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議員と市民

 尾鷲の明日を考える会と懇談会をしました。

 いろいろ考えさせられましたが、自分が懇意にしている議員がいれば、その議員の肩を持つ発言になるし、その反対の議員には、お構いなしにすいたことを言うものだとも感じました。けっこうな場面で、それが垣間見える発言や行動があったようにも感じました。しかし、なんといっても、「議員活動と市民活動」を理解してもらえないことが、私にとっては話になりませんでした。

 もしも、会のみなさんが言うように(参加者全員が言うたわけではないですが)、「議員の市民活動はありえない。玄関でたら全て議員活動だ」と言われれば、議員はなにもできなくなります。私においては、尾鷲イタダキ市に事業者として参加し、企画にも深く関わって活動しています。また、今年度においては、尾鷲イタダキ市をもっとアピールできるようなイベントにするために、10年後を見据えた活動を検討する会までこしらえて活動をはじめています。

 しかし、これは市民としての参加であり、議員として発言したことは一度もありません。受け止める方には、議員が出店していると見ているでしょう。もしも議員としての参加であれば、尾鷲イタダキ市は、尾鷲市より年27万円の補助金をいただいており、市の補助金をもらって活動していることにもなってしまいます。これでは、私は尾鷲イタダキ市から脱退しなくてはなりません。

 同様に、商店街通りに店舗を持っていることから、尾鷲一番街という商店会にも加入しています。あまりたいしたことはできませんが、店舗に集まる市民グループといっしょに、細々ながらも活動を続けています。こないだも、総会があって参加させていただきましたが、尾鷲一番街にも、尾鷲市より管理する椿茶屋の運営維持費20数万円が予算化されています。議員活動で店舗をやっているわけではないので、これも市民活動であり、認められた自営業であります。議員となれば、これも辞めなくてはなりません。

 屁理屈になりますが、このような活動は、私だけでなく、多くの議員もやっています。尾鷲節コンクールを長としてやっている議員もいるし、スポーツ少年団で監督として指導している議員もいます。”世界の椿園”を管理しているクラブの代表者もいれば、私のように、事業者として尾鷲市が予算投入している事業や組織に関わっている議員もいます。過去には、議員の身分でありながら、子ども相撲に精を出している元議員もいました。また、昨年には、市長の奥さんと一緒に、ご当地バーガーを開発した議員もいましたが、これも議員活動の一環ではなかったはずです。議員の立場であるけれど、率先する市民の顔で、日々活動している議員がいても不思議ではないと考えます。これらが全て議員としての看板でやっているとすれば、それこそ可笑しな話にもなっていまいます。

 また、議員活動と市民活動の両輪が、私の政治活動のスタイルであり、市民活動のスタイルでもあります。市民活動の延長線上に、議員の活動があると考えているので、自分のなかでは使い分けてもいます。それを、押し並べて議員活動とみている人たちが、この会には多いのだろうかとも感じました。うまく説明できなかった自分にも幼さはありましたが、会の論理では、議員は本当になにもできなくなります。これでは、私が市民活動と議員活動のブログを使い分けて書いている意味もわかってもらえないでしょう。私は、上から目線でモノを言うのではなく、その場に飛び込んで活動するなかで、議員の活動に繋がることも多々あると考える市民であるのです。

 最悪だと感じたのが、ファシリテイトする役目だと思っていた代表が、自らの意見や考えを延々と語り、参加していた会員の意見を引き出さなかったことです。独演会に近い話を聞くだけで、全員の考えや主張が聞けなかったことも、無駄といえる時間が多いと感じました。私は率先する市民であると自負していますので、代表ばかりが思想を語る会の魅力が、いったいどこにあるのだろうと感じました。せっかく貴重な時間をさいて参加していただいたからには、皆さんの意見も聞きたかったところです。そこに、この会の”明日を考える”ヒントがあったと感じるからです。

 代表からは、「議員としての自覚を!」と強い口調で言われてしまいましたが、私から言えば、「市民としての自覚を!」とそこまで言葉がついていました。会をこしらえてまで、尾鷲の未来を考える市民集団であるならば、率先市民としての自覚も必要ではないでしょうか?会員のなかには、「特定の議員にお願いしたけど、なにもやってくれない」との発言もありましたが、陳情を叶えてもらえなかったから、議員は、議会は体たらくだと言われては、それこそ会の資質が問われます。

 議論も討論も大賛成ですが、うがった見方をされたのでは、同じテーブルとはいえません。自治会組織を再構築したいといいながら、通称名しか名乗らないのであれば、議員として協力や支援もできかねます。「膝を突き合わせて懇談したい」との気持ちに変わりないですが、どこか「あいつだけは嫌い」という殺気を感じたのも確かです。それでも、議員として会に出向くことは、私個人であっても、尾鷲維新の会派であっても大歓迎です。しかし、会とは違う意見に否定的(ほぼ非難的)になられたのでは、なにを言っても笑われるだけでしょう。そういう場に、みすみす分け入ってくほど、私には空いた時間はありません。

 365日、私を嫌いな人がなんと言おうと、議員と市民と親父と旦那の顔でフル回転しているのが私です。
by owase874 | 2011-04-28 00:58 | コラム「温故知新」

議会報告会の開催がありました

 昨日、中央公民館で議会報告会がありました。

 初めての報告会なので、進行や報告の内容も、事前に議員間で練ったとはいえ、手探りの状態でした。また、参加された市民の方にとっても同様だったので、かみ合わない空気もありました。ただし、今後の取り組みへのヒントもあったように感じたので、会を重ねるごとに、尾鷲市議会に相応しい議会報告会になる可能性も感じました。

 しかし、議員が全てのことに対して精通していわけでもなく、ましてや執行権があるわけでもないので、政策を提案することはできても、それを実行するまでの権限は持ち合わせていません。これまでも、一般質問などにおいて、市政への提案は幾度となくしてきましたが、実行されていることはほんの少しです。前進と言えばそうであるし、ほとんど変わらないといえばその通りです。

 やはり、首長になるしか、本当の意味で政策を提案し、実行することはできないのだと、改めて感じたところです。ただ、議会にも手立てはあるので、議案の修正などで、政策を実行することもできなくはありません。しかし、これでは首長と手を携えてとはならないので、そんなことばかりを考えていた1時間半でした。

 次回は、輪内方面での開催を検討しています。

 もっと明快な回答がないものかを考えています。
by owase874 | 2011-04-27 22:41 | 議会改革報告

議会報告会と懇談会の開催

 2件の議会活動があります。

■議会報告会
■日時:4月26日(火) 18時半~20時
■場所:中央公民館3階
■平成23年度当初予算概要などの報告

 尾鷲市議会初めての試みです。各常任委員長より、予算審査の内容などが報告されます。この報告会は、市民の誰でも参加できます。尾鷲市の予算がどうなっているのかなど、生の声で聞くことができます。堅い話にはなりますが、「尾鷲市の現状」を知る上でも、多くの方に集まっていただきたいと願っています。

 次の日には、”尾鷲の未来を考える会”との懇談会も設定されています。

■議会懇談会
■日時:4月27日(水) 19時~20時半
■場所:中央公民館3階
■議題
 1.「道の駅」の誘致についてどのように考えるか
 2.尾鷲市の防災対策について
 3.その他

 会より15名ほど参加するようです。この会は、代表が男性で、会員は女性のみという構成です。しかし、前回10項目の質問状を提出するよう、議員宛に文書が届いたのですが、この回答集が巷で出回っているとの話も耳にします。また、会員外の方からも、「誰々は回答してない」などの注文も言われています。

 私については一切回答しておらず、「こういうことをやらせるよりも、直にあって話をしたい」旨のFAXを送っただけです。なので、こういった懇談の機会は願ったり叶ったりです。とりわけ道の駅についてこだわりがあるようですが、基本的には、この指止まれ方式で、興味関心のある方が集まって協議すればと考えています。議員が先行させるような「道の駅」なんて、面白くもなんともありません。
by owase874 | 2011-04-22 10:32 | 議会活動の予定

東紀州における県議選の結果と知事選

 三重県から離れているので、結果をさきほど知りました。

 県議選の結果は以下の通りです。詳しくは、選管に確認ください。

■尾鷲市・北牟婁郡 定数2 - 候補4
 当7,240(31.4%)  津村衛 36  無所属(民主党・新政みえ)
 当6,558(28.5%)  東豊 55 無所属
 次6,343(27.6%)  野田勇喜雄 57 自民党
 2,882(12.5%)  関口省吾 44 無所属

■熊野市・南牟婁郡 定数2 - 候補3
 当10,382(45.0%) 大久保孝栄 44 無所属
 当9,008(39.0%) 藤根正典 49 新政みえ(民主党)
 次3,682(16.0%) 山本良正 51 無所属(みんなの党)

 東紀州は、民主系が根強いと、あらためて感じました。地域がら、組織票を集めることができやすいのかも知れません。言いかえれば、しがらみがなければ、選挙には勝てないということかも知れません。私が気に入らないのは、無所属とあっても、ちゃんとした政党や組織の支持があることで、これでは田舎から選挙に出るには、あらかじめ政党や組織票が見込めなければ、大きな選挙には勝てないという現実です。

 しかし、津村候補以外の3名が、保守系候補だったことからも、自民党が圧倒的に巻き返しているのでは?とも言える結果でした。ただ、尾鷲・紀北においては、候補者を絞れなかったのか、絞った的が違ったのかはわかりませんが、自民党公認候補が敗北してしまいました。これは、やはり自民党という党の弱さを露呈しているとも感じています。党派で決まるわけでないにしても、公認候補を落選させてしまうのは、党にとっては痛手のはずです。そうならないために、党がもっとしっかりサポートしていたのかと考えてしまいます。また、得票数を見る限りでは、3名の候補を2名に絞っていたならば、この選挙区では保守系が2名選出できたのかもと考えてしまいます。
 結果論ですが、自民党が強く推した知事が誕生しただけに、東紀州の公認候補は死守すべきでした。

 やはり、東紀州は特異と感じました。

 一方、三重県知事選は以下の通りです。

 当379,472(46.5%) 鈴木英敬 36 無所属(自・み)
 次369,105(45.2%) 松田直久 56 無所属(民)
 68,253(8.4%) 岡野恵美 58 無所属

 前評判では、次点候補者が独走するかと感じていました。また、某所で鈴木氏の挨拶を聞いたとき、「軽い」と感じたのと、公約が大風呂敷に思えました。しかし、次点候補者が民主の支持を得てからは、三重県といえども難しくなるのでは?と感じたそのままの結果となりました。また、”日本の原点”という、首長などでつくる地域政党の支持もあったはずですが、何をしたかったのかもわからずじまいでした。首長がまさに首を突っ込んで、恥をかいた選挙でもありました。首長たちには、大いに責任をとってほしいと感じています。

 また、県議選でも同じですが、共産党の凋落ぶりが激しいです。県議選でも現職候補が相次ぎ落選し、知事選では泡沫候補のようでした。岡野さんは、ポスターも使いまわしと聞いていたので、選挙に出てポスターをつくるなら、気合いを入れてほしかったものです。共産党は、いつのまにか裕福になりすぎて、結党時の苦労や苦悩を忘れてしまったかのようです。私は、共産党ではないですが、覇気がない政党になっているのが、なんだか気に入りません。そういった党ではないと感じるからです。

 いずれにしても、当選されたみなさまは、私と同じく、三重県を率先する政治家として、奔走して参りましょう。また、それこそしがらみのない関係で、熱い議論を交わさせてください。よろしくお願いします。
by owase874 | 2011-04-11 01:22 | コラム「温故知新」

9日付の読売新聞社会面に、私の記事が掲載されています

 読売新聞の朝刊、社会面に、私の取材記事が掲載されています。

■非日常に備え街を知れ ――バッジの資格
 http://chubu.yomiuri.co.jp/news_top/110409_4.htm

 購読者から教えていただき、予想以上に大きく出ていて驚きました。また、多くの方より反響をいただき、ありがとうございます。

 私が議員になったのは、災害救援ボランティアの経験が市民活動に繋がり、その延長線で議員としても発言・行動する市民になろうと決めたからです。なので、議員活動と市民活動は両輪です。

 残念ながら、議員として共有できる仲間は県内で見つけられていませんが、市民として共有できる仲間は、県内外に多数おります。防災まちづくりに積極的な、伊賀市や名張市、また桑名市などの好事例がありますので、尾鷲市においても実現に向けて奔走しようと考えております。

 今回の大震災は、尾鷲市やこの地域でも可能性ある震災として、教訓にするだけでなく、実行させることが必要不可欠です。また、今日の夜のことですが、以下の緊急集会が開催されます。駆けつけることができる三重県内の議員には、政治家として何ができるのかを考えていただきたいです。私たち議員にも、できることは数多あるはずです。

■私たちにできることを考える緊急集会・三重 -東日本大震災-
 http://www.pref.mie.lg.jp/TOPICS/2011040028.htm
by owase874 | 2011-04-11 00:18 | 防災とまちづくり

教育委員との懇談会

5日に、表題の懇談会がありました。

具体的な内容などなく、”今後の教育のあり方について”が議題でした。
そこで、私が話を切り出しましたのが、”学校運営費のついて”でした。

年々大幅な削減が続き、今年度予算についても、各校の優先順位の1位しか認められなかったと聞いています。学校運営費の削減は、学校の特色をそいでしまうだけでなく、学校長の特色も活かせないと感じており、この予算の死守を、教育委員としてどう捉えているかと聞いたところです。

そもそも学校運営費が、どれだけの効果をもたらし、どれだけの成果を得ているのかなど、データ的な資料などない模様で、これでは削減される一方だとは感じました。また、「削減はしてほしくない」との意見は、教育長からもありましたが、具体的な行動をするまでには至っていない印象でした。

議員から、「予算の削減をしないように」とはいい難いし、教育委員会が、市長とどのように学校運営をとらまえているのかが、あまり見えてこないのも確かです。予算の構成上のこともあるでしょうが、「マイはしづくりをするくらいなら、学校予算に回して欲しい」くらいの意見をもっている関係者もいるのではないかと感じたところです。学校は、学校長で大きく変わり、それを束ねる教育長の特色で、どんなにでも輝かせることができます。また、教育委員がサポートすることで、尾鷲市の学校運営は大きく変化していくと感じるだけに残念にも感じました。

次に、今回の東北地方太平洋沖地震に関わって、学校に対する質問や意見交換が相次ぎました。まずは、今年度予算に計上されている輪内中学校の耐震化事業についてですが、「学校の位置をいまの場所で指定してよいのか?」、「他の代替地はないのか?」、「議論に中に、今回の震災の教訓は生かされているのか?」などの質問がされました。場所については、いまの場所しか適地がないようで、津波の想定はしながらも、耐震化は行われる方向とのことでした。

「適地はない」との意見に対しては、教育委員にも温度差がありましたが、「捨て石にするつもりで整備することにも意義はあるはず」という旨の発言には、私も賛同したところです。場所についての議論は尽きませんが、適地がないのであれば、いまの場所で整備をするしかありません。なので、津波に耐えうるだけの校舎を設計することは、それで校舎が大きな被害を受けても、学校にいる生徒の生命さえ守られれば、学校をいまの場所で耐震化する意義があるとうことです。

しかし、これも私が意見しましたが、「そもそも学校統廃合を前提として耐震化を整備していない点に課題は多い」のも確かです。児童や生徒数が減少していく学校が増え、多額の予算を執行して整備をしても、やがては廃校や休校になる可能性が大きい学校もあります。特色ある学校づくりも大切ですが、予算は借金でしか生まれてこない現状の中で、すべての学校を残すことの意義はどこにあるのかという考えが私にはあります。具体的に、学校名をあげて意見をしましたが、統廃合することの是非は、「母校が消える」程度のことだけで、議論もできない環境にしてしまうのはいかがなものかと感じています。これについては、別立てでブログに書きますが、津波の想定内や、耐震整備しなくてならない、児童生徒数が複式学級でしか対応できないなどの学校は、未来を見据えて統廃合するべきときにきていると感じています。

この意見に対しては、教育委員でも賛否が分かれており、教育委員長については、「複式学級のよさがある」と統廃合反対の意見ですし、一方、教育長や教育委員の中にも、「統廃合はするべき」との意見もありました。いままでは、お茶を濁してきた議論をしてもいい環境にあると感じているので、大いに議論をしていただきたいと感じたところです。

次に、私が意見したのは、”教師の質”についてですが、これは尾鷲市の教育目標の中に、”学校経営品質の向上”があるからです。一番先に切り出した、学校運営費の削減は、この目標の達成の妨げになることは明らかですし、学校を担う上で大事な教師の質についても、議論をさけてはいけないと感じています。私の話の切り出し方が一方的でしたので、一部の教育委員からも強い反論を受けてしまいましたが、子どもに向き合う教師は、私にとっては当たり前の教師像です。しかし、現実にはこれすらもできていない教師も存在します。それは、だれそれと言うまでもなく、子どもたちや保護者が声に出しているし、同じ学校の同僚が何よりも感じていることです。

また、教育レポートを頻繁に提出しながら、学校運営や学級運営に活かしている教師もいれば、内外と連携しながら、クラブ活動を熱心に指導している教師もいます。さらに、地域との連携を視野に入れて活動できる教師もいるように、子どもと直接向き合っていないところで、教師力を高めている教師はたくさんいます。こうした教師が、教師の質を高め、学校経営の質を向上しているはずです。しかし、子どもには向き合えるけども…っていう教師は、質の向上に寄与しているのかを精査する必要があるとも感じています。この意見に対しても、教育委員の一部から同意見があったので、教育委員会で議論してほしいと感じたところです。

とかく、教育委員は、指名されて席にいるだけの印象になっていますが、本来は議会と肩を並べる存在であります。市長の教育像を教育委員会が実践するのが普通ですが、ときには教育委員会が市長と対立しながら向上していくケースもあります。自治体の教育を大きく向上させる可能性を秘めているのが教育委員会の本来の姿であるべきですが、教育委員会制度そのものの改革も必要と感じる限界もあるように考えています。しかし、事務局に促されるままの運営では、いつまで経っても向上に寄与することはないので、それぞれのトップの判断や決断に欠ける印象を持ったのも確かです。私が見た限りでは、いまの教育委員には、バランスの取れた個性ある方が参集しているので、議論の場と権限の大きさを与えてやるべきとも感じたところです。

間違いなく、教育現場や学校は、トップで大きく向上します。

13時半から15時までの時間を使いきり、期待以上に議論や意見交換ができたと感じましたが、議会に注文をつけるくらいの激しさがあってもいいのではと考えたところです。
by owase874 | 2011-04-07 23:23 | 教育とまちづくり

募金活動の余波と、議会と市民の温度差

 今日の尾鷲イタダキ市で、わりと多くの市民から声をいただきました。

 その大半が、議会(議員)に対する苦言でした。私の考えは伝えましたが、正しくないと感じる部分もありました。しかし、あらためて議会と市民の温度差を感じたので、これでは”開かれた議会”は本末転倒になるとも危惧しています。

 その内容は、先だって議会で行った「募金活動」です。

 定例会中の予算決算常任委員会の審査の終了後に、市内3箇所で議員が募金活動を実施しました。東北地方太平洋沖地震に対する義援金の呼びかけですが、この活動自体は議長からの提案でした。しかし、あまりきちんと議論がされないまま、全議員が参加したところです。また、確か活動が16時ごろから17時ごろまでの1時間だったので、この時間の短さや、1回限りということにも批判を受けました。

 私は、サンバースト前で参加をしましたが、委員会後に個別の質問をしていたのと、あまり賛同できかねる気持ちもあったので、遅れての参加でした。賛同できかねる部分は、こうして批判を受けることを感じていたからですが、私にとっての街頭募金は、パフォーマンスの意味合いも感じるからです(なので、ブログでも書きませんでした)。しかも、1回限りの1時間なので、議員がやれば批判は受けると直感しました。それでも参加した以上は、大きな声で呼びかけをさせていただきましたが、市民からの批判は真摯に受け止めてさせていただきます。また、サンバーストの道路向かいには、地震発生から3月末まで、毎日座して募金活動を行っていた妙長寺の住職もいたので、よけいに恥ずかしい気持ちになりました。

 いまさら何も言えませんが、私にとっての被災地支援は、街頭募金に立つよりは、被災地との気持ちをつなぐという意味での募金箱の設置運動と、被災地への実支援や、支援する方の後方支援だと考えています。本来であれば、すぐにでも自分自身が被災地に飛び込んでいくのが常ですが、家庭の事情もあって無理な状況です。また、議会からも、議員が義援金を拠出しましたが、これにも私は賛同できかねる意見を言っています。議員報酬より義援金を提供するのは、市民の税金を簡単に迂回させることなので、私としては議員報酬は尾鷲市に還元したいとの考えがあるからです。また、被災地支援にまわしたとしても、尾鷲市に還ってくるような使い方をしているつもりです。

 今回の件での反省点は、「街頭募金の是非の議論をきちんとしなかった」ことです。これは、今後の議員活動ににおいても、議会として進んでいくことに、強くNOと言える意見を出せることです。また、NOと出せた意見が、市民にとってもNOという結果を招くのであれば、賛同できる議員にもNOといってもらえる環境です。もちろん、これはYESという意見に対しても同様です。

 些細なことで、議会と市民感情の乖離は大きくなってしまいます。今回の街頭募金や義援金の拠出は、そういった見本として心に留め置くだけでなく、反省を生かした活動につなげなければと、肝に銘じたところです。
by owase874 | 2011-04-02 17:14 | コラム「温故知新」

委員会の懇談会と、議運と全協、政務調査費の収支報告書の提出

 教育委員との懇談会が実施されます。

■生活文教常任委員会
■日時:4月5日(火) 13時半~15時(予定)
■場所:市庁舎別館(教育委員会)3階会議室
■議題:1.今後の教育のあり方について

 懇談会では、学校耐震化整備事業についても取りあげられます。

 議会報告会の詳細などについて、議運と全協があります。

■議会運営委員会
■日時:4月7日(木) 10時
■場所:第一委員会室
■議題
 1.議会運営委員会委員の構成について
 2.議会報告会について

■全員協議会
■日時:4月7日(木) 議運終了後
■場所:第二・三委員会室
■議題
 1.議会運営委員会委員の構成について
 2.議会報告会について

 あらたに会派が結成されたので、これに伴う委員の変更があります(3人会派からは、1名しか委員を出せないため)。※新しい会派は、「おわせ政策同友会(内山議員代表、中垣議員、真井議員)」です

 平成22年度政務調査費収支報告書の提出があります。

■提出書類
 ・政務調査費収支報告について
 ・政務調査費収支報告書
 ・差引簿
■提出期限
 4月12日(火)までに、議会事務局まで
■添付書類
 領収書

 私は、会派を組んでいるので(尾鷲維新)、会派としての報告になります。
by owase874 | 2011-04-02 16:29 | 議会活動の予定

全員協議会の議題と報告

 この日の全協は、議題がたくさんありました。

1.専決処分について
 第8号補正の専決処分です。この前のブログで考察しています。

2.防災危機管理室等の報告
 一般からの救援物資について、4月3日(日)で受付を一時停止。提供された物資は、三重県に集積され、宮城県に搬送との説明。※ただし、期間中に毛布と飲料水が一時停止となったので、私が確認したところ、その分は三重県の倉庫にあるとのことです。再要求されれば、順次搬送はされるようです。

 尾鷲市に備蓄している物資については、約半分にあたる総額1250万円分を、一番最初に搬送しているとのこと。これも、宮城県仙台市内に搬送されています。※すでに、各避難所に搬送されていると思われます。

 尾鷲市における現時点での義援金の総額は、約2550万円、尾鷲市役所分だけでも、約1350万円弱と説明。※これは、全国的に見ても、阪神・淡路大震災を大きく越えています。また、いかに大きな震災であったかを物語っています。

 尾鷲市の地域防災計画を見直し。主には、気象関係の情報が細分化されたことと、ヘリポートが新たに追加されたことによると説明。※やはり、ボランティア関連については、再確認をすべきと感じています。

3-1.福祉保健課より、ヒブ・プレベナーワクチンの再開について
 同時接種による乳幼児の死亡報告を受け、厚労省より一時停止がされていましたが、因果関係が認められないということで、4月1日に再開されることになりました。しかし、尾鷲市においては、万全を期すとの観点から、さらに1ヶ月程度延期して様子をみるとのことです。※任意接種ですが、私としては、期限付きですが助成されることもあるので、期間内の接種を勧めます。

3-2.新産業創造課より、海洋深層水関連について
 5基のブイ(灯浮標)と、2基のレンジライトの設置完了を報告。総工費は、4250万2950円。

4.議会報告会について
 議会運営委員会の報告。この前のブログで考察しています。
by owase874 | 2011-04-01 01:08 | 委員会等報告

全員協議会で、第8号補正の専決処分の説明を受ける

 補正も第8号まできました。

 当初予算を大きく越えて、補正後の総額は、111億6527万円になりました。国や県からの歳入が大半ですが、ここまで予算が大幅に増額されてくると、「当初予算の議論はなんだったのか?」とも感じてしまいます。ところで、今回の補正は、主には学校耐震化整備事業と、尾鷲中学校の武道場新設についてでした。しかし、地方交付税の増額分も大きかったので(9562万円)、副市長がいっていたように、「地方交付税の詳細はブラックボックス」とは、的を射た発言と感じたところです。どのような積算根拠で増額されたのかが、担当課でもわからないそうなので、国の予算はきめ細やかなのか、どんぶり勘定なのかとも考えてしまいます。

 学校耐震化整備事業における財源校正は、新たな補助金メニューが示されてことによるもので、尾鷲市独自の貯金である”一般財源”からの持ち出しが少なくなりました。これは、素直に喜ばしいことですが、将来的に借金額が増えるような”地方債”がなくなったわけでもありません(それでも、こちらも減額されています)。また、予算上では見えてきませんが、「はたして、いまの耐震化整備で大丈夫なのか?」とは、今回の大震災で感じた市民も多いはずなので、今後の議論は必須です。

◆尾鷲小学校・尾鷲幼稚園耐震整備事業財源内訳
 総事業費 7億9558万6千円
  国庫支出金 3億2千万円(国からの補助金)
  地方債 4億2820万円(借りたお金)
  一般財源 4738万6千円(貯金の持ち出し)

◆尾鷲中学校第2屋内運動場(武道場)整備事業財源内訳
 総事業費 1億2879万9千円
  国庫支出金 1500万円
  県支出金 7000万円(県からの補助金)
  地方債 4370万円
  一般財源 9万9千円

 あと、今回の補正のなかで、職員の時間外勤務手当ての増額分が、188万9千円とあったので、額の大きさもあって詳細を質問しました。担当課からは、「3月11日の津波警報に係る職員配置によるもの」と説明がありました。あの時は、津波警報が長期にわたって発令されていたので、延べ200人を超える職員が時間外勤務をしたとのことでした。この説明では、「地震直後は全員待機、5時間後に約半分、24時間後に50人体制」でした。
by owase874 | 2011-04-01 00:41 | 委員会等報告


市民活動の延長線上に、市民目線の政治があると考えています。


by kumano874

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ご挨拶とブログの概要

当ブログに来ていただきありがとうございます。私が政治に関心をもったのは、災害現場でボランティアとして活動しているときに、どうしても市民活動・NPO活動だけでは届かない声があると感じてからです。1995年の、阪神淡路大震災のときです。それ以降、政策提言できる市民活動を合言葉に、さまざまなことを実践しています(市民派向けのブログもあります。こちらCafe_CReAM モノ語り)。


これまでの思いが実現したのが、2006年11月から、2期6年半在職した尾鷲市議会議員でした。3期目の挑戦には苦杯しましたが、貴重な実体験をさせていただき、条例の制定を中心にした議会改革や、市民活動で培った政策提言を直接できる立場として、負託の重さを実感することができました。

また、尾鷲市議として負託をいただいてからは、この地域ではいち早く、議員活動をお知らせする手段の一つとして、このブログを活用しました。当時のことも含め、日々私が何を感じ、何を考えているかを綴る活動報告にもなっています。なお、2014年5月1日からは、三重県熊野市議会議員として、あらたな1歩を踏み出します。

ときには辛口の意見もありますが、東紀州における公益や市民益を考える一人の意見として読んでいただければ幸いです。

質問や批評など、ご意見がございましたら、下記宛にお願いします。何かしらの方法で、きちんと対応させていただきます。ただし、ブログのコメントには、できる限り返答をいたしますが、端無自身の裁量になることをお許し下さい。

◆ブログ管理者
 未来874事務室
 熊野市飛鳥町佐渡462番地
 0597-84-1033
 kurage874@cream.plala.or.jp 

なお、たくさんの意見や考えをお聞かせ願いたいので、直接にお会いすることも可能です。日程調整などしますので、その旨をお伝え下さい。

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