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熊野市議会有志との懇談会~意見交換編~

 施設の見学をしたあと、多目的ホールに戻って懇談会を継続しました。

 こちらから事前に質問事項を提示していたので、詳しい資料なども用意されておりました。とくに、熊野市の財政状況と、市議会で始まったばかりの議会のweb公開については、大変に興味深い結果を得ることができました。
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熊野市役所


 平成21年度の一般会計予算の総額が、約120億円を超える規模というのは、同じ人口比率の自治体では潤沢な行政運営と言えます。同じ規模の尾鷲市では、約92億となっているので、同じ東紀州の自治体でも、これだけの違いがあることに驚くばかりです。これだけの強気予算が組めるのも、財政調整基金をはじめとする基金の総額が約37億円と、尾鷲市の数億円規模と比較しても明らかに違います。合併したことによる合併特例債など、異なる行政体系であることは理解できますが、自主財源の規模は、人口割で考えても約26%と同程度です。

 また、特色ある新規事業と名づけられた資料には、1.産業の振興、2.保健・医療・福祉の充実、3.教育・文化の振興、4.生活環境の整備、5.まちづくりの進め方のテーマ別に、総事業65事業、総額9億4237万8千円分の新規事業が組まれておりました。これは、河上市長の施策を、予算の根拠を持って打ち出した事業なので、大変にわかりやすく、納得してしまう見せ方だと感じました。尾鷲市では、岩田市長肝いりの新規事業が見え難いと感じているので、「議員や市民への見せ方も重要だなあ。」と痛感したところです。

 この資料で興味がわいたいくつかに、「熊野地鶏鶏舎建設事業(6千万円)」や、「ふるさと特産品加工所建設事業(2909万8千円)」、「鬼ヶ城センター複合施設建設事業(1342万9千円)」、「金山保育所改築事業(2億5431万6千円)」、「熊野市議会本会議映像インターネット配信事業(508万9千円)」などがありました。それぞれに説明を受けましたが、このほかにも、熊野市では有名なスポーツ振興や園芸など、わかりやすい事業への投資が予算化されていました。また、施策の打ち出しのほとんどを、河上市長が考えて決めるそうで、市議会が追随せざる得ない状況も垣間見えました。

 このうち、熊野市議会本会議映像インターネット配信事業については、12月定例会より配信が始まったwebによる議会中継のことです。これは、平成26年度までの債務負担行為で、総額では1073万6千円になりますが、単年度換算で130万円程度と、予想以上の低予算で組めることがわかりました。

 実際には、生中継と録画中継に対応しているので、「いつでも見たいときに見える」のが特徴です。議会内に設置された3台のカメラを、議会事務局の職員が操作し、テロップの打ち込みなども容易にできるそうです。録画の中継映像は、4年間蓄積されるので、任期中の一般質問などの確認もでき、キーワードなどでの検索も可能です。配布された資料の確認事項をみると、それほどややこしい内容もなく、いつでも導入できそうな事業に感じました。

 「コンピュータを使ってまで見る人がいない。」、「老人が多いのに、見るわけがない。」などの声もあったそうですが、初日のアクセス数が約850件と(2日目は約650件)、予想をはるかに超えた結果に驚いたそうです。尾鷲市でも、自宅にインターネット環境がなくても、出張所や公民館などに配備されたコンピュータから見ることができるので、議会中継がみられるような配慮をすることも可能です。何よりも、低予算で事業化できる点が評価できます。

 尾鷲市議会では、広報委員会の議員主導による市議会だよりが発行されますが、紙媒体のほかにも、開かれた議会をアピールする面でも、web中継は有益な事業になるはずです。また、地方自治体にしては、議員のブログも充実しているので(16名中6名)、市議会のサイトなどでも、積極的にアピールされてよいと考えています。本来は、ブログやサイトを持っていない方を優先するのではなく、積極的に広報している方を優先することで、より議会を身近に知っていただく機会をつくるべきだとも感じています。

 初めて、会派として熊野市議会議員と懇談会しましたが、近隣自治体との交流は、これからの時代には必要な試みです。遠くの自治体に視察しても得るものはありますが、近隣との交流は、より現実的な内容を交換でき、これが東紀州がひとつになっていくきっかけにもなるはずです。次回の開催をお互いに確認しながら、16時半まで熱心に懇談する機会を与えられました。

 帰りの道中においても、「新鮮でしたねえ。」、「有意義やったなあ。」との声もでて、今後も積極的に交流する機会を設けていきたいと考えております。
by owase874 | 2009-12-26 23:59 | 東紀州はひとつに

熊野市議会有志との懇談会~熊野市文化交流センター編~

 次に、熊野市駅横で10月にオープンしたばかりの、「熊野市交流センター」を視察しました。
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駅に隣接


 多目的ルームに案内していただき、熊野市教育委員会事務局社会教育課長より施設の概要説明を受けました。この課長さんは、私が高専生の頃にお世話になった方で、こういった形で再会するとは思いもよりませんでした。
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周囲の景観にも配慮


 総事業費は、12億3378万2403円となっており、まちづくり交付金や過疎債が充てられているそうです。職員体制は5名で、1名の嘱託職員と、4名の臨時職員で運営されております。2階建ての施設には、図書館がある一般ゾーンをはじめ、子どもと本をテーマにした児童ゾーン、2つの研修室や交流ラウンジを備えた交流ゾーン、140席の移動観覧席や昇降舞台を備えた集会ゾーン、閉架図書を9万冊収める書庫を含めた管理ゾーンで構成されています。
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一般開架は9万冊可能


 もともとの市立図書館は、ここから程近い記念通りにある市民会館の1階にありました。手狭な図書館で、試験前になると、木本高校の生徒が多く、私にような高専生は、肩身の狭い思いをした記憶があります。それが、駅に近いランドマーク的な存在に格上げされ、その認知度は、図書館の利用率にも現れておりました。
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随所にスペースが


 以前の図書館では、平成20年10月の利用者数は1,513人であったのに対し、新しくオープンした平成21年の10月では、2,902人と約2倍に増えております。また、ただ来館者が増えただけでなく、貸し出し冊数での比較でも、以前の4,697冊に対して、今年は9,239冊と、これも約2倍に増加しております。この事態には、嬉しい悲鳴といっておりましたが、蔵書が追いついていないそうで、あと3万冊強は蔵書を増やしたいとのことでした。
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木をふんだんに使用


  尾鷲の市立図書館も、司書の方の努力などもあって、小さいながらも活気があると聞いております。しかし、中央公民館の2階にある不便さがあるので、いまどきこのような施設に投資を決めた熊野市は、思い切った施策を打ち出したものだと感心しました。あきらかに、以前とは違う活気があって、この日も集会ゾーンの交流ホールでは、川上邦子舞踊研究所のダンス教室に通う生徒たちの発表が開催されておりました。尾鷲教室もあるので、尾鷲からも参加をしておりました。
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気持ちのよい空間


 懇談の席上では、設置にいたる経緯で、議会と執行部とのすれ違いなども明らかにされておりましたが、河上市長の熱い思い入れとコンセプトで押し切られた形となったようで、議会としては不満は残りつつも、トップ判断の決断のゆるぎなさを感じたのも確かです。やりすぎると意固地になって孤立しますが、すり抜けるような決断からも、リーダーシップとはこのようなものかもしれません。

 駅に近い一等地に、2階建てという利用用途の低い想定への意見もありましたが、「周辺の景観に配慮し、複合施設的な欲張りな多目的化をするよりは、記念通りや本町通りなどの地域資源も活かせるような施設にする。そのためには、まち歩きができる範囲で施設や名所を配置し、点と点を結ぶ役目を、住民や来訪者にやっていただきたい。」との市長のコンセプトにも、理解できる点がありました。豪腕ともワンマンとも聞こえてくる河上市長ですが、市長が思い描く中心市街地の理想像は、確実に実現に向けて創造ができているんだろうなと感じました。

 本は財産であり、これだけの規模の図書館という財産は、市民にとっての財産でもあります。読み聞かせや、小さい頃から本にふれることもコンセプトにあったので、この場所の利用率が高くなれば、それだけ文化的な見識も高くなる可能性を秘めています。隣接する駐車場が44台と、駐車場の問題は残りましたが、まちの空きスペースの有効利用をするなどして、どこにでも駐車できて、歩いてでもいけることが可能になれば、まち全体の未来創造図も描きやすくなります。

 何よりも注目すべきところは、交通の便利がよくなって、商店などの拡散が現実となっても、熊野市としては、中心市街地を放置していないことでした。記念通りと本町通りを視野に入れながら、駅周辺の開発もしていくまちづくりは、視察に来た私たちにも容易に想像できる内容でした。また、こういったわかりやすさが、熊野市が隣の芝生に見えてしまう単純明快さにあるのかもしれません。
by owase874 | 2009-12-26 23:04 | 東紀州はひとつに

熊野市議会有志との懇談会~里創人 熊野倶楽部編~

 本日、会派を組んでいる尾鷲維新の3名で、隣町の熊野市にお邪魔しました。

 現地では、熊野市議会議員有志の4名(増田幸美議員、前地林議員、山本洋信議員、大西三春議員)に出迎えていただき、昼食をかねて、視察先である「里創人(りぞーと) 熊野倶楽部」にてご一緒させていただきました。
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金山パイロットファーム跡地にあります


 ここは、紀南中核的交流施設として開発され、選定事業者である「株式会社エムアンドエムサービス(本社大阪市)」が運営しております。この会社の強みは、施設の管理運営のノウハウはもとより、「お宿ねっと」というポータルサイトをもっており、7万人を超える顧客を獲得している点にあります。
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日帰り入浴もできます


 昼食の前には、支配人より現地の運営状況を説明をしていただき、7月のオープンから11月末までの宿泊客が、5,385人(利用率は43%)と順調であることや、日帰り客も合わせた累計での来場者数は、4万4803人となっていることなどを説明いただきました。また、ここの特徴のひとつである「里山体験プログラム」への参加も好調で、7月から11月までの体験者数は、2,215人となっているそうです。また、宿泊客の体験人数が41.1%と、「熊野の文化や伝統にふれる」というコンセプトにも合致した運営がなされている印象でした。
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里山の景色が広がります


 昼食には、地元素材をふんだんに使用した料理を楽しみましたが、今後5年間で、すべての食材を地元産に切り替えられるように準備を進めているとのことでした。こういったこだわりは、各所で試されており、宿泊する客層を個人客に絞ったり、この地域では割高な価格設定にしていたりと(私はもう少し高くてもいいと感じていますが)、現地との住み分けや、コンセプトづくりに知恵を絞っている感じを受けました。
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新姫のしょうゆポン酢を購入


 現地の特産品を扱う「紀南幸(さきわい)商店」では、商品開発された商品も並べられており、実際の売り上げには苦労しているでしょうが、採算性をあげるための意気込みを強く感じました。ホンモノを出したいという気持ちは、きっと私のように、「ちょっとつこてみよか?食べてみよか?」に繋がるので、私はここで生産されているマルチ栽培されたみかんジュースなどのファンでもあります。

 従来型の、大勢のお客を呼び込み、宿泊させるというリゾート構想が破綻している中で、素朴な熊野を体験してもらう、熊野の地にお邪魔するといった感覚の身の丈にあったリゾート構想は、この地域にしかできない素材を生かした試みであるかも知れません。私個人としても、大型観光でまちづくりや収益増を見込むのは、すでに観光地化されている先進地に勝負を挑む無謀な取り組みだと考えているので、尾鷲市でできる観光のあり方を、もう一度検証する必要性も再認識したところです。

 このあと、熊野倶楽部を後にして、次の視察地の熊野市文化交流センターへ移動しました。
by owase874 | 2009-12-26 21:56 | 東紀州はひとつに

12月定例会のあとがき

 先の本会議最終日の採決によって、以下の議案・請願とも、全会一致で可決または採択されました。

■提出議案
 議案第58号 一般会計補正予算(第9号)の議決について
 議案第59号 国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)の議決について
 議案第60号 後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第2号)の議決について
 議案第61号 尾鷲市病院事業会計補正予算(第2号)の議決について
 議案第62号 水道事業会計補正予算(第2号)の議決について
 議案第63号 尾鷲市議会の議員とその他非常勤の職員の公務災害補償に関する条例の一部改正について
 議案第64号 尾鷲市消防団員等公務災害補償条例の一部改正について
 議案第65号 紀北広域連合規約の変更に関する協議について

■請願
 請願第1号 義務教育費国庫負担制度の存続と、負担率2分の1への復元を求める請願
 請願第2号 30人学級を柱にした義務教育諸学校および高等学校時期定数改善計画の策定、教育予算拡充を求める請願
 請願第3号 保護者負担の軽減と就学・修学支援に関わる制度の拡充を求める請願
 請願第4号 2010年度の年金確保に関する請願

 補正予算の大半が、人事院勧告の給与等の削減でしたが、清掃工場の修繕費など、今後も補正や出費が懸念される内容もありました。また、尾鷲市の第6次総合計画の策定に伴う諸費用も認められましたが、「平成24年度からの尾鷲市の将来像」は、今後の尾鷲市にとって重要な課題になります。この計画を基に、尾鷲市の施策が進められていくので、「岩田市長の考える尾鷲市」がハッキリと表舞台に出てきます。

 この総合計画を振り返ってみていると、時の市長によって、右往左往してきた現実を知ることになります。福祉を念頭においたり、文化を率先したときもあったり、近年では産業振興を表に打ち出したときもありましたが、最近を見ていると、「海業、山業」をうたってはいるものの、「本筋」が見えてこない内容にも感じます。

 これら第1次産業の復興は、さまざまな面で大変なハードルの高さです。しかし、ほかの産業と組み合わせることにより、第1次産業にも光が刺すはずです。これが、第4次産業や第5次産業の重要性にも繋がってくるのですが、現実的な成功例を見る限りでは、第1次産業と、第4次、第5次産業との連携がキーワードではないでしょうか?

 次回の定例会は、新年度予算(当初予算)が計上される3月になります。このときには、岩田色が出た予算編成になります。思い起こせば半年前、劇的な選挙戦によって岩田市長になり、「能ある鷹は爪隠す」状態でしたが、いよいよ力の見せ所です。時代の波にのまれるのではなく、地方自治体の復興モデルになるような施策がでてくることに期待しております。

 まだ10日ほどありますが、定例会としては仕事納めとなります。
by owase874 | 2009-12-22 11:43 | 定例会の報告

生活文教常任委員会の審査

 14日(月)の10時から、私が所属する常任委員会の審査がありました。
 議案第58号から議案第61号までが全会一致で可決され、請願4件が採択されました。一般会計の補正予算の大半は、人事院勧告による人件費(給与など)の削減にかかる補正でした。なお、特に表記がない場合は、全額を一般財源からの持ち出しになります。

■市民サービス課
・議案第58号
 ・一般会計補正予算
  ・歳出
   出張所費 414万8千円の減額
   戸籍住民基本台帳費 285万5千円
   国民年金費 284万3千円の減額
・議案第59号
 ・国民健康保険事業補正予算
  5313万8千円の減額
・議案第60号
 ・後期高齢者医療事業補正予算
  877万5千円の減額

■福祉保健課
・議案第58号
 ・一般会計補正予算
  ・歳入
   民生費国庫負担金 4333万7千円
   民生費補助金 1221万3千円の減額
   民生費県負担金 766万9千円
   民生費県補助金 243万4千円
   民生費受託事業収入 179万5千円
   社会福祉協議会運営費補助金返還金 431万9千円
   紀北広域連合前年度精算金 819万6千円

  ・歳出
   社会福祉職員人件費 196万2千円の減額
   社会福祉一般総務費 6万5千円
   障害者福祉費 6万円
   自立支援給付事業 3006万7千円(うち、757万6千円は一般財源)
   老人福祉費 422万2千円(うち、7万9千円は一般財源)
   介護保険費 406万8千円(うち、227万3千円は一般財源)
   児童福祉総務費 1466万1千円の減額(うち、173万7千円は一般財源)
    (子育て応援特別手当 1504万8千円の減額は、国からの凍結命令を受けて)
   生活保護総務費 4万5千円
   扶助費 4120万7千円(うち、1021万6千円は一般財源)
    (扶助費の増額は、生活保護世帯の増加による)
   地方改善事業  9万8千円
   保健師費 408万円の減額

・その他
 新型インフルエンザの状況について…集団発生は、四日市市の23件に対して、尾鷲市は53件、入院患者者にいたっては、四日市市の62人に対して、尾鷲市は171人の状況。

 指定就労継続支援A型事業所について…三木里町にできるシイタケ栽培事業所「やきやまふぁーむ」についてで、今月23日に、開所式と施設見学会がある。

■環境課
・議案第58号
 ・一般会計補正予算
  ・歳入
   資源化物売却収入 493万5千円の減額

  ・歳出
   清掃総務費 591万3千円の減額
   塵芥処理施設費 1264万5千円(うち、1758万円は一般財源)
    (清掃工場1号炉修繕料など 876万8千円)
    (廃家電等処理委託料 387万7千円)
   し尿処理費 719万8千円
    (クリーンセンター運転管理費 688万6千円)
   環境衛生総務費 301万9千円

◆端無からの質問
 資源化物の売却について、減額幅の大きい要因はどれか?また、今後の見通しは?
◆担当課からの回答
 不況のあおりで、紙類の売却予想が、当初の612万円から、81万円に激減したのが原因、今後は買い取り額が多少上昇する見込み。

・その他
◆端無からの提案
 CO2削減によるレジ袋の有料化など、尾鷲市の取り組みの中で、CO2削減量が目に見えて解りやすい表示をしてほしい。
◆担当課からの回答
 数値化できるように検討します。

■教育委員会
・議案第58号
 ・一般会計補正予算
  ・歳入
   事務局費 492万6千円
   小学校管理費 159万4千円
    (光熱水費 110万5千円は木造校舎からの漏水)
   中学校管理費 51万4千円の減額
    (輪内中学校の漏水等修繕料 50万円)
   幼稚園費 9万4千円
    (三木里幼児学級補助金 25万6千円)
   社会教育総務費 73万7千円の減額
   公民館費 201万4千円の減額
   図書館費 1416万1千円の減額
   郷土室費 39万6千円の減額
   保健体育総務費 501万3千円

  ・債務負担行為のうち
   市庁舎別館清掃業務委託料 130万8千円
   中央公民館清掃業務委託料 545万2千円
   中央公民館警備業務委託料 941万8千円
   体育文化会館清掃業務委託料 110万6千円
   体育文化会館警備業務委託料 520万9千円

◆端無の考察
 債務負担行為の清掃業務の委託料は、平成22年から平成24年までの3年間になります。計算上で考えると、3ヶ所の清掃委託料の総額は、786万6千円になり、年間262万2千円になります。月割りすると、21万8500円になるので、1日あたりでは、7,300円ほどになります。また、市庁舎等清掃業務委託料914万8千円を加算しても、1701万4千円となり、年間567万1333円、月間47万2611円、日間1万5754円となります。
 これが高いか安いかは色々あるでしょうが、市役所本庁・防災センター・教育委員会のある建物・体育館・中央公などの清掃業務は、30日換算で1日1万5千円ほどの経費がかかることになります。
 尾鷲市においては、委託業者の入札により選定しますが、今のような質を落とさずに、これ以上の減額が期待でき、短時間でも雇用促進を考えることは不可能ではない気がします。

・その他
 子どもの携帯電話利用についての状況調査結果について…再三にわたり、市内小中学校における携帯電話の所持率調査を提案しておりましたが、このたび、調査結果が報告されることになりました。詳しくは、別立てで書きますが、中学校における生徒の所持率が、全国平均を大きく上回る結果が出ました。また、児童生徒が書き込んでいる携帯サイト57件中、41件で「問題あり」と判断され、適切に指導・処理されたことも報告されました。

 「マイはし」文化定着事業について…岩田市長より、壮大なロマンを語っていただきました。マイ箸ブームにあやかった事業はよいことですが、尾鷲ヒノキ=マイ箸=尾鷲市の発展は、少々大風呂敷かもしれません。例えば、食育施策を推進している福井県小浜市は、若狭塗の塗箸が主要産業ということもあり、食育に絡めてマイ箸を推進しています。同じ事業でも、マイ箸を一番にもってくるのとの違いは、その先に大きな変化が生まれそうです。

◆端無からの質問
 今回の一般質問の中で気になったことがあって、学校問題を取り上げた議員の発言で、「学校長からの依頼を受けて、(保護者と学校の)問題解決に寄与した」という趣旨の内容が明らかになったが、政治を教育現場に持ち込むことになるのではないか?校長先生が依頼をしたのが事実ならば、事実関係をハッキリと説明して欲しいと質問しました。

◆畑中教育長からの回答
 そのようなことがあってはならないと感じます。※この時点では、この件の対応が前教育長だったことからの発言だと感じます。

◆玉津学校教育担当調整監からの回答
 そのような事実は、事実としてありましたが、詳細はお答えいたしかねます。

◆端無からの再質問
 よく理解できませんが、事実としてあったならば、教育委員会の存在意義にも関わることになるのでは?

◆三鬼委員長の判断
 (いくつかのやり取りはありましたが)委員長判断で、この問題のやり取りを終結します。

 なんとも歯切れの悪い終わり方でしたが、私個人としては、教育への政治介入に繋がるのではと危惧したからです。しかし、議員だけでなく、先生や学校全体としても、または保護者を含めた地域のすべての住民の願いは、学校がよくなり、児童生徒がいきいきと活動できる環境であることを願っています。
 このごろの教育行政は、国の教育施策の失敗が公然の事実となり、現場の先生や学校が、その現実に直面しています。もちろん、保護者のモンスター化や、ネグレスト的な関わりも指摘される部分ですが、子どもの未来を妨げようとする力はどこにも存在しないはずです。
 しかし、現実として、保護者と学校とのトラブルや、児童生徒間のトラブルなどが増加し、対応する学校や先生だけでは解決できない事象も増えています。かといって間違っていけないことは、それぞれに責任や役割分担があり、その役割が一つに向かわなければ、子どもの未来は創造されません。

■尾鷲総合病院
・議案第58号
 ・事業会計補正予算
 1.収益的収入及び支出
 ・収入
  1.医業収益 1億1469万7千円の減額
  2.医業外収益 7507万4千円
 ・支出
  1.医業費用 2282万1千円の減額
 2.資本的収入及び支出
 ・収入
  1.企業債 590万円
  2.補助金 216万円
 ・支出
  1.建設改良費 811万円

 このうち、医業外収益の7千万円は、一般財源からの繰入金になります。この負担金については、当初予算で2億5千万円を繰り入れしているので、合計で3億2千万円になります。そもそも、病院事業会計への一般会計からの負担額の算定では、4億8千万円程度となるそうで、国からの交付金措置額すべてを要求しているのが、病院側の主張です。しかし、市の財政難などから、実際に負担される額が減額されており、今回の7千万円の要求は、病院側が差額分の1億3千万円を要求した減額措置の数字となるそうです。

 また、医業収益1億1千万円の減額は、医師2名が開業医として退職することも影響しており、勤務医の数も、平成22年4月からは15名体制になるようです。平成11年の時点では、28人の勤務医がいたことから考えても、「医師不足」が深刻化している現状を痛感します。

 地方自治体が関わる公立病院は、どこも医師不足と収益の大幅減で頭を抱えています。しかし、患者自体が大きく減っているわけでもないので、「サービスの提供」などが大きく収益を左右することが予想できます。実際にも、収益を改善した、あるいは改善しつつある病院経営をみていると、ユニークかつアイディアに溢れた市民サービスを率先しています。さらに、厳しい意見としては、内部からの改革も必至です。

■請願
 請願第1号 義務教育費国庫負担制度の存続と、負担率2分の1への復元を求める請願
 請願第2号 30人学級を柱にした義務教育諸学校および高等学校時期定数改善計画の策定、教育予算拡充を求める請願
 請願第3号 保護者負担の軽減と就学・修学支援に関わる制度の拡充を求める請願
 請願第4号 2010年度の年金確保に関する請願

 請願第1号から第3号については、私も紹介議員の1人になりました。このように、市民からの請願や陳情を受け付けるのも、議員しかできない仕事になります。これは特定の口利きや、特定の個人の利益につながらいことなので、広く活用していただきたい制度です。

 以上の審査の結果、すべての議案が全会一致で可決され、請願4件も採択されました。
by owase874 | 2009-12-18 12:50 | 定例会の報告

三重県総合防災訓練に参加する

 12日(土)は、心配された雨も上がりました。

 朝6時前に尾鷲を出発し、8時半には会場に到着しました。大内山ICのおかげで、ずい分と早くなったことを実感しました。これが、尾鷲北ICまで延長されると、2時間圏内でいける場所が増えることになり、まちの様子も変わってくることが予測されます。何よりも、防災の観点からは、「(国道42号線と高速道路の)道が2つできる」利点が大きいです。
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広大な空き地が会場


 会場となった霞地区といえば、東ソー株式会社が有名ですが、現地は工場地帯の中にあり、「工場萌え」の私には、日常がつくり出されている現場であるのに、非日常的な光景が広がる様相に、まさに「萌え」でした。
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工場と隣り合わせ


 また、現地は「三重エコイベントシステム」も採用しており、会場内にはごみの分別ステーションが設置してありました。このシステムは、私たちが環境活動しているごみナビゲートボランティアでも採用できるかも知れません。
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分別ステーション


 この訓練の想定災害は、「台風の接近に伴う前線の活発化で局地的豪雨になり、河川水位が上昇し、避難判断水位に達しつつある中、平成21年12月6日9時00分、三重県北部を震源とする直下型地震が発生し、北勢地域では震度6強を記録、強震及び河川氾濫により各地で大きな被害が生じている。」でした。

 まさに、泣きっ面に蜂のような想定の中、私の役割は、「北勢地区各地で災害ボランティアセンター(以下VC)が活動している中、警戒区域が解除された冨田地区でのボランティア活動を支援するために、四日市市、四日市市社協、地域ボランティア、MVSC等によって設置された「冨田地区災害VC」の運営に関してシュミレーション訓練を行う。」でした。この中の私は、MVSC(NPO法人みえ防災市民会議)の法人会員としての参加で、訓練の役職は、「VC長付」になります。センター長付は、「センター長の補佐と現場の統括」のような立場で、5年前の海山(三重県豪雨災害)で設置されたVCと同じ役職になります。
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60名くらいはいたかな


 このときの災害VCの設置は、発災後約1週間経った12日と想定し、今日だけで1,000人程度のボランティアがやってくることを想定した訓練になりました。1,000人といえば、5人組のグループにしても200組となるだけに、1日の活動で、ニーズとマッチングさせて派遣させるだけでも混乱が予想されます。しかも設置後2日目の週末との設定なので、VC運営の26名にとっては、未知との遭遇になります。
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受付付近


 VC運営の26名も、初めて顔合わせすることもあり、知識のあるなしに関わらず、予想通り混乱していました。昨今の災害VCの活動により、VC設置のマニュアルも豊富ですが、ここに知識と現実のギャップを体験することになります。実際のVCでは、これほどの混乱はなくなってきていますが、危機管理の観点から順序立てしていくと、それぞれのブースの役割は、単純明快な作業だけに、誰でもできるのがVCの特徴です。

 それでも混乱するので、このような実地訓練は、体験して損はしない訓練になります。ただし、これを何度も同じように体験すると、「現実もこうなのかな?」と考えあぐねてしまったり、「私の性格では、災害VCではとても活動できない。」とギブアップしてしまったりします。なので、混乱の次に体験する「本当の災害VCの訓練」も必要ではないかと考えるところです。しかし、一番の妙薬があるとすれば、それは「実際の現場に行く。」ことになります。これに勝るものはありませんが、災害ばかりに期待しなくとも、ボランティアを伴うイベント会場での企画運営側とかでも疑似体験することもできます。
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閉会式


 会場の本部席には、岩田尾鷲市長をはじめ、野田消防団長や防災担当職員の姿もあり、挨拶に行った後になって、「災害VC訓練も見学してもらえばよかったな。」と思いました。私たちの訓練場所は、本会場からは外れた一角にあったので、「あそこでは何をやっているんだ?」との見学者もあって、冨田地区の自治会長や自主防災会会長からも、「事前に知らせてくれたら、私たちにもできることはあったのに。」と言われました。これは、主催側である三重県への指摘と同じことで、「災害発生→救援・救助→復旧・復興」の流れの中で、「復旧・復興」の一翼を担うのが災害VCである現実からも、 災害後に確実に存在する組織運営として、訓練での位置づけだけでなく、地域への広報も必要ではないでしょうか?

 この日は、午前中で訓練は終わりましたが、午後からは、所属するNPO法人主催の「第3回防災ボランティアコーディネーター養成講座」にも出席し、「災害VCを体験しよう」と題した講座の中で、防災訓練の反省会も行われました。朝から17時まで、長い時間を現地で過ごしましたが、滅多に来る機会がない場所だっただけに、工場地帯を実感するまでには至りませんでした。
by owase874 | 2009-12-14 08:47 | 防災とまちづくり

今月は、2回の防災訓練に参加します

 年の瀬ですが、四日市と名古屋で開催される防災訓練に参加します。また、三重県総合防災訓練にあわせて、私が法人会員となっている、NPO法人みえ防災市民会議主催の、防災ボランティアコーディネーター養成講座の第3回講座にも参加してきます。

平成21年度三重県総合防災訓練
■日時:12月12日(土) 午前9時~午後0時30分
■場所:メイン会場 四日市市霞1丁目 東ソー(株)四日市事業所3区空地
■主催:三重県、四日市市、菰野町、朝日町、川越町、三重県消防長会、四日市港管理組合
■後援:三重県消防協会
■以下は、第3回講座の内容になります
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■平成21年度災害ボランティアセンター設置・運営のための合同図上訓練
■日時:平成21年12月23日(水・祝) 午前10時~午後4時30分
■場所:名古屋国際会議場1号館4階 会議室141・142
■主催:名古屋市社会福祉協議会、名古屋市、なごや防災ボラネット
■主な内容
 (1)図上訓練
 (2)豪雨災害にかかる兵庫県佐用町への支援活動に関する報告会
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 外部との防災・減災ネットーワークは、尾鷲市内ですでに活動している自治会や自主防災会、地元消防団などのネットワークとタッグを組むことで、より市民のニーズにあった支援や復興が可能となります。それは、災害のあるなしに限らず、日ごろからの積極的なネットワークづくりで培うことができます。例えば、来年の1月と2月に開催する、東紀州防災ボランティアコーディネーター養成講座は、その取り組みの一つになります。
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 その両者のネットワークの架け橋に、私は存在していると考えています。
by owase874 | 2009-12-10 23:20 | 防災とまちづくり

電源立地地域対策交付金が尾鷲市に与える影響

 一般質問が終わりました。詳細は後ほど報告します。

 その調査の過程で、「温室効果ガスの削減(CO2の25%削減)」を調べていたところ、三重県が「電源立地地域対策交付金に関する緊急提言」をおこなったことが報道されていました。
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12月5日に、三重県が民主党三重地域戦略局に提出


 尾鷲市議会においても、12月1日の定例会初日に、発議第18号として、「電源立地地域対策交付金制度の交付期限延長等を求める意見書について」が全会一致で可決されていたので、事業仕分けの対象となっているこの制度が、尾鷲市にとっても影響を与える仕分けであることを再認識したところです。

 この電源立地地域対策交付金は、「発電用施設の立地地域・周辺地域で行われる公共用施設整備や、住民福祉の向上に資する事業に対して交付金」のことで、「発電用施設の設置に係る地元の理解促進等を図ること」を目的としています(詳しくは、中部経済産業局資源エネルギー環境部電力事業課のサイトも参照してください)。
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 尾鷲市における、この制度の交付金額は、以下の表になります。
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 この表を見ても、この制度の交付金額の多さは、尾鷲市の財政にとっても有益と言えます。しかし、事業仕分けでは、CO2の25%削減の観点から、火力発電所の交付金を見直すことが提言されています。これにより、交付金の中には、発電電力量に応じて計算される部分があり、火力発電所が交付金の算定対象から外れたり、比率が下がったりすると、交付金自体が減少する恐れがあります。

 このときの仕分け人の意見の中には、「自治体は毎年度事業を作って使わなければならない。山のような無駄が出る構図だ。(飯田哲也・NPO法人環境エネルギー政策研究所所長)」や、「温室効果ガスを削減する目標があるなか、石炭火力に交付金を出し続けていいのか疑問に感じる。(土居丈朗・慶大教授)」などとありました(尾鷲三田火力発電所は、石炭火力ではありません)。

 これを受けて、尾鷲市議会での発議や、三重県による緊急提言に繋がったのですが、CO2の削減には同調しつつも、複雑な気持ちが残りました。また、仕分け人の意見にも、同調できる部分はあるし、交付金頼みの事業展開の怖さも感じたところです。
by owase874 | 2009-12-10 01:07 | コラム「温故知新」

議会改革で何をかえたいのか?

 12月定例会と並行して、議会改革についての協議も進んでいます。

 いくつかの議題があがっていますが、直近の課題は、予算決算常任委員会の設置についてです。このために、先の議会運営委員会の管外視察においても、敦賀市や小浜市の先進事例を学んできたところです。全国的にみても、設置をされている議会が少なく、三重県においては、鈴鹿市議会や四日市市議会、三重県議会などが先進的に設置をしています。

 この常任委員会の設置自体については、会派としても調査研究を続けているところですが、現状の進み方をみていると、予算における分割付託の違法性を根拠にして、設置を急いでいるように感じます。しかし、大多数の市町村議会が、調査段階であったり、設置を検討していたりと、すでに分割付託で進められている常任委員会との整合性などでも議論をしているところです。

 私としても、予算の分割負託における弊害は、過去の実例をもって体験している立場です。だからといって、違法性を根拠に、先進的に取り入れることは、少々性急過ぎやしないかと感じます。地元紙の新聞報道では、すでに設置が決まったかのような記述にも感じ、議会運営委員会での認識との開きを感じたところです。この席上の私は、「会派の中でも、「もっと議論をつくしてよいのではないか?」との意見がある。」と、慎重論を唱えています。これに同調する意見も出され、議員間の雑談においても、「議論の必要性」を唱える意見もあります。

 しかし、これは常任委員会の設置に否定的な意見ではなく、私としては早い段階での設置を希望しています。と同時に、現在の2つの常任委員会との整合性や、すべての議員がどのような意見を持ってるかの議論を尽くすべきだと考えています。または、すでに設置をされている市町村議会での弊害事例などの調査もしていいのではと考えています。例えば、私の設置の条件の一つには、議員による監査委員も課題に挙げるべきだと感じているので、これも調査する必要性があります。

 議会改革においては、尾鷲市議会は先進的です。議員定数の削減や、給与に関する削減など、東紀州の自治体と比較しても、率先的に改革を推し進めてきていると感じます。しかし、それは、私が議員になってわかったことで、それまでは、短絡的な考え方、つまりは、「議員っていい給与もらっているしなあ。」位の認識しかありませんでした。それが、政治への関心が高まり、議会改革の必要性が市民の利益に繋がるものだと感じたとき、尾鷲市議会の先進的な面を知ったのでした。

 しかし、市議会だけの責任ではありませんが、尾鷲市の現実としては、財政が落ち込み、人口が減少し、過疎化が進み、少子高齢化し、失業率が上昇し、求職者が増加し、常勤医師が減少し、医業収益が落ち込み、借金ばかりが増えていく…そんな状態を長らく続けています。ここに、市政や市議会への不信感が、多くの市民に募っているのも確かです。かといって、その代表者を選択したのも市民なので、負のスパイラルから抜け出せていないままです。

 時として、同僚議員としてやりきれないこともあります。議員という立場を利用し、特定の口利きをやったり、過度に教育現場に意見をしたり、本来業務をほとんど何もしなかったりというような議員もいるように感じます。いくら市民から負託を受けたといっても、1票が投票者の個人益に繋がるようなことであれば、負のスパイラルからは一生抜け出せません。そんなことをしている間に、尾鷲市は底なし沼へと沈んでいっています。かとって、私自身も、市民の利益にと活動をしていますが、本来業務の純粋な活動だけでは、市民には見え難いと感じます。ここに、議員活動と議会活動の難しさを痛感しています。

 まずは、私も含めてですが、議会改革は議員の意識改革からです。最近になって、あらゆる選挙に出る候補者の文句には、「しがらみのない選挙」、「しがらみのない政治活動」などがあがっています。それは、市民感情の中に、「あの人は…」というレッテルが貼られている現実があるからです。しかし、本来のしがらみとは、「柵」であり、「水をせき止めるための柵(さく)」からきている言葉です。市民の思いをせき止め、市政運営に反映させることができれば、そんなしがらみはあっていいはずです。それが、個人益か公益かで変ってくるので、公益に繋がるしがらみを、私たち政治家はもっと積極的にすべきだと感じています。

 話は戻りますが、そういったことを考えると、この常任委員会の設置は、公益に繋がる議会改革だと感じています。しかし、現状の議員の意識改革もやらないと、共通認識での取り組みはできません。そうなってしまうと、「何をやっても変わらんやないかな。」と言われてしまいます。滅多に開催されない特別委員会の件なども含めて、近頃、そんなことを感じることが非常に多い気がします。

 最後に、私も含めた議員からの声もある、尾鷲市議会として取り組んでいく議会改革を挙げておきます。

 ・おわせ市議会だよりの発行(進行中)
 ・予算決算常任委員会の設置(検討中)
 ・議員年金の取り扱い(一部議論中)
 ・市議会の動画配信、または中継(議論に入っていない)
 ・市議会ホームページの充実(議論に入っていない)
 ・議員定数の増減(議論に入っていない)
 ・議員給与の増減(議論に入っていない)
 ・政務調査費の増減、または廃止(議論に入っていない)

 既出のことも含めて、あなたが考える議会改革などあれば提案してください。
by owase874 | 2009-12-08 23:44 | 議会改革報告

一般質問のテーマは3つです

 12月1日より、定例会が始まっています。

 初日は、上程された議案説明はもちろんのこと、岩田市長の市政報告もありました。しかし、岩田市長ならではと言える施策の盛り込みはありませんでした。ちょっとばかり期待していましたが、まだそのときではないようです。確かに、無い袖は振れませんが、何もしないという選択では発展はありません。どこで痛みを伴い、どこに力を入れるかですが、まだその改革の全容は、明らかにはなっておりません。新年度予算が計上される3月定例会が大きな山になりそうです。

 さて、8日(火)からはじまる一般質問ですが、3日(木)の11時が通告の締め切りでした。最終的には、私を含めた4人の議員が登壇することになりましたが、正直に言って、16人中の4人は少ない気がします。登壇しない議員の中には、改選されてから一度も登壇していない議員もいるので、議会改革の旗印とのギャップを感じる場面です。毎回すればよいわけでもないし、岩田市長が自分らしさの施策を打ち出していないことも関係しているのでしょうが、かといって何もしないままでは、何も起こりません。そうやって、ここまで来てしまったのかも知れないし、それでも動いているからこそ、ここまで持ちこたえているのかはわかりません。

 わかっていることは、間違いなく市民の1票が、今の議会をつくり、岩田市長を選んでいるのです。何もしないことに期待して1票を投じていれば、それはそれで何も言えなくなりますが…そういった意味では、先だっての衆議院選挙は、変わることに期待した国民の1票が、事業仕分けや公共工事の中止などにみられる現政権の断行にあらわれています。確かに、日本の国の仕組みは、自民党政権時とは変わっていっています。それが、吉と出るか凶と出るかは、私たち市民が見守るだけでなく行動すべきところです。

 脱線してしまいましたが、4人の登壇の内容は、今日付けの地元紙にも掲載されていました。
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 私の質問は大きく3つで、時間としては45分を想定しています。今回は、短く端的に心がけ、自分の考えを提案型で意見するよりは、岩田市長の率直な意見を聞き出せやしないかと考えています。なので、岩田市長の返答次第では、持ち時間は想定の45分よりも短くなってしまうかも知れません。

 まず、CO2の削減については、民主党のマニフェスト2009に、「CO2等排出量について、2020年までに25%(1990年比)、2050年までに60%超減(同前)を目標とする。」とあります。マニフェストに具対策としても明記されていることを参考にしながら、尾鷲市でも取り組める施策はあると考えているので、岩田市長の考えを聞きたいところです。国民の参加がなければ、政権政党が声を出すだけでは、達成なしえない公約なので、岩田市長がいつも言っている「市民参加によるまちづくり」にはもってこいの内容だと考えています。
 そのためには、どこかの自治体がやり始めたことを踏襲するのではなく、「自治体が取り組める尾鷲モデル」として、率先することに期待しています。「嫌が上でも25%削減に協力しなさい。」ではないので、まずは取り組むことが大事ではないでしょうか。

 次に、避難勧告についてですが、これは先だっての台風18号のときに感じたことを、岩田市長に問うてみたいと考えています。あの時は、避難準備情報の発表が16時と早く、これにはとても感心したところです。自治体の中には、避難準備情報を発表せずに、切羽詰ったところで避難勧告を発表する場合もあるので、避難への心構えとして、避難準備情報をあの段階で発表したことは、尾鷲市としての対応状況も整っていたことになります。事実として、この発表により、早い段階での避難が始まり、結果として雨足が強くなってからの避難が激減しました。
 一方、避難勧告も発表されましたが、ここに問題はなかったのかを検証しているかが焦点になります。発表された時間が23時15分と深夜で、しかも一番風雨の激しいときだったので、あの場面での発表は、先の避難準備情報とのギャップを感じたところです。もしも、あの発表を元にあわてて避難をすれば、逆に被災する事態になりかねません。また、そう感じるのは、避難勧告の発表が尾鷲市全体なので、「自分の住んでいる地域はそれほどやのに。」と感じた方も多かったはずです。避難準備情報は、全市に発表して注意を促す役割が大きいですが、避難勧告は、本当に避難を始めないとならないような地域に限定できないのかと考えるところです。

 最後の、住民自治については、中井町のまちかどHOTセンターについてです。ここには、新産業創造課のまちづくりプロデュースセンターの職員が2名在駐していますが、この場所の1階は、尾鷲観光物産協会として占有状態です。そのため、建物2階に事務所を持っているのですが、そろそろ引き上げてもよいのではとの声があることを、岩田市長に問うてみたいところです。当初の目的を果たしたともいえるし、リクエストがあったとしても、本庁の方で対応できるのではないかとも考えます。
 全国の自治体が、住民自治に向けて模索をはじめ、率先しているところでは、すでに市民への移行も始まっています。それは、市民でもできることがわかってきたことと、それだけのリクエストを、行政が公的負担で取り組まなくとも、民間委託で経費を抑えられる目的もあります。また、職員2名が本庁に戻れば、仕事や経費の面でも、軽減されるところがありそうです。

 以上のことを考えながら、岩田市長の意見を聞いてみたいと考えています。
by owase874 | 2009-12-04 00:20 | 端無の一般質問


市民活動の延長線上に、市民目線の政治があると考えています。


by kumano874

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ご挨拶とブログの概要

当ブログに来ていただきありがとうございます。私が政治に関心をもったのは、災害現場でボランティアとして活動しているときに、どうしても市民活動・NPO活動だけでは届かない声があると感じてからです。1995年の、阪神淡路大震災のときです。それ以降、政策提言できる市民活動を合言葉に、さまざまなことを実践しています(市民派向けのブログもあります。こちらCafe_CReAM モノ語り)。


これまでの思いが実現したのが、2006年11月から、2期6年半在職した尾鷲市議会議員でした。3期目の挑戦には苦杯しましたが、貴重な実体験をさせていただき、条例の制定を中心にした議会改革や、市民活動で培った政策提言を直接できる立場として、負託の重さを実感することができました。

また、尾鷲市議として負託をいただいてからは、この地域ではいち早く、議員活動をお知らせする手段の一つとして、このブログを活用しました。当時のことも含め、日々私が何を感じ、何を考えているかを綴る活動報告にもなっています。なお、2014年5月1日からは、三重県熊野市議会議員として、あらたな1歩を踏み出します。

ときには辛口の意見もありますが、東紀州における公益や市民益を考える一人の意見として読んでいただければ幸いです。

質問や批評など、ご意見がございましたら、下記宛にお願いします。何かしらの方法で、きちんと対応させていただきます。ただし、ブログのコメントには、できる限り返答をいたしますが、端無自身の裁量になることをお許し下さい。

◆ブログ管理者
 未来874事務室
 熊野市飛鳥町佐渡462番地
 0597-84-1033
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なお、たくさんの意見や考えをお聞かせ願いたいので、直接にお会いすることも可能です。日程調整などしますので、その旨をお伝え下さい。

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