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市議会議員選挙に出るためには?

 市議選に出るって大変です。

 なにが大変かって、実務的なことがたくさんあります。本人の意志とか意欲とか、そうでない部分のことを書きます。何かの参考になればいいですし、これから市議選に出ようと考えている人の背中を押せればなによりです。

 ここでは、市議選に特化して書きます。他の選挙においても、大体の手順は同じですが、選挙の種類によって手続きが異なるので、全てにおいては、自分自身でよく調べてください。また、それぞれの選挙管理委員会(以下、選管)に問い合わせると、思いのほか丁寧に教えてくれるはずです。どこの選管も、問い合わせや質問にも手馴れているので、即答できないことも、あとできちんと教えてくれます。

 市議選の場合、告示日と投票日の間隔は8日間です。このうち、告示日から投票日までの7日間が、選挙戦になります。もちろんのこと、この間でしか、選挙活動はやってはいけません。それ以外の選挙活動は、公職選挙法に違反します。では、選挙活動って何かと言うと、簡単には、「不特定多数の有権者に、自身への投票を促す行為」になります。これですと、グレーゾーンはいっぱいあると思いますが、最終的な判断は、警察の捜査結果に委ねられます。なので、選挙前になると、警察署内には、対策本部が置かれるのがこれになります。あくまで選管は、判断の基準を示してくれますが、それが絶対的にOKであるとは限りません。

 次に、選挙に出るためには、事前の届けがいくつもあります。告示日は、選挙戦が始まる初日でもあるので、それまでに必要書類を揃えておく必要があります。事前審査がこれにあたりますが、例えば来月に控えた尾鷲市議会議員選挙を例に上げると、6月2日(日)が告示日ですので、それまでの5月31日(金)までに、選管にて事前審査を終えておかなければなりません。2日には、事前審査の書類を提出するだけで、選挙運動に必要な書類や物資を受け取ることができます。この日の作業を簡略化するために、事前審査があるのです。

 この事前審査では、何枚もの書類を作成して審査を受けます。無所属での出馬の場合ですと、

 1.選挙候補者届出書
 2.供託証明書
 3.戸籍謄本
 4.宣誓書
 5.所属党派証明書(※無所属で提出)
 6.通称認定申請書
 7.通称による投票の取り扱いについて
 8.出納責任者選任届
 9.出納責任者選任承諾書
 10.出納責任者の支出できる金額の最高額認定書
 11.選挙事務所設置届
 12.選挙立会人となるべき者の届出書(※任意になります)
 13.選挙立会人になるべき者の承諾書(※11を提出の場合に必要)
 14.報酬支給の事務員等の届出書
 15.選挙公報掲載申請書
 16.選挙運動用自家用車使用契約届出書
 17.自動車借上契約書写
 18.燃料契約書写
 19.運転手契約書写
 20.燃料代確認申請書
 21.選挙運動用ポスター作成契約届出書
 22.ポスター作成契約書写
 23.ポスター枚数確認申請書

以上の書類を提出しなければなりません。

 とくに、供託証明書については、尾鷲市の場合は、法務局がありませんので、熊野市の法務局まで足を運んで、30万円の供託金を納めておく必要があります。この30万円は、得票数に応じて返還されますが、極端に少ない有効票ですと、没収されることになります。事前の納付が必要ですので、尾鷲市の場合、明日までに納めておかなければ、他の書類が揃っていても、選挙にでることができません。

 また、報酬支給の事務員等の届出書は、候補者運動員に相応の費用を支払う場合には、事前に名前や住所、年齢や雇用期間を明記して提出しておく必要があります。ただし、車上運動員と事務員それぞれに、支払いの限度額が決まっており、これを越えて支払った場合は、公職選挙法に抵触します。さらに、この届出書に記載がない者への支払いがあった場合も、同様に処罰の対象になります。後になって、ここの支払いが問題となることが、ニュースなどでも見聞きします。

 一方、労務者は、ポスター貼付や選挙葉書の宛名書き、選挙事務所での軽作業(お茶くみ)を行うスタッフのことで、未成年者でも可能です。あと、運動員も労務者も、無償であれば届出の必要はありませんが、有償の場合は、労務者も収支報告書への記載が必要となります。選挙事務所のスタッフは、有償と無償で煩雑になる場合もあるので、きちんと把握、掌握する事務スタッフが必要となってきます。例えば、弁当などの食事にしても、きちんと上限が決まっており、収支報告書は毎日のように更新する必要があります。

 このほか、自動車の借上、燃料代、運転手などは、相手方との契約になるので、契約書を事前に交わしておく必要もあります。また、自動車は選挙カーになるので、候補者の看板や音響が、道路交通法に違反していないかを、事前に警察署で確認をしなければなりません。もちろん、選挙カーを利用しないとなれば、この限りではありません。同じように、選挙葉書を出す場合は、2000枚までが公費負担されるので、それを事前に郵便局に申請しておく必要もでてきます。

 この公費負担については、選挙ポスターの印刷代、選挙葉書2,000枚の送付代、選挙公報の掲載、選挙カーの借上・運転手・燃料代になります。これは、だれでも平等に選挙に出られることを保障するものですが、それぞれに限度額もあります。

 私の過去2回の選挙においては、外部からの人の出入りが多い方なので、日毎に変わるスタッフを、運動員、労務者と取りまとめるのには苦労します。とは言っても、総じて選挙スタッフそのものが慢性的に不足していたので、余計にやることが多くて、さきほどの煩雑が生まれる原因にもなりました。2回目の選挙のときは、スタッフがほとんど集まらず、私自身が事務仕事も兼務したので、街宣活動が昼前にずれ込むこともしばしばでした。

 選挙費用に関しては、公費負担だけでは絶対に収まりませんので、または公費負担を辞退しても変わりませんので、供託金の30万円を筆頭に、ある程度は準備が必要です。私の場合は、前回も前々回も、1回約30万円を目標にしていたので、供託金と合わせて60万を事前に準備しました。また、自ら無償を望む以外の労務者にも一定額をお支払いしたので、予算の内訳は、人件費、選挙葉書印刷代、食事代、事務用品費、電話などの通信費などとなっています。

 こうして書きだすと、確かに選挙にでるもう一つの大変さを痛感します。だからこそ、選挙を請け負う企業があるのだと実感します。汗をかかずとも、お金を出しさえすれば、面倒なこともやってくれるのは理にかなっていますが、それをスタッフ含めて一緒に乗り越えていくことに、私は醍醐味を感じています。それ以上に、この活動や作業こそが、地域にとっては必要なことだと感じています。
by owase874 | 2013-05-30 05:01 | コラム「温故知新」

風疹に対する注意喚起

 この件について、メディアも積極的に報道しています。

 とくに、20-40代に流行しており、成人男性への感染も増加しています。風疹は、妊娠中の女性が感染すると、胎児に悪影響があるとはよく耳にしますが、飛沫感染する厄介な病気ですので、ワクチン接種が効果的とのことです。しかし、風疹ワクチンは、1回約1万円前後の費用がかかるので、これがワクチン接種が進まない原因でもあります。自治体によっては、この費用の助成をするところもではじめ、企業が全社員に対して接種を費用負担したところもあります。

■麻しん・風しん|厚生労働省
 http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou21/

■風しんについて|厚生労働省
 http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/rubella/index.html

 三重県保険医協会では、先の4月11日に、三重県に対して公費助成を要望しており、順次市町にも請願を検討するよう準備を進めています。助成の内容としては、都道府県に4分の1負担が主ですが、市町負担分も必要ですので、請願は重要な政策提言でもあります。現在、尾鷲市では、とくに動きなどありませんが、三重県保険医協会からは、私宛に請願の依頼がありますので、取り扱いについて準備をすすめています(選挙後になる可能性が大きいのですが)。

■風疹:予防接種に公費助成を要望−−県保険医協会 /三重- 毎日jp(毎日新聞)
 http://mainichi.jp/area/mie/news/20130412ddlk24040074000c.html

 記事によると、鈴木知事においては、国の財源措置にも言及しているので、県選出の国会議員とも連携していると思われます。素早い対応が、県市町と連携することにより、効果的な要望として国を動かす可能性もあるので、尾鷲市においても、選挙前と浮き足立つのではなく、仕事はきちんとしなければなりません。
 ところで、子どもにおける風しん麻しんのワクチン接種は、混合ワクチン(MR)と言って、1期1回、2期1回、計2回の定期接種となっています。また、1才児または小学校入学前の1年間の児童については無料です。私の娘もすでに接種済みですが、未接種の子どもについては、早急に問い合わせをしてみてください。

■麻疹・風疹患者情報|三重県感染症情報センター
 http://www.kenkou.pref.mie.jp/mr_srv/mr_srv_results.htm

■風しんに注意しましょう | 三重県医師会
 http://www.mie.med.or.jp/hp/ippan/vakzin/index.html

■風しんのページ|感染症関係|感染症関連情報|日本医師会|日本医師会
 http://www.med.or.jp/jma/kansen/related/001484.html

 三重県医師会においても、成人によるMRワクチンの接種を進めています。費用負担が大きいですが、妊婦に感染させると重大な結果を招く可能性もあるので、備えておく必要がありそうです。
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by owase874 | 2013-05-29 04:50 | 福祉とまちづくり

議員はいらないのか?

 先だって、東海若市議の定例研修会に参加しました。

 その時の交流会で、会の議員と話をしました。「そろそろ議員定数の削減に歯止めをかけないと」でしたが、どこの地方自治体でも、これは話題にあがっていることです。尾鷲市議会でもそうでしたが、削減をするしないの攻防を、まずは議会が火ぶたを切ってはじまります。

 私は、二元代表制を掲げるのであれば、議員自らが削減を訴えるのはいかがなものかと考える立場でしたので、当時は現状維持を訴えていました。しかし、尾鷲市議会では、市民の声を聞くという場を設けることで、議会や議員への風当たりの強さを感じました。また、財政規模や人口動態を加味した結果、現在の議席3減を訴えるようにもなりました。気持ちが変わったといえばそれまでですが、次の改選の13議席は、尾鷲市という自治体を鑑みれば、妥当な定数だと考えています。

 次の改選後、これを割り込むような議論があるとすれば、いまの”市”を”町”に戻すくらいの覚悟(=議論)がいると感じています。尾鷲市では、すでに、”市”となる人口規模を大きく割り込み、それでも”市”の恩恵を受けながら行政運営をやっています。それに加えて、議員定数をやたら削減という行動は、二元代表制を放棄するものであり、市民もその重さと現実を知るべきではないかと考えます。もちろん、人口規模が1万5千人に到達するようであれば、尾鷲市の”市”の部分は、自ずと崩壊すると言っても過言ではありません。

 地方自治法では、要件を満たさなくなったからといって、”市”が”町”に戻るような条項はありません。制度化されていないことはできませんので、人口が年々割り込んでも、尾鷲市は尾鷲”市”のままなのです(反対に、自ら”市”を”町”に戻すことはできます)。また、”市”と”町”の違いについても、”損”か”得”かで割り切れないことも出てきます。私としては、そこはメンツの部分もあるだろうし、市のほうが町よりも恩恵を受ける部分は大きいとは感じています。ただし、この恩恵を受けている部分に、議会や議員の視点が必要であると感じています。これが、安易に定数削減を訴えるのは得策ではない意見の1つです。

 東紀州地域の議員定数を見てみると、市町の違いはありますが、定数削減に大きく動いています。尾鷲市議会のように、一度に3減はさすがにありませんが、2減する議会が多いです。かと言って、それが正解かどうかは、その自治体の議員でも、ましてや市民、町民でもないのでなんとも言えません。ただし、例えば、今年の12月に改選を迎える御浜町議会が、定数を現状維持としたことは、同じ議員としては驚きでした。この驚きは、議会の自浄作用が進んでいないのか、町民が定数維持を切望したのかになります。

 ひと昔前では、議会選挙になると、「議員の削減」、「議員給与の削減」を訴えて出馬する候補者が人気の的でした。しかし、誰も、「市職員の削減」や、「市職員給与の削減」を訴える候補者はいませんでした。議員と市職員を単純に比較することはできませんが、財政や自治体全体のことを総括するのであれば、議員ばかりがやり玉にあがることには、理解し難いことも出てきます。ここに、前者ばかりを訴える候補者の浅はかさと悪巧みを感じずにはいられませんが、もしもセットで訴えることができ、有権者にも市民サービスの低下や住民自治のさらなる率先を良しと受け入れる覚悟があるのであれば、本当はそれを訴えたい気持ちは山々です。かと言って、それが正しいかどうかは、現状では考えるところも多々あります。

 尾鷲市でも、市議会議員選挙が近づき、それと反比例するように、巷の感心の無さを感じています。5月の連休明けまでは、私以外の議員については、事前運動…もとい、議員活動は積極的にやっていると感じていましたが、それでも、有権者の反応は鈍かったはずです。それよりも、市長選挙の候補者がほかに出ないのかとの質問のほうが多かったはずです。私は、選挙前だけの議員活動には馴染めないこともあるので、相変わらずのマイペースでしたが、この時期だけに、呼ばれて出向くことはしばしばあります。その場でも、話題の大半は、市長選挙の第3、第4の候補者でした。

 感心の無さは、このままではないでしょうが、安易な議員定数の削減は、こうした議会、議員離れを加速させるのかも知れません。それ以上に、候補者となるであろう顔ぶれのマンネリ化、超高齢化、または相変わらずの選挙前の議員活動に、いい加減に辟易とされていることがあるかも知れません。どちらにしろ、議員自らまいた種が、大きく影響しているのではと感じています。もしくは、同日選挙にした功罪の悪い面の煽りを、市議会議員選挙だけ受けている可能性もあります。議会の不在期間をおしてまでやる同日選挙ですが、ここにも、財政難と二元代表制のアンバランスを感じずに入られません。

 議員が必要なければ、それは民主主義の崩壊を意味します。自治体の首長が権限を持ち続け、それを支える行政職員の舵取りが全てになります。その舵取りが間違ってても、正すことすらままならず、言いなりの自治体運営がされていくことになるのです。十把一絡げに馬鹿にされる尾鷲市議会ですが、議会が権能を見せた場面で、市長や執行部が躊躇や再検討したことはいくつもありました。または、少数意見であっても、同様に心に留め置き、出来る範囲で対応を実施したこともあったはずです。その場面全てに、議員の存在があったのです。もちろん、無能な議員はいないとは言い切れませんが、安易に削減をしたからと言って、有能な議員ばかりが残るとも限らなのです。

 私自らが言うからお叱りや非難を受けるのですが、議員は必要です。私自身の存在が、それを証明しているはずです。

 「私には、夢があります」

 その夢は、この尾鷲市だけでなく、少なくとも南三重や東紀州あたりが、大きな一つの自治体となることです。そして、紀伊半島南部に色濃く残る自然や文化、伝統が、ここに脈々と住まう人たちによって受け継がれてきたことを、未来永劫に渡って継承する仕組みをつくり上げるのです。愛すべき郷土があるということは、なにものにもかえがたい誇りであり、その誇りを大事にしていくことが、この地域には仕組みとして必要です。それを、議員の立場で訴え続けていくことも、議員は必要であるとの根拠になります。
by owase874 | 2013-05-29 02:12 | コラム「温故知新」

はなし徹也の議会活動報告

 節目に作成している活動報告です。

 自分でデザイン、編集、校正するので、見栄えはないですが、書いていることにはもちろん責任をもっています。
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 今回は、4年の任期も間近とあって、ちょっと頑張って、コピー紙でない紙にも印刷しました。必要な方には、送ることも届けることもできますので、非公開コメントで住所などの送り先を言っていただければ対応させていただきます。ただし、数に限りがありますので、ご了承ください。
by owase874 | 2013-05-26 10:20 | コラム「温故知新」

東海若手市議会議員の会について

 定期的に、表記の活動に参加しています。

■全国若手市議会議員の会(若市議・わかしぎ・全若)公式ホームページ
 http://wakashigi.com/

 東海3県に、静岡県をプラスしたエリアで、35歳までに市議会議員に当選した議員で構成されています。当時の私も該当したので、公式サイトから申し込みをしていまに至ります。全国若手市議会議員の会の下部組織にあたるので、正確には、こちらの会員が基であり、東海が支部になります。その東海ブロックには、約60名の市議会議員が在籍しています(一部、市長や県議も含まれています)。私の在籍期間も、早いもので6年くらいになるはずです(不確定ですが…)。

 三重県南部の尾鷲市、熊野市では、私だけが会員と寂しいのですが、このほかにも政治的な活動組織はあるので、それぞれ活動していると思います。私が入会した意図は、常に新しい情報が得られることと、自治体を越えた議員同士の繋がりです。超党派の集まりなので、政党も関係ありません。ここに惹かれたのも大きな理由です。もちろん、この集まりから、政党諸派への勧誘などもありますが、そこから先はそれぞれの判断です。

 また、この集まりから、市長や県議の誕生も続いています。尾張旭市の水野市長、愛西市の日永市長、桑名市の伊藤市長なども、この会から輩出されています。また、これに続けと、出馬や出馬を検討されている方もお見えです。そういうなかに混ぜてもらえているので、自然と熱意が湧いてきますし、刺激にもなります。また、会の祖を築いた重鎮の先輩議員もいるので、議会運営や議員のなんたるかを、教えていただくことも多々あります。

 私などは、とても足下には及びませんが、この会に参加するたびに、議員の資質や活動を振り返る機会にもしています。とかく議員や議会が馬鹿にされる時代になっていますが、十把一絡げにされるのは、ここに集まる議員全てが、断固否定するだけの活動をしています。いくつになっても、あくなき挑戦している姿に、奮い立たされるものもあります。

 それぞれの選挙応援などもしており、私はそこまで参加する機会はありませんでしたが、自治体の枠を飛び越えて同士を応援する姿は、きっと有権者にも大きく響くだろうなと感じています。私の場合は、選挙スタッフすらままならぬ状況ですので、過去2回の選挙も、少ないスタッフに迷惑のかけ通しでした。そのかわり、私ならではのスリル(大きな不安)と、選挙にでるという姿を見て貰うことは、楽しさや苦しさも含めて、貴重な経験であることに違いなく、当選することでお礼をしたいとの気持ちでした。

 私も、いずれや年齢制限で、この会からは退会しますが、これからの人生の上でも、貴重な経験をしているのには違いなく、NPOや市民活動とは違った繋がりは、大事な接点だと感じています。私も含めてですが、熱い議員は必ずいます。有権者の耳のいいことばかり言って、そのときだけいい顔する人もいるようですが、議員である以上は、自らの首を絞めるようなことで尻尾を振るのではなく、プライドをもって政治をするだけです。それが、市民の負託を受けることであり、この集まりで実感していることです。
by owase874 | 2013-05-24 15:22 | コラム「温故知新」

名張市の廃校を利用した企業誘致について

名張市視察の第2弾です。

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 次に視察したヤマト名張コールセンターは、名張市郊外の旧長瀬小学校を利用した、企業誘致の実例でした。中心部から車で20分ほど走ると、私の実家がある熊野市飛鳥町のような風景になり、ひときわ目立つ小学校が目に入ります。そこを改装し、約250名体制で関西圏のコールセンターを担う企業誘致は、地域にとっても大きな決断だったと聞きました。生徒数が減少し、学校への愛着が強い住民が多いなかで、学校を閉校するには勇気がいったはずです。その代わりに、議会側が企業誘致の道筋をつけたのは、議会にも施策が提言できる仕事があることを証明するものでもあります。

 地元雇用が90%を越え、地域との交流も進み、女性が多い環境だけに、託児所も併設していました。なにより、学校そのものの外見がそのままで、企業にはコストダウンになり、地域にとってはシンボルが健在という安心感にも繋がります。尾鷲市においても、休校、廃校の学校施設が多いだけに、方向性を地域と分かち合うのは、すぐにでも出来ることですし、一部では進んでいるとも聞いています。しかし、人がいないと朽ちるのも早いので、早急な対応が必要な公共施設もあります。
by owase874 | 2013-05-24 14:11 | 産業振興を考える

名張市のゆめづくり地域予算制度について

 昨日、東海若手市議会議員の会、第3回定例研修会に出席しました。

 35歳までに市議会議員に当選した議員で構成され、全国若手市議会議員の会の下部組織になります。定期的に活動しており、日程が合えば参加を続けてきています。自分よりも若い議員の話に触れたり、よその自治体議会の実情を知ることは、非常に刺激になります。

 この日は、名張市役所で定例会と研修会がありました。研修会の内容は、名張市が取り組んでいる住民自治について、担当課より説明を受けました。現在の亀山利克名張市長の就任直後に、財政危機宣言を発表し、これに伴う住民自治への道筋として、ゆめづくり地域予算制度が進められてきました。

 地域部の奥村部長より説明を受けましたが、非常にユーモアのある女性部長で、当時からの苦労と、公務員としての責任感を使命感を、ヒシヒシと感じる内容で好感を持ちました。熱い人ってのは、公務員にも多いなと感じる場面でもありました。
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 この制度は、これまでの区長制度を廃止し、小学校区で分けられた住民自治協議会への交付金を新たに採用したものです。地方分権と同じく、地域に主権をお金とともに移譲する仕組みですが、一筋縄ではいかなかった面も、貴重な話として聞かせていただきました。地域が変わることに恐れ、または怠惰し、疲弊していくことを他人の責任にしまいがちな旧制度を改め、元気で活発なアイディアを出す地域には手厚い保障を担保するわけですが、住民自治の根本とも言える制度改革は、見習う点が多いと感じました。

■ゆめづくり地域予算制度
 http://www.city.nabari.lg.jp/hp/menu000015100/hpg000015015.htm

 住民が、率先する市民に変わっていくと、これまでの旧態依然の議員の役割も減ることから、当初の反発は大きかったと予測できます。しかし、自治体に住むすべての人には役割があるので、議員でしかできないことを精査していけば、住民自治はよりスムーズかつ発展へと結びつきます。この制度はまだ道半ばで、市長指示のもとに、反省と改善を進められている点も評価できました。ただし、議会のバックアップも必要不可欠ですが、これらの協議会に深く入り込んでいる議員もいるとのことですので、このあたりの線引の難しさも感じたところです。つまりは、交付金の予算を議決した議員が、その交付金の使途を左右できる立場にいることにもなるので、見方によっては疑問もなくはないからです。

 しかし、地域の元気を形にするよい施策であり、NPOの参画や、中間支援NPOの必要性はこれからだとの声もありましたが、住民、NPO、行政、議会(議員)の関係性がうまく回りだせば、実際には行政の枠を飛び越えた活動にも繋がっていきます。自治体の枠におりながらでも、自治体間の連携は、今後は必要な施策になります。しかし、行政間が繋がるには、もう少し法制度を改革する必要もあるので、ここにNPOの台頭が求められているはずです。ようは、橋渡しするNPOです。それが、中間支援NPOであると感じているので、私も市民活動として参画している分野であります。

 名張市は、関西地方の窓口であり、隣に奈良県が隣接しています。大阪まで50分以内の通勤圏で、ベッドタウンにもなっています。団塊の世代の高齢化など、問題や課題も多いのですが、それだけ有益な知恵が点在していることは、地域の宝になります。この宝を上手に利用し、次の世代に地域を保っていくこの制度は、尾鷲市にとっても、共通点が多いはずです。尾鷲市においては、各地域にコミュニティーセンターを設置し、これを窓口に住民自治を進めていますが、名張市が交付金などの後押しをしたのに対し、尾鷲市はそこから先がありません。

 私も、住民自治への誘いは、議員になる以前からの目標であり、常にこれを念頭において提言を続けていいます。そのために、市民活動も細々ながら継続して、政策提言できる組織を目指しています。8万人規模の名張市ですら、将来への負担と不安の解消に躍起になっているので、2万弱の尾鷲市でできないはずがありません。大事なことは、役割分担と、責任の所在、これに尽きると感じています。
by owase874 | 2013-05-24 13:18 | 住民自治を考える

シニアスポーツ大会に参加する

 先週土曜日の出来事です。

 尾鷲市老人クラブ連合会のシニアスポーツ大会に参加しました。
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ラジオ体操前に


 折しも、皇太子殿下が来県されており、この日も沿道には人だかりができていました。尾鷲駅から、尾鷲庁舎までを移動するためでした。この日は、馬越峠も歩かれて、熊野古道にも触れられたと言うことです。

 さて、シニアスポーツ大会ですが、多くの高齢者が集っていました。確か、600人くらいはいるとのアナウンスでした。尾鷲市の高齢者は約7,500人ですので、1割弱の参加となります。凄いことですが、主催側の努力あってのことです。

 先約もあり、ラジオ体操のあとに中座しましたが、東県議が来賓の挨拶で、「子どもは地域の宝、高齢者は地域の誇り」と言っていたのが印象的でした。確かに、地域の知恵袋が、こうして一堂に会するのをみると、まだまだ尾鷲も底力を持っているなと感じます。高齢者に元気がなくなると、地域の誇りも廃れはじめ、地域そのものが疲弊していくような気がします。

 一方で、宝である子どもを育ていく環境が、この尾鷲にはまだまだ必要です。この両者が温故知新の精神で活かされてくると、まちは、尾鷲市は、まだまだ面白くなっていきます。そこに、私の役割があると感じています。
by owase874 | 2013-05-22 00:43 | 公益行事への出席

1次避難から2次避難への連携

 近所の避難先について考えています。

 私は、北浦町に住んでいます。南海トラフの津波の想定内で、逃げないと助からない場所です。3歳の娘もいるので、一緒にいるときには、一緒に逃げなければなりません。
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海抜は路面2.8m


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左がホテルビオラ、正面は妙長寺


 この一体の避難先は、大きく3ヶ所あります。一つは、津波避難階段に指定されているホテルビオラさんです。自宅から歩いて2分、走って1分の場所です。もう一つは、八幡神社です。歩いて2分ちょいの場所です。ここも階段を上って社まで逃げます。
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八幡神社入り口


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八幡神社の神殿


 そして、3つ目が菊山の集会所です。高台にある北浦町会館で、ここの標高が一番高いです。最終的には、ここまで逃げられたらと考えていますが、自宅から歩いて5分以上、走っても4分くらいです。ただし、裏山からのお手製避難路からだと、一部を梯子で上っていくのですが、歩いて4分くらいです。この梯子は、住民が設置した簡易なものです。
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この場所は、なんと娘に教えてもらった


 たとえば、1次避難先であろう八幡神社に逃げられても、その後に滞在するにはスペースも物資もありません。それは、ホテルビオラの避難階段でも同じです。場合によっては、1日以上孤立する可能性があります。そのときに、ここでさらに生き延びるには、過酷な条件下になります。飲まず食わずも想定されます。東日本大震災のように、災害弱者にとっても生命を大きく左右します。
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菊山周辺


 そこで、八幡神社から菊山へ逃げるルートの確保がいると考えています。八幡神社から、稜線伝いに菊山にたどり着けます。娘と歩いてみましたが、道は獣道かそれ以下の場所もあります。しかし、尾鷲市の境界杭があるので、整備できなくはありません。その間には、浅間神社もあります。
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浅間神社


 このルートが確保できると、1次避難先から2次避難先への移動が可能となります。浅間神社までは、水場も外灯もありました(外灯は昼間でも点いていましたが…)。あとは、まさに整備だけです。道を切り開くのは、尾鷲市の所有地であれば、容易にできるはずですし、他の地主との交渉次第です。
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ここに出てこれます


 「津波は逃げるが勝ち」は浸透していても、そのあとのことは、未定、不確定、想定外なことが多いままです。菊山の集会所にしても、逃げた全員を収容することはできません。しかし、炊き出しセットを確保し、命を繋ぐことは可能です。そうしないとならないし、するべきです。また、避難移動ルートの確保も、早急に検討する必要性を感じています。
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北浦町会館


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眼下に自宅があります


 できることは、なんでもしておくことが必要です。
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赤線が娘と歩いたルート


 そして、大事なあと1点、これを遊び感覚も交えて、楽しめるようにしておくことです。たとえば、八幡神社、浅間神社、菊山のルートは、散歩コースにもなりえます。炭焼き跡もあったので、雑木の林もあります。さらに、地獄谷のほうにも抜けられる道もありました。個人的にも、浅間神社は整備したいです。
by owase874 | 2013-05-19 09:24 | 防災とまちづくり

皇太子殿下の奉送迎

 ここ数日、尾鷲市街の景気は上向きです。

 そう思えるほどに、市内各所には、警察関係をはじめ、報道各社もバタバタとしています。市内の宿泊所は、あちこち満員で、飲食店、とくに弁当関係も調子よくでているとの話も聞きました。皇太子殿下を迎えるために、多くの関係者がご尽力されています。われわれ市議会議員も、尾鷲駅での奉送迎に参列しました。
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到着前


 到着時以降は、撮影禁止でしたので、到着前に撮影しました。ここが、尾鷲市議の立ち位置でした。市内の保育園の年長さんも、暑い中ですが到着を待ち構えていました。おそらく、いちばん間近で、皇太子殿下を拝見できた場所でした。
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県立熊野古道センターへ移動


 多くの方が奉送迎に参列していて、皇族人気を間近で見た気がしました。”天皇は国民の象徴”とは、学校で習った記憶ですが、日本国旗を振りながら通過を見送る沿道の姿を見て、あらためて”凄いな”と感心しました。

 ここ数日、近隣で滞在するので、市内各所も通行止めや交通規制があります。事前にわかってることも、テロなどの危険性から、公にできないこともあります。直前の変更もあるようですが、日曜日は、場合によっては、キタガワノホトリ前も通行止めになるとのことです。滅多にない機会ですが、多少なりの混乱はしそうです。
by owase874 | 2013-05-17 18:37 | 公益行事への出席


市民活動の延長線上に、市民目線の政治があると考えています。


by kumano874

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ご挨拶とブログの概要

当ブログに来ていただきありがとうございます。私が政治に関心をもったのは、災害現場でボランティアとして活動しているときに、どうしても市民活動・NPO活動だけでは届かない声があると感じてからです。1995年の、阪神淡路大震災のときです。それ以降、政策提言できる市民活動を合言葉に、さまざまなことを実践しています(市民派向けのブログもあります。こちらCafe_CReAM モノ語り)。


これまでの思いが実現したのが、2006年11月から、2期6年半在職した尾鷲市議会議員でした。3期目の挑戦には苦杯しましたが、貴重な実体験をさせていただき、条例の制定を中心にした議会改革や、市民活動で培った政策提言を直接できる立場として、負託の重さを実感することができました。

また、尾鷲市議として負託をいただいてからは、この地域ではいち早く、議員活動をお知らせする手段の一つとして、このブログを活用しました。当時のことも含め、日々私が何を感じ、何を考えているかを綴る活動報告にもなっています。なお、2014年5月1日からは、三重県熊野市議会議員として、あらたな1歩を踏み出します。

ときには辛口の意見もありますが、東紀州における公益や市民益を考える一人の意見として読んでいただければ幸いです。

質問や批評など、ご意見がございましたら、下記宛にお願いします。何かしらの方法で、きちんと対応させていただきます。ただし、ブログのコメントには、できる限り返答をいたしますが、端無自身の裁量になることをお許し下さい。

◆ブログ管理者
 未来874事務室
 熊野市飛鳥町佐渡462番地
 0597-84-1033
 kurage874@cream.plala.or.jp 

なお、たくさんの意見や考えをお聞かせ願いたいので、直接にお会いすることも可能です。日程調整などしますので、その旨をお伝え下さい。

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