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新年度予算の先読み

 今回の議案のなかでも、とくに新年度予算の配分などを調査しています。言い方が悪いですが、大風呂敷の部分は実は予算が少なく、肝心の部分も創意工夫(尾鷲独自や尾鷲らしさ)が見当たりません。

 一般会計における新年度予算の総額も、87億9400万円となっておりますが、今後の補正予算によって、最終的には100億近くなってしまう傾向が予測できます。国政の施策もあるので、仕方がない面も理解していますが、平成22年度の予算にしても、当初予算が82億8700万円であったのに、今回の第7号補正予算では、110億2796万5千円と大幅アップしています。1年間で約30億円弱、予算の執行が増加しているのが、わがまち尾鷲市です。数字だけ見れば、「大丈夫か?」と感じてしまうことでしょう。

 また、歳出(支出)でざくっと言えば、民生費が総予算の3分の1以上を占め、衛生費と総務費、公債費の総額が、もう3分の1強を占めています。これを区別で見てみると、人件費と扶助費、物件費がそれぞれ5分の1程度を占めています。ともに、総務費と民生費などに含まれる予算です。とくに、人件費と物件費(職務上の経費)は、公務員など市職員に関連する費用でもあるので、ここに、「公務員の給与は高い、市職員は優遇されている」という根拠立てする首長も増えてきました(議員の報酬も含まれますが)。また、扶助費は、民生費に含まれる社会保障制度上の費用です。ここには、増加傾向が著しい生活保護費や、国政の動向が注視される子ども手当なども含まれます。

 次に、公債費と補助費等、繰出金がそれぞれ約10分の1で続きますが、公債費はいわゆる借金の元利償還金、補助費等は助成金や負担金など、繰出金はほかに予算を回すお金のことです。補助費等の負担金のうち、大きなものには、三重紀北消防組合、尾鷲総合病院、紀北広域連合などがあります。

 予算配分の残りを見てみると、昨年度より減額している教育費・消防費、反対に、微増の農林水産業費・土木費・議会費と続きます。まちへの活力を示すであろう商工費においては、昨年度よりもさらに減額されて最低です。いずれにしても、魅力あるまちづくりをするにしては、そこに投資できない台所事情が、避けては通れないといった感じです。これは、区別で見ても、投資的経費が減額となっていることから、尾鷲市の将来を危ぶむ声にならないかと感じています。

 やはり、議員の報酬も言われていますが、公務員の人件費の圧迫が、はたしてまちを支える原動力となっているのか、まちの衰退に拍車をかけているのかと考えてしまいます。

 これを歳入(収入)でみると、地方交付税が全体の3分の1以上を占めており、国への依存体質は明らかです。続いての市税は、純粋な尾鷲市の収入に匹敵しますが、昨年度よりも減収で4分の1しか占めておりません。金額にすると、市税は22億2825万6千円になりますが、残りの約65億6500万円は(約3倍!)、尾鷲市の貯金以外に頼らざる得ない財源となっているのです。これは、多くの地方自治体も同じなのですが、脱却する手立てが見つけられずに、日本という国家が沈んでいる現状ともいえます。極端な意見ですが、家計に置き換えると、市税分でやっているける尾鷲市でなければ、本来は立ち行かなくなるのです。それを国が支援するのは妥当なのですが、その国も千鳥足でままなっていない状態です。いかに、行政がスリム化し、住民自治に移行しなくてはならないのかが、数字の上でもはっきりとしています。この課題は、尾鷲市民全てが考えなければならないことであり、少なくとも未来を託す子どもたちに、大人である私たちが、多くのツケを回さないといった覚悟も必要です。

 続いて、特別会計ですが、国民健康保険事業会計、後期高齢者医療事業会計、公共下水道事業会計の3つがあり、総額で31億8524万1千円となっております。国民健康保険においては、当初予算額の税収は5億984万円ですが、滞納分をどれだけ回収できるのかや、新たな滞納がどれほどになるのかが気になります。また、国保税の税率が改定されたので、収納率がどれだけ保持できるのかも同様です。

 当初予算には、一般会計、特別会計とありますが、3つ目は企業会計になります。尾鷲市においては、病院事業会計と水道事業会計の2つが該当します。総額にすると、58億272万3千円になります。病院経営の動向も気になりますが、今回は水道料金も値上げになるので、医療費や水道料金の滞納にも注視しています。市税についても同様ですが、滞納せざる得ない家庭(世帯)環境もありますが、公平平等の精神でなければ、正直者が馬鹿を見てはやりきれません。せめて、支払いの意思を引き出し、分割分納でも続けていく姿勢に持ってくかにも期待したいところです。

 全体的な先読みをしましたが、事業単位の考察は、ただいま調査中です。新年度の主な予算編成がわかりやすい、当初予算の主要事項説明書が配布されているので、そちらを中心に考察していきます。
by owase874 | 2011-02-26 04:18 | コラム「温故知新」

平成23年第1回定例会の日程など

 提出議案は20議案、会期は3月1日より22日までとなりました。

■議案
 議案第03号~第06号 条例の一部改正
 議案第07号~第12号 新年度予算の議決
 議案第13号~第17号 H22度の補正予算の議決
 議案第18号~第22号 路線の認定と指定管理者の指定

■会期及び日程
 01日(火) 本会議初日
 02日(水) 議案調査
 03日(木) 議案調査
 04日(金) 議案調査
 07日(月) 質疑、一般質問
 08日(火) 一般質問
 09日(水) 一般質問
 10日(木) 総務産業常任委員会
 11日(金) 生活文教常任委員会
 14日(月) 予算決算常任委員会
 15日(火) 予算決算常任委員会
 16日(水) 予算決算常任委員会
 17日(木) 予算決算常任委員会
 18日(金) 予算決算常任委員会
 22日(火) 本会議最終日

 初日に、議案上程、提案説明がされます。議案は、初日に審議留保されたあと、7日の質疑を経て、委員会付託されます。最終日には、委員長報告がされたあと、質疑、討論があり、採決します。日程が入っていない日が休会です。

 定例会における議員の主な議会活動においては、質疑、一般質問、委員会での審査、最終日の委員長報告に対する質疑、反対または賛成討論、採決となります。地元紙もあって一番目立つのは、一般質問ですが、あえて言えば、委員会での審査に議員の醍醐味を感じています。一般質問よりもはるかに多くの事前調査をおこなって挑んでいることもあります。
 ここでは、まさに予算や課題を審査(議論)するので、執行部との議論だけでなく、ときには議員同士でも意見が食い違って議論になります。一般質問では、自分の考えを好きなように述べられますが、実行されるかどうかは、市長をはじめとする執行部次第のところがあります(最後は市長の執行権が強い)。否定する意見ではありませんが、パフォーマンス的な要素がはじめからあります。議論にならないばかりか、意見がかみ合わないこともしばしばです。かといって、事前に口裏を合わせるようなこともしないので、私が未熟なだけかもしれません。
by owase874 | 2011-02-26 02:36 | 議会活動の予定

新年度予算の定例会と全員協議会での内容

 22日に、議会運営委員会で、第1回定例会についての説明を受けました。続いての全員協議会では、その他事項で8つの議題があがりました。

■議題
1.第1回定例会について
 別記します

2.訴訟の状況
 海洋深層水の取水事故の発端となったであろう船舶に対する訴訟の状況が報告されました。この件では、船舶会社側が起こした「船舶所有者等責任制限手続」と、尾鷲市から起こした「損害賠償請求」の2つがあります。今回は、前段の手続に対する説明でした。
 こちらの手続では、供託委託契約に係る一定の金額の総額は、1億3629万1319円となっており、後段の損害賠償請求額は、弁護士費用を含んで3億5350万円と、金額だけ見れば大きく隔たりがあります。しかし、金額だけでは比較できない中身なので、前段の手続と損害賠償請求との関連性や比較をしなくてはなりません。

3.須賀利大池地区の天然記念物指定について
 ちょっと降って沸いたような指定だったので、指定までのスピードにも驚きはあります。地元である須賀利地区の意向が何よりも大事ですが、尾鷲市全体や隣接する紀北町にも意見を聞いてみたいと感じる部分もあります。こういった指定は、イコール観光開発には結びつかないことも多いので、注意も必要ですが、自然環境を残すという点では、私は東紀州に見合った指定とも感じています。
 あと、この指定との関連はわかりませんが、先ごろ中部電力の水野明久社長が「原子力比率の向上が最重要課題。新規の原発開発に全力を傾注する」と発言したとの報道がありました。三重県の沿岸部を想定しているのでは?という予測もあることから、この2つの課題は対極することになります。

4.道の駅構想について
 この構想は、年末よりザワザワしていた話題です。今回は、商議所からの要望書が提出されましたが、道の駅構想自体に異論はありません。しかし、少なくとも民間側でもう少し考慮された方がいいのではと感じる部分もあり、行政や議会が出る幕は、もう少しあとでもよいのではないかと考えています。そういうとお叱りを受けそうですが、民間力が集結したところに、道の駅の発展が見られると感じているからです。ただし、この件は、今後の市政には大きく影響を与えるのは間違いなさそうです。また、すでに市や議員が先走っているとなると、今後は負担する金額だけの議論になってしまいかねません。冷え切っているまちなかのことや、孤軍奮闘の夢古道おわせのこともあるので、まずは民間や市民の声をどれだけ取り込むかだと思うのですが…

5.専決処分の一部改正について
 海洋深層水の損害賠償請求において、多額にも関わらずに、専決処分できる規定がありました。これは、議会にとっても不手際だったと感じていますが(それこそ、議会と市政の関係も感じましたが)、見直しすることが議運で議論されています。今回は、たたき案を報告し、定例会中の議運で方向性を見出す予定です。

6.質疑について
 こういった議題が、ベテランが多い尾鷲市議会で出てくること自体に不可思議を感じます。といっても、ベテランにも新人にも、私にも言えることなのですが、質疑が質疑らしからぬという意見がありました。前回の臨時会での質疑がターニングポイントですが、それまでもこういった意見は議員間では交わされていました。質疑に自分の意見を交えることが多くなり、質疑ではなく一般質問調になる件です。「質疑の内容が書かれた資料など配布すれば」との意見もありましたが、私としては、こういったことこそ、尾鷲市議会の議員間で対応すれば済む話だと感じたところです。今後は、目に余る質疑については、その場を仕切る議長の裁量もありますが、議運での取り上げもしていくことが確認されました。

7.鳥羽市議会への管外視察について
 24日に予定されていた、議運の視察が延期になりました。

8.濱口議員のご逝去について
 23日に通夜、24日に告別式などの日程が報告されました。長年、尾鷲市議会を支えてきた最古参の議員であったので、故人を偲ぶ話題もでていました。
by owase874 | 2011-02-26 02:00 | 委員会等報告

尾鷲民生事業協会と尾鷲総合病院への視察に関して

 ちょっと前になりますが、管内視察に参加しました。
 2日間の予定でしたが、参加は2日目の午後からになりました。

 尾鷲民生事業協会では、山本理事長より厳しい意見をたくさんいただきました。ただし、解決せねばならない意見だったので、今後の市の対応や議会の動きも必要になってくると感じたところです。 印象的だったのは、

①保育園の耐震化についての議論が進んでいないこと
②保育園の統合と新築移転について
③ちびっこ広場の利用者が100名を越えていること
④わんぱくクラブの定員と環境整備などの課題
④第四保育園の周辺環境問題と、障がい児保育の環境課題

などでした。とくに、「尾鷲小学校の建築費が、大幅に予算を超えているのに、保育園にはまわってこない」旨の発言もありました。この件については、予算・決算常任委員会においても、必ず議論になります。これは、第三及び四保育園と矢浜保育園の老朽化があるからですが、「保育園の統合と新築移転が必要では?」にも繋がる根拠にもなっています。

 また、第二保育園で開催しているちびっこ広場については、保育園に入園しない子どもの受け入れをやっている事業ですが、毎年の希望者が100名を越えているとの報告でした。最近は、0から1歳児の希望者も多く、多くの環境整備が追いついていない現状のようでした。市からの委託事業なので、この事業費についても検討を要する課題だと感じたところです。

 わんぱくクラブについては、尾鷲小学校で開催している、小学校1年生から3年生までの学童保育ですが、手狭な上に希望者が多いなどの環境課題が報告されました。「希望者を(1年生から3年生までと)限定しているが、では4年生に希望者はいないのか?といえば、そうではないはず」との意見があり、民間委託している学童保育の限界を感じたところです。学童については、全てを行政任せにせずに、地域の協力が必要不可欠だと考えています。

 第四保育園については、保育園の周辺とのトラブルなどが報告されました。長年の問題となっているので、早急に解決するには、市としての対応が必要だと感じたところです。また、障がい児保育もしているのですが、老朽化はもとより、バリアフリーにも対応しておらず、医療行為ができる体制もないとのことでした。名ばかりの障がい児保育と言われても仕方がないと感じたので、これも早急の対応が必要だと考えています。

◆社会福祉法人 尾鷲民生事業協会
 http://www.ztv.ne.jp/web/owaseminsei/

 続いての、尾鷲総合病院では、3つの課題が印象に残りました。

①リニアック(ガン治療器)の更新問題
②高齢者の臨床研究について
③電子カルテの導入について

 リニアックでは、当初の目標に達していないばかりか、多額の修繕費も必要となってきており、機器の更新においても、「目標達成できるだけの利用者(患者)がいない」といった課題も報告されました。赤字が続いている機器ですが、ないと困る患者もいることから、難しい経営を求められていると感じました。

 高齢者の臨床研究では、以前は治験とも呼ばれていた臨床研究になります。この地域の高齢者などを対象に、高血圧などの臨床研究を進めていくことが、三重大学とともに発表されています。諦乗事務長からは、「臨床研究では、企業誘致に期待するよりは、(臨床対象となる)高齢者の流入に期待したほうがいいのでは?」との意見もありました。臨床研究においては、対象者(治験者)が必要となってくるので、ナーバスな課題でもあります。今後の動向に注目しながら、地域の声も聞きたいところです。

 電子カルテの導入では、実施は検討中とのことですが、私としては提案していたことでもあります(そのときは、全く興味を示していただけませんでしたが)。三重県では、電子カルテの情報を、各病院が共有するようになってきており、医師にとっても電子カルテの導入は希望しているほうが多いとの印象です。言葉だけではない、前向きな検討事項のようですので、これも今後の動向に注視していくことになります。そのためには、国の事業(施策)が大きく左右します。

 あと、三重県では、ドクターヘリの導入が始まりますが、この件について質問したところ、「高速道路の利用の方が(搬送先まで)速いのでは?」とのことでした。視察ということもあり、それより先は質問しませんでしたが、より緊急性の高い分野を想定できるのであれば、ドクターヘリを活用することも視野にいれてよいのではと感じたところです。

◆尾鷲総合病院
 http://owasehp.jp/
by owase874 | 2011-02-24 13:08 | 福祉とまちづくり

故人を偲ぶ

 尾鷲市議会議員の濱口文生議員がご逝去されました。

 20日の午前中に連絡をいただきましたが、突然のことで驚きました。長らく病床にあったと聞いていたので、ご家族の心情なども察するところです。なによりも、本人が一番無念であったかもしれません。

 私と濱口議員の出会いは、実は私が議員になる前、それこそ私が尾鷲に来た当初のことでした。右も左もわからないまちでしたので、路地歩きや食べ歩きで毎日を楽しむしかありませんでした。それは楽しいものでしたが、人間的なつき合いがあるわけでもないので(自分のカフェで、お客とのつき合いはありましたが)、味気ないといえばその通りでした。

 そういう毎日を送りながら、路地歩きをしていたある日、私より濱口議員に声をかけました。尾鷲神社前の道路の路肩で、花の手入れをしていたからでした。そのときは、議員であることも知らずに、私にとっては気のいいおっちゃんにしか見えませんでした。私も植物いじりが好きなので、世間話のような会話を交わし、それ以後も、何度か言葉を短く交わしておりました。

 やがて、私が議員に立候補したとき、選挙活動中のことですが、須賀利でいっしょになったことがありました。私にとっては初めての選挙であり、選挙カーに居合わせた運動員の仲間たちにとっても同じでした。お互いに立会演説をしようとしていたので、私が先を譲った形になりました。いまだから言えますが、立候補者が立会いをどのようにするのかを、観察したい気持ちもあったからです。そのくらい、私や仲間には、選挙への知恵がありませんでした。

 狭い須賀利の路地なものですから、漁協前で車をほぼ並べた形で駐車し、車内で固唾を呑みながら聴いた記憶が残っています。いま考えると、それは失礼にあたると恐縮しますが、濱口議員の立会いが終わったあと、車内ではため息が漏れたのも記憶に新しいです。もちろん、「ベテランの人はすごいなあ」というため息です。そして、圧倒された私は、半分の時間にも満たない立会いをそそくさとするだけで、車内の仲間たちと逃げ帰るように須賀利をあとにしました。しかし、それ以降の立会いは、なんだか自信が持てて挑めました。

 選挙が終わり、なんとか当選をいただいた私は、議会で濱口議員とお会いすることになりました。少しあとになってからですが、「君は、須賀利で(私が立会いを終えるまで)待っていただろう?間近で見られるとやりにくいんだよ」って、当然の如く言われてしまいました。お叱りを受けた感じはしなかったのですが、「大変に勉強になりました」と私も答えつつ、反省の弁を述べたところです。それ以後は、あまり言葉も交わさなくなりましたが、どちらかといえば、それまでの花のおっちゃんのイメージがあったので、そのギャップで近寄りがたくなってしまいました。

 やがて、私が当時の特別委員会の委員長を持たせていただくことになったとき、濱口議員とは対極になってしまいました。その役選の絡みもあったのですが、ときに私の一般質問では、後ろの席より野次を飛ばされ、一緒になる委員会では厳しいご指摘や意見もいただくことになりました。いま考えると、あのときの嫌な気分が、やがて役選の時期になると魑魅魍魎することに嫌気がさしたきっかけでもありました。それ以降は、自分なりの答えを出してきたつもりです。

 再び、私が距離を感じなくなったのは、奥田前市長の件からでした。とりわけ地方自治法に詳しい議員であったので、勉強になる意見をいただくこともありました。しかし、いつからか、体調が優れないなと感じることも多くなり、さらにそのことを自らの口から聞くようにもなりました。相変わらずの煙草を吹かしながら、ボソッとつぶやくように吐き捨てていたのを、何度か耳にしました。「煙草が悪いんですよ」って言う私に、「やめられるもんなら、やめとるわ」って切り替えしてくる笑顔を思い出すことができます。

 議会で顔を合わせる機会がなくなる直前のことですが、「私も体調が戻ってくれば、また一般質問などしたいと考えております」と挨拶したことがありました。そのときの寂しそうな表情が印象的で、「また勉強させてください」という私に、言葉なく笑顔で返されたのが、私にとっては最期でした。なので、私にとっての濱口議員は、いつもの笑顔で答えてくれた、やはり花のおっちゃんだと感じています。いまとなっては、あのときの笑顔しか思い出すことができません。

 濱口議員のご逝去の報を承り、私なりの思い出話をさせていただきました。あらためて、謹んでお悔やみ申し上げます。

 ありがとうございました。
by owase874 | 2011-02-24 01:57 | コラム「温故知新」

不協和音でも次元が違う

 紀勢新聞の不連続線に書かれてしまいました。

 先だっての尾鷲老人クラブ連合会との議会懇談会での席上、私の発言によって、会場内がざわざわしました。もちろん、議員側もしたかもしれません。確かに、「不協和音」という表現をしましたが、できれば記者より質問などしていただければ、真意は伝えられたのにと感じました。まあ、あくまで希望的な意見で、強制するものではありませんが…

 さっそく私も辞書を引きましたが、「協和融合しない状態にある和音」、「不調和な関係のたとえ」とありました。なるほど、その通りの状態であるので、発言を撤回しなかったことについては、いまも同じ気持ちです。もちろん、議会は1枚岩であれば何よりですが、時と場合によって変化するのも議会(議員)です。

 私の言葉の選択などが稚拙だったと反省していますが、そのときの不協和音の意味については、「議員の好き嫌い」ではなく、「市議会広報に対する議員の不協和音をまとめられなかった」ことを意味しています。もちろん、その延長線上には、議員間の不協和音もあるからですが、コラムにあるような、まさに「好き嫌い」などとは次元が違います。しかし、こうして文章になると、「端無議員は、○×議員と仲が悪い、良い」などの詮索を誘うので、何人かの方より質問を受けてしまいました。

 市議会広報については、議員間の好き嫌い(人間関係)ではなく、広報委員会の所属議員と、それ以外の議員との不協和音があったように感じます。温度差といった方がよいのかも知れません。確かに、広報委員会として活動したことが、誤解を招くようなこともあったと感じています。しかし、議員自らが制作する広報紙自体に、異論を唱える議員もいましたし、その後の経過で、広報委員会の議員をまとめる器量が、私になかったこともあります。結局は同じとも言われそうですが、当の本人である私に取材していただければと思ったところです。

 このような、意図とは違う詮索を誘う記事は、メディアにはときとしてあります。

 1月7日の中日新聞三重版においても、議員の品格として、セクハラ疑惑からブログ疑惑の一連の出来事を、内輪もめとしてこき下ろされました。あたかも存在してるかのように、主流派と非主流派の議員と色分けされ、セクハラ疑惑自体も内輪もめと報道しました。確かに、ゴシップ的にはそのほうがウケがいいでしょうが、全ての議員に取材したわけではなく、一方的といえばそれまでです。中日新聞的には、セクハラ疑惑は内輪もめに映ったので仕方ありませんが、政治倫理審査会まで設置され、公開できない内容まで議論がされたことであり、最終的には処分もされて発表されたところです。

 ブログの件にしても、私は非主流派のように報道されたにも関わらず、取材すらありませんでした。私のブログへの書き込みに端を発したので、あってもよかったではと感じたところです。しかし、これは強制できないことであり、報道の自由は認めています。ただ、ブログ疑惑にしても、辞職勧告まで可決される事態にまで発展したので、それだけの経過や議論はあったのです。本来の仕事に支障が出るほどのことがあったからこその訴えでもあっただけに、このような報道には辟易することがあります。

 それでも、メディアの影響は大きいので、こき下ろされても文句が言えない状況が確かにあります。また、相手にしないでスルーする大人の対応もあるでしょう。しかし、私は公共的な立場で報道するのがメディアだと感じているので、悪意ある報道とすれば、それは報道ではなくゴシップに過ぎません。それでも、報道の自由の盾があるので、あまり言い過ぎるとしっぺ返しをくらうことになるかもしれませんが、無抵抗もいけないと感じて書くことにしています。

 議会が1枚岩になると、決まって馴れ合いとこき下ろされるでしょう。確かに、奥田前市長からの一連の騒動で、議会への不信は積もり積もっているかもしれません。私が言うのもなんですが、出直し選挙をしたときに、奥田前市長が推していた候補者全てが当選するようであれば、また違った道にもなったでしょう。
 しかし、その後の市長選から、新たに議員間でギクシャクし始めたと感じる部分は、いままでは違った議会への誘いだとも感じています(産みの苦しみのような感じがしています)。不協和音の原因に、よく議会の役選が取りざたされますが、満場一致で南議長を選んだのも事実です。その点は、馴れ合いではなく1枚岩の部分だと考えています。それ以外のことは、私が言うべきことでもありません。
 ただし、尾鷲維新の会派としては、会派が役選を先導しようとしたようなことはありません。それこそ、会派は1枚岩ではないところもあるからです。会派は維新の志しをもとに構成されているので、それで当たり前だとも感じています。

 与えられた仕事を、それぞれの議員は、それぞれの個性で全うしていると考えています。仕事の仕方には、いろいろなタイプがあるでしょうが、有権者の目に見えない仕事も存在していると感じています。これが言い訳にしか聞こえないとしても、そうであるから仕方がありません。あくまで、その判断を下すのが、4年に1度の選挙であり、それを選択するのが有権者である尾鷲市民です。

 これもお門違いと言われそうですが、不協和音は、議会に存在するだけでなく、尾鷲市全体にありはしないかと感じることがあります。身近で言えば、道の駅構想でも聞こえてくるような気がするし、組織間、団体間、個人間などなど、いまの尾鷲市が置かれている状況を共有し、その打開策に向かって何かをしているとも感じられません。「くさし、けなし」の声はあっても、呉越同舟のような環境ですらないと感じる方が多いです。自治体規模で言えば、それは当たり前かもしれませんが、そうやって疲弊していっている気もします。

 このご時世、どこの地方議会も、もちろん国会もですが、議員が苦境に立たされています。目立つ存在でもある、首長などの発言が先行しているのが現状です。どこか、有権者が置き去りにされている報道も目にしますが(有権者自身も言っていますが)、あくまで首長も議員も、選択したのは有権者である日本国民です。もう少しだけでも、選挙後の支えがあってもいいと思うのは、わがままなことなのかと考えてしまいます。

 それでも、尾鷲市議会は変わっていくと確信しています。時代の波は、田舎であろうと都会であろうと同じです。それに乗り遅れていない部分も、尾鷲市議会には多々あります。この不協和音は、あるとすれば産みの苦しだと感じているし、有権者の意識も変わっていくような気がしています。また、そうでなければ、このまちはズブズブと沈んでいくような気がします。そのためには、いままでが通用しないことも、お互いに感じ取ることではないでしょうか?

 少なくとも私は、その過程の捨て石になればと感じています。
by owase874 | 2011-02-21 20:23 | コラム「温故知新」

国民年金の救済措置について、国民はどう思うのだろうか?

 今年の1月1日より始まった制度ですが、話題になっています。

 国民年金は、国民健康保険と同じく、該当者には支払義務があります。この2つは、ときにごっちゃになってしまいそうですが(国民年金も保険料というし)、ともに大事な制度です。学生のときの私は、またその後に就職したあとも、この2つの制度に悩まされました(のちにまとめサイトを作ったほど…現在はサーバーより削除)。

 いま話題になっているのは、第3号被保険者の救済措置に対する、「公平か?不公平か?」です。そもそも国民年金の仕組みや制度自体、大切なことですが敬遠しがちになっているのが現状だと思います。そういう国民離れを加速させたのが、旧社保庁のずさんな管理体制にあります(現在は、日本年金機構に事業が引き継がれています)。

■日本年金機構
 http://www.nenkin.go.jp/index.html

 まず、国民年金には3つの被保険者が存在します。

・第1号被保険者…自営業など、国民年金を自分で支払っている人(議員の私もこれに該当します)
・第2号被保険者…会社員(厚生年金)や公務員(共済年金)など、雇用主が国民年金を支払っている人
・第3号被保険者…第2号被保険者の妻(配偶者)など

 このうち、第3号被保険者は、第2号被保険者がその職場で働いているうちは、自らが国民年金を支払うことなく、第2号が代わって支払っています。なので、第2号が定年まで仕事を全うし、かつ離婚などせず寄り添っていれば、同じように国民年金の受給資格も得ることができます(厚生年金や共済年金分の上乗せ分は無い)。なので、仮に20歳までに結婚し、60歳まで第2号の妻であった場合は、40年間の国民年金の保険料は免除され、夫と共に65歳より受給されることになります。

 ただし、第2号と生活を共にしていても、共働きなどで自らも第1号や第2号となった場合は、この限りではありません。よく103万円の壁と、130万円の壁の話を聞くと思いますが、これは別の機会にブログで書くこととします。ちなみに、130万円以上の所得(給与)がある場合は、第2号の配偶者であっても、国民年金を納めなければなりません(自営すれば第1号、会社などでの雇用は第2号)。

 もうすでにややこしいですよね?

 さて、今回の救済措置は、第2号が脱サラした場合など、第2号としての支払義務がなくなった場合の配偶者についての措置になります。例えば、夫が会社を辞めて自営業になったとか、会社をリストラされたとか、もちろん、夫と離婚した場合もそうですが、第2号を抜けて第1号となった場合の妻(元妻)の処遇についてです。
 以下の説明は、夫を第2号とし、妻を第3号として話を進めます。

 夫が第2号から第1号に切り替わる場合は、国民年金の保険料を納めなさいとの通知がきますが、過去には妻に来ないのが普通でした(現在は妻にも来ます)。なので、第3号でなくなった場合は、自らが届出をしないと、第1号として保険料を納めることはできませんでした。
 これを忘れていると、過去の保険料分が適用されなくなり、65歳の受給資格を得たときに、国民年金が支給されないことになってしまいます。しかし、夫が第1号になっても、妻も届出をしていたり、自らも第1号や第2号となった(なっていた)りした場合は、保険料は支払っているので、受給資格は獲得できます。今回の措置は、あくまで忘れていた(知らなかった)人に対する救済措置になります。

◆「3号期間として管理されている不整合期間」の取り扱いについて
 http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000000yq06-att/2r9852000000yqcj.pdf#search=’運用3号’

 救済措置の内容は、知らなかった(忘れていた)人、つまりこれに該当する妻の国民年金の保険料は、過去2年分を追納するだけで、全ての期間を支払っていたとみなされます。なので、夫が第1号になったとしても、気づいて2年分の保険料を納めれば、忘れていた(知らなかった)期間は免除されることになります(運用3号期間というそうです)。驚くことに、こういった対象者は、100万人を越えるのではないかということです。つまり、100万人を越える人の保険料が免除されることになり、かわりに65歳からは老齢基礎年金(国民年金)が支払われることになります。救済措置の如何に関わらず、「大丈夫か!?国民年金制度は!」と思ってしまうのは、私だけではないでしょう。

◆「運用3号」に対する経緯等について
 http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r98520000011je9-att/2r98520000011jik.pdf#search='不整合資格者の数' 

 ここに、不公平感が生まれるのですが、真面目に届け出た人や、そもそも支払自体を真面目にしている人にとっては、不公平は当たり前といえる救済措置に違いありません。このことは、厚生労働省側も認めています。しかし、仮に100万人が老後に路頭を迷う事態になることも、また大きな問題です。また、その対象の多くが、妻であった人になるでしょう。
 私としても、不公平感は多いにありますが、白黒ハッキリさせるはよくない気がします。つまり、救済措置をするかしないかで決めてしまうわけにはいかないと感じています(といっても、既に措置は始まっていますが)。この措置自体、厚生労働省の通知により、日本年金機構が運用をはじめたのですが、こんな大事なことを(問題になることを)、国会議員はスルーしていたのかと思ってしまいます。

 本当に知らなかった人にとっては、老後の安心が増えたことになりますが、そもそも第3号被保険者の制度についても、私にとっては疑問を感じるところです。やはり、20歳になったとたん、第1号被保険者の資格を得て保険料を支払う義務が生じるのですから、第3号のような制度そのものに不公平を感じてしまいます。また、第2号被保険者についても、第1号の自営業者よりも優遇されているように見えるので(実際の支給額も多くなりますが)、保険料を支払っていない対象者自体も40%近く存在するとのことです。

 ところで、なぜに私が年金と国保に関心を持ったかというと、三重県の公立学校の講師であったときに遡ります。講師の位では上位である常勤講師であっても、その任用期間は4月1日より3月30日まででした。つまり、3月31日の1日だけが、それまでの第2号から第1号に切り替わるので、1日分でも1か月分の国民年金保険料を納めなければなりませんでした。年度をまたいで続けて常勤講師となっても、任用期間が継続されないので、毎年1日だけ第1号になるのが学校講師の定めでした。
 さらに、非常勤講師にもなると、同じ学校に勤務しているのに第1号の適用しかありませんでした。なので、「先生は、本当の先生にならなければいけない」といわれるもう一つの由縁であり、ほぼ同じように勤務していても、教諭と講師には大きな隔たりが生じています(現実は、講師に頼っている部分も多くあり、責任の重さは教諭と変わりません)。

 ここに、当時は不公平感を持ったので、「1日のために、なぜに1か月分を納めなアカンの?」となったのです。それでも、どこの窓口でも、「義務ですので」と切り返され、「法律違反になります」との回答で、自らが制度を調べるきっかけとなりました。そして、悔しさのあまり、当時はホームページまでこしらえて、まとめサイトを作ったのでした。そのころより、国民年金制度については、「破綻するのではないか?」と感じており、それでも律儀に支払いを続けてきました。
 しかし、非常勤講師の時代に免除された期間があって(全額免除になっていた)、その分の追納支払をしていなかったので、私の年金もちょっと減額されることになります(免除された記憶はなかったのですが、調べてもらっての回答も同じでした)。また、この追納の制度についても、遡って律儀にすればいいものでもないです(逆に高くつく場合もあります)。

 とかく、国民年金制度はあやふやが多く、正直者がまっすぐ前だけ見ていないと、不公平を感じてしまう制度には違いありません。また、少子高齢化によって、これから日本を背負って立っていく若者に、多くのツケが回っている仕組みでもあります。日本年金機構になって、近いうちには、その全容が明らかになるとのことですが、それ自体にもズサンを感じずにはいられません。なにせ、支払義務をうたいながら、どのように支払われ、運用されているのかが、わかっていなかったのが国民年金なのです。

 短くまとめようとしましたが、長くなってしまいました。第3号被保険者の救済措置については、尾鷲市においても、適用される方も出てくるでしょう。しかし、措置自体の議論については、もう少し慎重にやったほうがいいのではと感じています。

◆年金に関する情報
 http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/nenkin/nenkin/index.html

※◆は、厚生労働省の公式サイト(http://www.mhlw.go.jp/index.shtml)より引用

※可能な限り、不明な点は調べましたが、間違いがあるかも知れません。ご指摘下さい
by owase874 | 2011-02-20 02:05 | 福祉とまちづくり

先進的なWeb中継をしている鳥羽市議会への視察

 議会中継の方式について、先進的な取り組みをしている鳥羽市議会を視察します。

■議会運営委員会
■日時:2月24日(木) 10時出発
■視察:鳥羽市議会
■内容:議会インターネット中継について

 議会中継の方式は、CATVなどによるTV中継と、インターネットを利用したWeb中継の2つに分けられます。そのうち、Web中継においては、システム全般を業者委託する方式と、議会が主になって取り組む自己方式の2つにわかれます。

 前回のブログに詳細を掲載していますが、導入費用では、自己方式がもっとも安価で構築できます(自己方式<業者委託<TV中継、ただし、TV中継と業者委託は拮抗しています)。尾鷲市議会では、どの方式をとるかで議論をしているので、熊野市議会(業者委託)に続いて、鳥羽市議会(自己方式)も視察します。

 私の考えでは、議員の任期が残り2年ちょっとということも考慮し、費用をかけない方式で、かつ常任委員会の中継も含めたWeb中継を求めていく考えです。体裁や使用する側の利便性においては、業者委託の方がすっきりとしますが、多額の費用をかけるよりかは、試験的に安価で、かつ迅速に中継できることが先決だと感じています。

 理想としては、業者委託によって、本会議場と委員会室の2箇所にWebカメラが据え付けられればよいのでしょうが、費用面でクリアできない公算が大きいです。よって、設置の工事を必要としない自己方式の方が、お金をかけない点でも、市民への理解が得られやすいと考えています。また、現状の業者委託やTV中継では、原則的に本会議場しか中継ができないので、常任委員会や市長の定例会見も中継できる可能性を含めた自己方式を考えています。

 今後は、中継方式、費用面、中継対象の大きく3つが議論になりますが、試験的に中継をする意味でも、お金はかけない、常任委員会の様子も中継するのがよいのではないかと考えています。
by owase874 | 2011-02-17 15:47 | 議会活動の予定

新年度予算の定例会がはじまります

 3月定例会の日程などが話し合われます。

■議会運営委員会
■日時:2月22日(火) 10時
■場所:第一委員会室
■議題
 1.平成23年第1回定例会について
  ①提出議案について
  ②下記及び議事日程(案)について

■全員協議会
■日時:2月22日(火) 11時
■場所:第二・三委員会室
■議題
 1.平成23年第1回定例会について
  ①提出議案について
  ②下記及び議事日程について
 2.その他
by owase874 | 2011-02-16 12:20 | 議会活動の予定

会派、尾鷲維新の会合について

 老人連合会との懇談会の後、会派で会合を開きました。

 不定期に会合はしていますが、議員の意見交換だけでなく、同じ課題を考える上でも、会派の重要性を感じています。それと、尾鷲維新の名称ですが、時代の潮流に乗っているようで、維新と名のつく党派を超えた会派や政治集団が増えてきました。いずれは、その維新繋がりでの連携も視野に入れています。

 この日の議題は、大きく9つありました。内容的なこともあり、全てはここでは書けませんが、書ける部分を書きだすと以下になります。

■議題
 1.鳥羽市議会への視察について
 2.議会中継について
 3.議会懇談会について
 4.
 5.会派による市民相談について
 6.市有林を考えていくことについて
 7.
 8.
 9.会派による視察について

 書けない項目は、プライバシーのことや、世に出せない部分があるからですが、その時期が来れば公にもできるはずです。議員になると、やんごとない話もでてくるので、情報共有や情報交換も必要になってきます。また、解決できる内容であれば、議員としてでなく、一人の人間として応対することもあります。そういった意味も含めて、会派の議員が集まることは、私にとっては意味があります。

 議題の1については、今月24日に、鳥羽市議会の議会中継を視察することになった説明と意見交換です。おなじインターネットによる議会中継でも、熊野市議会と鳥羽市議会とでは、費用面や運用面で大きく異なります。先の議会運営委員会で、鳥羽市議会の議会中継も考慮されたしとの意見を、私が会派代表の立場からも進言したことがかなえられた視察であります。この視察によって、尾鷲市議会のモデルが決まることになるので、多くの議員には賛同していただきたいとも考えています。

 議題の2については、議会中継の方向性についての情報共有です。尾鷲市議会での導入は、なかば決まっているのですが、先の中継方式も含めて、細かな項目での議論を必要としています。できれば、費用面を抑えながら、市民が知りたいことを積極的に公開することが急務と考えているので、会派議員の意見を集約させたいとの思いもあります。会派といっても3人なので、より多くの議員の賛同をどのように得ていくのかも重要です。

 議題の3については、議会懇談会の方向性と、いままでの開催の反省会でした。積極的に議員が意見を述べる懇談会ではないので、フラストレーションがたまる場合もあります。言えなかった意見の交換や、今後の方向性で何を求めていくのかなどの話し合いをしました。

 議題の5については、議会懇談会と並行して、会派による市民相談会や議会報告会の開催を実施できないかを相談しました。「地域にでている姿が見えてこない」との意見もいただいたばかりなので、全ての地域で連続して場を設けられないかを話し合いました。たとえ参加者が一人でも、地域の声を聞く手段を講じることが必要と感じるので、具体的な話を詰めることになりました。

 議題の6については、尾鷲市が所有する山林について、主伐計画がなされていることもあるので、もう少し掘り下げて考えていく基礎を学ぼうとなりました。市長が考えている施策とも照らし合わせ、そのままでよいのかも検討する材料を得るために、林業従事者との懇談会や視察の話もでたところです。

 議題の9については、会派で視察を検討していことになっています。第1候補としては、尾鷲小学校の設計を担当することになった、シーラカンスアンドアソシエイツの請け負い物件の視察があがりました。また、過疎債の計画について、尾鷲市に見合うような先進事例がないかも検討しています。

◆シーラカンスアンドアソシエイツが設計を手掛けた小学校
千葉市立打瀬小学校(千葉県千葉市)※シーラカンス時代に設計
吉備高原小学校(岡山県加賀郡吉備中央町)
戸田市立芦原小学校(埼玉県戸田市)
千葉市立美浜打瀬小学校(千葉県千葉市)
箕面市立止々呂美小学校・中学校(大阪府箕面市)
宇土市立宇土小学校(熊本県宇土市)
※1986年にシーラカンスとして設立し、1998年にシーラカンスK&H(手掛けた学校)とシーラカンスアンドアソシエイツに改組された

 15時から18時まで、さまざまな意見交換や情報共有ができたので、どのように市民への還元をしていくかになります。内容によっては、即効性がないこともありますが、議員がまとまって調査研究などすれば、より多くの判断材料や執行部への提案ができるようにもなります。

 私たちの会派は、呉越同舟的ともいえる考えの違いを認め合いながら、「尾鷲市はこのままではアカンやり!?」という同じ向きを見ているので、場合によっては、ほかの議員とも連携をとりながら、尾鷲市にとって最良の提案ができればと考えています。
by owase874 | 2011-02-15 02:48 | コラム「温故知新」


市民活動の延長線上に、市民目線の政治があると考えています。


by kumano874

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ご挨拶とブログの概要

当ブログに来ていただきありがとうございます。私が政治に関心をもったのは、災害現場でボランティアとして活動しているときに、どうしても市民活動・NPO活動だけでは届かない声があると感じてからです。1995年の、阪神淡路大震災のときです。それ以降、政策提言できる市民活動を合言葉に、さまざまなことを実践しています(市民派向けのブログもあります。こちらCafe_CReAM モノ語り)。


これまでの思いが実現したのが、2006年11月から、2期6年半在職した尾鷲市議会議員でした。3期目の挑戦には苦杯しましたが、貴重な実体験をさせていただき、条例の制定を中心にした議会改革や、市民活動で培った政策提言を直接できる立場として、負託の重さを実感することができました。

また、尾鷲市議として負託をいただいてからは、この地域ではいち早く、議員活動をお知らせする手段の一つとして、このブログを活用しました。当時のことも含め、日々私が何を感じ、何を考えているかを綴る活動報告にもなっています。なお、2014年5月1日からは、三重県熊野市議会議員として、あらたな1歩を踏み出します。

ときには辛口の意見もありますが、東紀州における公益や市民益を考える一人の意見として読んでいただければ幸いです。

質問や批評など、ご意見がございましたら、下記宛にお願いします。何かしらの方法で、きちんと対応させていただきます。ただし、ブログのコメントには、できる限り返答をいたしますが、端無自身の裁量になることをお許し下さい。

◆ブログ管理者
 未来874事務室
 熊野市飛鳥町佐渡462番地
 0597-84-1033
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