このため、平成15年4月には、議員共済会の財政状況が赤字のため、掛金率増、特別掛金率増、公費負担率増、給付削減等の制度改正が実施されました。追って、平成18年6月に、「地方公務員等共済組合法の一部を改正する法律(平成18年法律第63号)」が成立し、翌年4月1日からは、年金の支給額が減額されました。

 共済年金の話が長くなりましたが、実際の手取りからは、支払い義務が生じる国民年金保険(月額1万4660円)や国民健康保険(月額2万7千円)が差し引かれますので、20万5630円が手元に残ることになります。

 さらに現実的なこととして、政務調査費が年額15万円であるのに対し、実際に政務調査に関する支出はこれを超えてしまうので、「想像以上に議員の政務調査活動には支出が必要」となってしまいます。細かく計算したことがありませんが、支給される政務調査費を使用しない支出としては(使用できない項目もあります)、視察に係るガソリン代や現地での活動費(駐車場代や飲食代など)、資料の取り寄せ費用やコピー代、インターネットを使うことによる出費など(プロバイダ料や印刷費、印刷に係る消耗費など)、「議員活動による出費」は計上するときりがありません。

 それでも、議員の給与に関しては、各自治体でも話題や課題となっています。少し前の朝日新聞の投稿「私の視点」でも、全国町村議会議長会議事調査部長である岡本光雄氏が、「議員活動と報酬を考える契機」として投稿していました。興味ある部分には、「住民が(議員報酬を)評価するための材料を議会が提供するべきだ。…中略…そのうえで、追認機関になりがちだった報酬審議会に公募制を取り入れるなどの改革をし、自分たちの代表に期待する活動と、そのために負担するべきコストについて議論を深めることだ。」とありました。

 このあたりからも、議会不信を取り除いていくきっかけを掴むことができそうです。
by owase874 | 2009-06-27 13:53 | コラム「温故知新」

九鬼・早田地区教育懇談会を傍聴する

 昨日、九鬼小学校講堂において、表題の懇談会がありました。この懇談会は、行政(担当課)と市民との懇談会なので、議員はオブザーバー参加(傍聴)するだけです。

 6月20日付けで、九鬼・早田地区に懇談会のお知らせが通知され、22日には議員に広報されました。24日の当日には、地区住民20名以上(学校関係者含む)、傍聴議員8名、教育委員会事務局5名が集まりました。

 懇談会の内容は、九鬼小学校の統廃合問題に関することで、九鬼小PTA会長からも事情説明がありました。わが子が通っている学校の統廃合を、保護者の立場で説明する苦悩がうかがい知れました。責任は全くないはずなのに、責任を痛感しているようにも感じられ、「行政は、施策として早い段階から対応してきたのか!」と憤るばかりです。「学校統廃合は原則しない。」と訴え続けていた奥田元市長の施策の失敗が、住民を苦しめてはいないかと考える場面でした。

 この問題が表面化した経緯は、今年度は全児童9人でスタートする予定が、家庭事情などから3名が転校することになり(2月)、6人となってしまったことからでした。それまでにも、九鬼小の統廃合は問題とはなっていましたが、来年度はさらに3名が転校の意向を示したことから、このままでは全児童3名になってしまうことが明らかになったためです。

 この問題が出てからは、学校と教育委員会も対応を協議し、保護者との話し合いで、「九鬼小の統廃合やむなし」との結論が出たと聞いています。それを受けての、地区住民との意見交換がこの場でしたが、4人の住民から意見が出ました(その前に、副議長を含む議員2名が発言しましたが、懇談会の内容には直接関係のない話題でした。懇談会の趣旨からも、議員の発言は適当ではないと感じました)。

 大方の意見は、「(母校がなくなることは寂しいが)PTAが決めたことならば異論はない。」でした。存続を考えても、それは地域住民でできることではなく、やはり教育行政の施策あってのことです。懇談会とはなっていますが、「最後通告」にも感じ取れる内容だっただけに、「住民が犠牲になっているのでは?」と感じてしまいました。確かに、苦悩する教育委員会事務局の思いも伝わりましたが、それだけに、「(せめて委員長など)教育委員会委員の参加もあってよかったのでは?」と感じました。

 これを境に、九鬼小学校は統廃合の道を進むことになるでしょう。私の考えも、「全児童6人での学校運営は、複式学級の弊害も考えると、子どもたちへのデメリットの方が大きいだろう。」との意見です。近隣に、受け入れる小学校がなければ話は変わってきますが、通学バスなどで対応できる距離にあるならば、「子どもたちにとって最良の方法」を訴えるつもりです。

 教育委員会にも、教育委員会事務局にも言えることは(もちろんのちに決まる市長にもですが)、「子どもたちの将来や未来を考えられる施策の提供を!」です。学校統廃合は、その地域の活力にも繋がりますので、慎重な意見を必要としながらも、九鬼小のように保護者が苦悩する場面をつくってはなりません。議員としても、その点を重要課題と捉えて対応してまいります。
by owase874 | 2009-06-25 12:59 | 教育とまちづくり

奥田市長が失職する

 先の臨時会で、「奥田尚佳尾鷲市長に対する不信任決議案」が、議員発議によって田中勲議員により提出されました。

 私も含めた13名の議員による連名で提出され、記名式による採決方法をとった結果、賛成14票、反対2票となり、不信任決議案は採択されました。これにより、奥田市長の失職が決まり、議長から決議を報告する文書が提出されて失職しました。

 奥田市長の在職期間は短く、道半ばとの発言もありましたが、これで大きな区切りがつきました。結果としては、出直しの市議会選挙費用に2679万8千円も使っただけに、「(奥田市長の)言っていることと、やっていることの乖離」には、大きな代償を支払ったことになります。

 後日、失職を受けての出直し市長選は、7月26日(日)と決まりました。出馬表明した候補者も3名となり(奥田元市長はしていませんので)、大きく尾鷲市が動こうとしていることに違いありません。私から言えることは、「市長候補者による討論会」の開催は、第三者にコーディネートしてもらって、ぜひともやっていただきたいと考えています。

 前回の市長選の反省としては、この討論会がなかっただけに、「事前に候補者を知る機会」が失われたままの選挙戦になってしまったことです。今回は、全ての候補者にでていただいて、「尾鷲の将来や未来」を討論していただきたいです。
by owase874 | 2009-06-22 13:30 |  

臨時会での報告案件

 午後からの臨時会では、三鬼議長のもとで開催されました。

 専決処分の報告6件と(報告第7号~第12号)、繰越計算書の報告3件(報告第13号~第15号)、事業計画等の報告2件(報告第16号、第17号)の説明を受けました。採決の結果は、すべて全員一致で可決されました。

 このうち、報告第7号は、出直し議会選挙の費用(一般会計補正予算第2号 市議会議員選挙費)で、この選挙には2679万8千円の経費がかかりました。この額は、1年間における市長と教育長の給料(1837万7千円)と期末手当(766万1千円)の合計に相当します。

 報告第8号の中の、第3款民生費、第1目児童福祉総務費、第2項児童福祉費、第15節工事請負費188万円は、宮の上小学校における放課後児童健全育成事業に係る空調の整備費です。放課後に児童を預ける際の空き教室に、冷暖房を取り付ける工事になります。

 報告第9号~第11号は、平成21年5月の人事院勧告により、6月に支給する期末手当及び勤勉手当に関する勧告を受けた条例の一部改正です。民間基準に沿うように、公務員の手当てを減額する条例改正です。

 報告第12号は、尾鷲市コミュニティバスの指定管理者を、三重交通株式会社(本社津市)に委託する報告です。コミュニティバスについては、車体に尾鷲中学生がペイントしたことで話題になりました。

 報告第13号~第14号は、平成20年度尾鷲市一般会計や、平成20年度尾鷲市後期高齢者医療事業特別会計の繰越明許費繰越計算書の報告で、第15号は、平成20年度尾鷲市水道事業会計予算繰越計算書の報告でした。

 報告第16号は、財団法人尾鷲市開発公社の平成20年度決算及び平成21年度事業計画等の報告でした。また、報告第17号は、財団法人尾鷲文化振興会の平成20年度決算及び平成21年度事業計画等の報告でした。

 6月定例会が開催されていないので、奥田市長による専決処分の報告が多かったです。しかし、失職した後も、後任の市長が決まるまでは、職務代理者である総務課長の専決処分が予想されます。各常任委員会で議論やチェックができないことは、利益が市民の反映されているかどうかにもかかります。
by owase874 | 2009-06-20 15:03 | 臨時会の報告

議会の新体制が決まる

 昨日の臨時会では、午前中に議会構成を決めました。

 それより前にあった議員有志の懇談会では、解散前の議会構成を継承する意見がでていたのですが、私の意見は、「改選で区切りはついたので、新人議員もいることからも、仕切り直しする必要があるのでは?」でした。しかし、他の意見もでなかったので、それ以降は何もないまま今日の日を迎えました。

 結果としては、改選前の議会構成を継承したのですが、一部の副委員長や議会運営委員会の委員は含まれていませんでした。議長、副議長、監査、各常任委員長、議会運営委員会委員長のみの継承は、私にとっては都合のよい継承で、口実に過ぎないと感じました。釈然としない気持ちはありますが、私1人の意見なので、特にこれ以上は引きずりません。ただし、議長の選挙で白票(無効票)を投じたのは、私なりの抵抗を示したいと考えたからでした。

 ◆議長
  三鬼和昭議員
 ◆副議長
  中垣克朗議員
 ◆監査委員
  内山鉄芳議員
 ◆議会運営委員会委員長
  南靖久議員
 ・議会運営委員会副委員長
  北村道生議員
 ◆総務産業常任委員会委員長
  真井紀夫議員
 ・総務産業常任委員会副委員長
  浜中佳芳子議員
 ◆生活文教常任委員会委員長
  三鬼孝之議員
 ・生活文教常任委員会副委員長
  大川真清議員
 ◆特別委員会委員長
  浜口文生議員
 ・特別委員会副委員長
  浜中佳芳子議員

 また、会派の結成も報告され、2つの会派が誕生しました。

◆市民会議「おわせ」
 南靖久議員(代表)、三鬼和昭議員
◆尾鷲維新
 端無徹也議員(代表)、神保美也議員、三林輝匡議員

 以上、それぞれの議員が切磋琢磨し、尾鷲市を盛り上げていきます。
by owase874 | 2009-06-20 13:43 | 議会改革報告

会派の結成をしました

 会派結成届を、議会事務局に提出してきました。

 代表者は私で、幹事長は神保美也議員、会員は三林輝匡議員の3名です。会派名は、私に一任されたので、「尾鷲維新(おわせいしん)」とさせていただきました。この名称の由来は、自らのブログで語ったことからです(そのときのブログ)。「この尾鷲の状況を変えなくては。」との維新の思いが、会派名になっています。

 会派を結成することは、イメージ的には「烏合の衆」のようにも感じたこともあったのですが、会派に群がること自体が「烏合の衆」であると感じたので、「ならば、統一感のある集団(会派)で、尾鷲の維新をしなくては!」となりました。16名の議員は、それぞれが尾鷲市に熱い思いを持っています。しかし、会派としてのある程度の意思統一がなければ、「改革」や「維新」の思いは、民主主義で言う「数の論理」に対抗できません。議会全体としての意思統一ができれば、会派も必要はないのですが、あいまいさが過ぎると、「議会不信」にも繋がっていくことを、1期目で強く感じたところです。

 会派の結成によって、それ以外の会派や無所属の議員と「一線を画す」とまでの対抗心はありません。「切磋琢磨し、是々非々で生産していく」ことを基本とし、是々非々の判断が尾鷲市にとって良となるよう、議員同士が切磋琢磨できる現場をつくっていきます。そのために、市民との懇談会や政務調査視察には、会派に属する議員だけでなく、全員の議員にも呼びかけやお誘いをします。場合によっては、募集に応じた市民と一緒に視察することも考えていきます。前段で、「烏合の衆」と厳しい表現をしましたが、「役職を期待して群がる」という意味合いであって、会友から会派に繋がっていくことも考えられます。

 まずは、会派による勉強会で、尾鷲市の現状をより理解し、手立てを考えていきます。その旗印をあげたからには、尾鷲市民のために活かされる様に動いていきます。1期目は、がむしゃらに動くだけでしたが、2期目となった以上は、動くことがより活かされる様にしていきます。そのためにも、会派を決意したのです。

 ただの烏合の衆となってしまわないためにも、会派「尾鷲維新」は、尾鷲市民の感覚を失わずに、尾鷲の将来や未来を考えていきます。
by owase874 | 2009-06-18 20:19 | コラム「温故知新」

臨時会に向けた全員協議会

 全員協議会がありました。2日の日以来の議会活動です。

 19日の臨時会に向けた全協でしたので、提出議案や報告案件、議事進行の説明がありました。議会構成が決まっておりませんので、午前中に議会構成をやって、午後から議案の提案説明や報告を受けることになりました。ほとんどを専決処分で処理しているので、その報告は6つもあります。議会構成では、本会議と全協などが交互にやってくるので、目まぐるしい臨時会になります。

 これで議会構成が決まると、いよいよ市長不信任案の提出が現実味を帯びてきます。まずは、市政停滞を打破するためにも、臨時会の開催が必要ですが、議会構成も今後の議会改革には重要となってきます。
by owase874 | 2009-06-17 18:15 | 臨時会の報告

シニア・スポーツ大会

 尾鷲市老人クラブ連合会主催のシニア・スポーツ大会に顔を出しました。
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 体育館いっぱいに参加者がいましたが、気温も高くなってきていたので、水分補給などの体調管理が必要です。 11時から全員協議会が始まるので、そそくさと出てきましたが、外のほうが涼しかったです。

 それにしても、このような市のイベントがあるときは、決まって地元県議の挨拶が慣例です。今日も2名の県議が挨拶をしておりましたが、「県議よりも市議が適任では?」と感じてしまいます。そもそもは、参加者が主役であって、来賓挨拶は不要が持論ですが。

 今週末には、障がい者スポーツ大会があります。
by owase874 | 2009-06-17 14:43 | 公益行事への出席

奥田市長に対する不信任案の再提出に向けて

 午前中、有志議員の懇談会がありました。

 19日(金)の臨時会では、前職13名の連名で、市長不信任案を提出する見込みです。その文書や段取りなどの確認をしましたが、これで奥田市長の失職は決定的となりました。具体的には、議会で議決がされたあとに、議長から文書を手渡された時点で失職となります。これは、奥田市長が議会解散の文書を議長に渡したのと似た効力となります。あのときも、その時点で私たち議員は全員失職しました。

 「(議会がなくとも)市政の停滞はない。」とは、奥田市長の言葉ですが、議会がないということは、民主主義の根幹を揺るがす事態です。これと似た政権運営は、独裁政治とも言えるはずです。そこまでは大げさだとしても、(議決を必要としない)専決処分で市政運営を続けることは、独裁的と捉えられて当然です。さらに、議決を必要とする議題が後回しになっている現実もあるでしょう。

 この点を言えば、たとえば、厚生労働省が提案した、「ふるさと雇用再生特別交付金及び緊急雇用創出事業」があります。簡単に説明すると、尾鷲市が提案する関係事業を、三重県が事業計画として厚生労働省に提出し、尾鷲市にも交付金が充てられるという予算です。これに従い、尾鷲市役所の各課が事業計画を立案し、議会の承認を待っている状態です。県内の各市町では、3月議会の当初予算で上程したところもあれば、尾鷲市のように6月議会の補正予算で上程するところもあります。

 ただし、この予算は各市町の割り当て予算ではなく、平成23年度までの制約的な予算であることからも、1日でも早く予算の審査と議決を必要としています。私の知っている限りでは、すでに数千万円規模で予算化した自治体もあるので、各課が焦っているのではないかと感じています(場合によっては、この件も専決処分する可能性はありますが)。

 このほかにも調べてみる必要がありますが、「市政は停滞している」と言うことです。これを1日でも早く解消するためにも、議会の開催に向けた市長不信任案の提出があるのです。たとえ市長が一時的に不在となっても、代理執行者の総務課長で対応できます。これは、地方自治法上の解釈で進められるだけであって、正常な議会運営の状態ではありませんが、それでも議会は開催できます。

 そう考えると、奥田市長に対しては、2日の日に議員有志で議会開催を促したのに、19日まで引き伸ばしてしまった責任も重いと言えるでしょう。これも、地方自治法上の権利ですが、解釈を悪用している気がします。

 今の私は、市長不信任案の提出と同等以上に、6月議会の開催を待ち望んでいます。
by owase874 | 2009-06-15 15:20 |  


市民活動の延長線上に、市民目線の政治があると考えています。


by kumano874

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ご挨拶とブログの概要

当ブログに来ていただきありがとうございます。私が政治に関心をもったのは、災害現場でボランティアとして活動しているときに、どうしても市民活動・NPO活動だけでは届かない声があると感じてからです。1995年の、阪神淡路大震災のときです。それ以降、政策提言できる市民活動を合言葉に、さまざまなことを実践しています(市民派向けのブログもあります。こちらCafe_CReAM モノ語り)。


これまでの思いが実現したのが、2006年11月から、2期6年半在職した尾鷲市議会議員でした。3期目の挑戦には苦杯しましたが、貴重な実体験をさせていただき、条例の制定を中心にした議会改革や、市民活動で培った政策提言を直接できる立場として、負託の重さを実感することができました。

また、尾鷲市議として負託をいただいてからは、この地域ではいち早く、議員活動をお知らせする手段の一つとして、このブログを活用しました。当時のことも含め、日々私が何を感じ、何を考えているかを綴る活動報告にもなっています。なお、2014年5月1日からは、三重県熊野市議会議員として、あらたな1歩を踏み出します。

ときには辛口の意見もありますが、東紀州における公益や市民益を考える一人の意見として読んでいただければ幸いです。

質問や批評など、ご意見がございましたら、下記宛にお願いします。何かしらの方法で、きちんと対応させていただきます。ただし、ブログのコメントには、できる限り返答をいたしますが、端無自身の裁量になることをお許し下さい。

◆ブログ管理者
 未来874事務室
 熊野市飛鳥町佐渡462番地
 0597-84-1033
 kurage874@cream.plala.or.jp 

なお、たくさんの意見や考えをお聞かせ願いたいので、直接にお会いすることも可能です。日程調整などしますので、その旨をお伝え下さい。

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