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少ない人口だから、少ない地域資源とは限らない

 新宮市熊野川町嶋津を訪ねました。

 人口わずか15人の集落ですが、日本一小さな嶋津観光協会があります。この嶋津は、熊野川を挟んで、紀和町小川口の対岸です。2011年の台風12号では、大きな被災と被害を受けています。
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瀞大橋


 嶋津に行ったのは、ここの観光協会主催の山行に同行するためですが、最近、「死ぬまでに行きたい!世界の絶景日本編」に紀和町木津呂が出ていたからです。撮影場所が嶋津の山中でも、写っている場所が熊野市内だったので、なにか連携できることがあろうかと感じたからです。
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絶景ポイント


 山行ルートとしては、昔の生活道であった山道から尾根道に入りますので、往復4時間くらいです。しかし、急登や尾根の交差点などもあるので、素人での登山はオススメできません。興味関心のある方は、嶋津観光協会のガイドを依頼することになります。興味深いのは、ここに自称とはいえ観光協会があることで、そういったことも含め、率先する地域住民が活動していることです。こういったことは、この地域でもすぐに取り組むことができます。
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嶋津観光協会


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木津呂の集落が見える


 三重県、和歌山県、奈良県にまたがる熊野川を挟んだ集落は、川船で行き来できることからも、古来より川が生活の中心となって交流がさかんでした。川が生活を隔てていなかったからですが、自治体の境ということで連携しきれいていない現状が残念でなりません。この地域の世界遺産登録も、自治体の境で隔たりがあるわけでもなく、連携してこそ意味をなし、意義を発揮できるように感じてなりません。

 嶋津観光協会や、主宰する平野さんを見ていると、人口が少ないからといって、地域資源が少ないわけではありません。探せば、あるいは見渡せば、地域資源は人口よりも多いはずですし、嶋津観光協会を見習って、この地域の絶景を集める作業をしてみることオモシロイかも知れません。私でも、在住する飛鳥町の絶景を10個位はスラスラと言えます。とくに、熊野川を挟む集落は、自治体間の連携なくして存続なしと言えるのではないでしょうか?熊野川を見ていると、日本のどの有名河川にも引けをとらない魅力と資源に溢れています。
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今回の参加者


 世界遺産となった紀伊山地の霊場と参詣道は、和歌山県の山中に霊場が点在しています。三重県側で言えば、そこに至る熊野古道が登録された主なポイントで、関連しているポイントを探せば、もちろん登録にはない史跡や銘跡も数多くあります。私がこの地域で世界遺産登録を新たに進めるとすれば、花の窟や産田神社、大馬神社、丹倉神社、神内神社、神倉神社などの原始的な巨岩信仰や関連施設は、別件で世界遺産登録を申請していいのではと感じるほどです。

 とは言え、嶋津観光協会を訪れ、書籍にも登場する木津呂を眼下に仰ぐと、三重県も和歌山県も奈良県も、自治体の境目というだけで、人の生活は別物だと感じたところです。とりあえずは、熊野市においては、国道311号線に点在する集落や、この熊野川沿線の集落は、地域資源の宝庫であり、一過性で終わってしまうような観光にばかり力を注ぐ以上に、もっと着目していいのではと考えています。

 連携するって、行政単位でなくて、人と人とが近道です。

■【非公認熊レス山岳部】死ぬまでに行きたい!世界の絶景に行く
 http://crepm.exblog.jp/22417204/
by owase874 | 2014-07-30 17:50 | 観光とまちづくり

海軍熊野灘部隊戦没者慰霊祭

 尾鷲市において、2つの慰霊祭に参列しました。

 熊野市議会議員としては、私のみの参加でしたが、尾鷲市に在住していた頃からの縁があっての参列でした。当時、第2次世界大戦末期に、尾鷲湾で実際にあった戦争を知り、体験した人たちへの聞き取りや、当時の資料を集めて冊子をつくったことが、のちの慰霊祭への参列に繋がりました。
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白石墓地にて


 午前中は、白石墓地に建立されている海軍熊野灘部隊の慰霊碑の前で、政治団体主催の慰霊祭に参列しました。熱波のような暑さのなかで、古式ゆかりの神式による慰霊祭でした。祝詞を聞いていると、尾鷲神社の加藤宮司さんの思いが込められており、147名の英霊たちの冥福を祈るばかりばかりでした。
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多用途支援艦えんしゅう


 午後は、三重県隊友会と三重県水交会主催による慰霊祭に参列しました。3年目になる慰霊祭は、多用途支援艦えんしゅうの甲板で開催されます。張り詰めた空気のなか、ここでは献花による慰霊祭となりました。海風が時おり吹くとはいえ、とても暑い中となりました。
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海上自衛隊所属


 この慰霊祭で、私が大事にしたいと感じていることは、この地域でも、尾鷲湾でも戦争があったという事実です。身近な戦争では、民間人や兵士ばかりが犠牲になり、戦争をはじめた根本のような人たちは、非常に強固な守りのなかで指示を出すだけです。私は、それが理不尽に思えてならないし、こうして犠牲になった兵隊さんの心中を想像すると、「二度と戦争はしてはならない」と感じるのです。
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慰霊祭


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コンパクトな艦船


 「尾鷲にも戦争があった」という冊子を仲間たちと制作したとき、聞き取りをした当時の体験者の人たちは、一様に戦争は悲惨やったと口を揃えました。この上ない悲惨な経験したから、それ以外のことはなにも苦労せなんだとも言っていました。想像しかできませんが、戦争とはそういうものだとつくづく感じました。広島や長崎の原爆、東京大空襲などしかピンとこない私でしたが、身近な戦争を知れば知るほどに、その理不尽さと悲惨な現実は、忘れてはならないと感じるばかりです。

 7月27日は、私にとっては戦争を考える大切な日となっています。
by owase874 | 2014-07-27 23:34 | 公益行事への出席

平成26年度コーディネーター養成講座~農山漁村起業のすすめ 日本の田舎は宝の山~

タイトルが長いですが、こんな講座に参加しています。

 講師先生の大遅刻で、当日90分以上も開始時間が遅れるというハプニングもありましたが、講師先生の弾丸トークで1回目が終了しました。率直に思うことは、「勢いって大事やな」ってことです。そして、この勢いって、どこに出力させるかで、有名にも無名にもなるんやなってことです。同じことをしていても、同じステージには立てないとも感じました。いいか悪いかは別にして…
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曽根原 久司 氏(NPO法人えがおつなげて代表理事)


 曽根原講師先生が主宰するNPO法人の公式サイトを見ても、企業や人材育成のページには、かなりの熱が入っています。農山漁村などの田舎と繋がりたい企業がこのページをみれば、このNPO法人がなにをコーディネートしてくれるのかが一目瞭然です。反対に、個人の就農希望者や、こじんまりとした田舎暮らしを望む人には、このページで得られる情報は少ないようにも感じます。しかし、目的とターゲットがしっかりとしているから、人は迷わず、取捨選択できるのだと感じています。

■平成26年度コーディネーター養成講座~農山漁村起業のすすめ 日本の田舎は宝の山~
 http://www.pref.mie.lg.jp/MURAS/HP/satoweb/h26/coordinator/h26coordinator.htm

 そもそも、私がこの講座を受講する気持ちになったのは、単に学びたいという気持ちが第1義ですが、田舎ビジネスで田舎を食い物にする場面もときとして見てしまうので、ちゃんと田舎側も知恵をつけないとと感じたこともあります。少数ですが、公的機関とタッグを組む中間支援的民間事業者のなかには、田舎とそこに住み暮らす住人をいいように動かせて、事業年度が終わると底が縁の切れ目ということが無きにしもあらずです。そうやって疲弊していく田舎をこれまでも垣間見ることがあったので、そういったプログラムに乗らずに汗をかいている田舎の現状もあるのに、そのギャップを埋めたいと感じたことも受講の理由にあります。また、熊野市で実践されていることのあと押しにもなりますし、新たに実践したい人へのアドバイスもできるようになります。
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ワークショップの発表


 時間が押しているなかでのワークショップは、ちょっと付け焼刃的な感じもしましたが、この講座の目的が明確な田舎ビジネスの起業であると感じたところです。田舎をターゲットにビジネスモデルをつくり上げていくことが、この講座の趣旨であり、全6回の講座が来年1月まで組まれています。

 今回、私は熊野市議としてでなく、中間支援組織である東紀州コミュニティデザインの事務局長として参加していますが、主宰する一般社団法人熊野レストレーションからは、熊レス監事も参加しました(私は代表理事です)。また、熊野市の地域おこし協力隊や、農政担当の熊野市職員も参加していて、多様な主体となる熊野市からの参加が4名と、参加者のなかではいなべ市からについで多かったです。こういった無料の講座は、ときとして受講マニアも紛れ込んでいることもありますが、講師先生も言っていたように、「毎年、脱落者がいる」そうなので、そのなかに入らないように、皆さんについて行けねばと感じたところです。

 中山間地域でのビジネスモデルとして、すでに試行錯誤しながらやっている私ですが、少なくとも、熊野市やこの地域にとっては、この受講が無駄なことではないのは確かです。
by owase874 | 2014-07-25 10:04 | コラム「温故知新」

元飛鳥小学校のいま、これからの利活用

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 飛鳥町大又地区にある、元飛鳥小学校です。

 私が小学生の頃は、飛鳥町には3つの小学校がありました。母校の日進小学校、小阪小学校、飛鳥小学校です。多大な苦労を皆さんがして、現在は、飛鳥小学校として、元日進小学校に統廃合されています。しかし、その飛鳥小学校も、隣町の五郷小学校と並んで、少子化の波が押し寄せています。とくに、五郷小学校については、児童数の減少が著しく、新入生が1名もめずらしくありません。保護者からの声のなかにも、飛鳥小学校との合併を耳にします。

 その元飛鳥小学校は、3つの小学校では一番新しく、もちろん耐震性もありました。しかし、統廃合されたあとは、特別養護老人ホームを運営する社会福祉法人に譲渡されたと聞いていました。私が熊野市議になる前のことですが、ようやく手を入れはじめています。大又を巡ったときに、外から様子をみていますが、運動場には鉄骨が組まれて、旧校舎の玄関も中も、大きく構造変更がされています。

 このことについては、予算も事業にも関わっていないので、とくに議員的な意見はできませんが、いち市民としては、「これでよかったのかなあ」とは感じます。もちろん、ここが再生されることはいいことで、跡地利用の手段の一つとしては、この地域では画期的です。また、雇用面や利用面でも、各自治体のお手本になると感じています。

 飛鳥町で言えば、旧飛鳥中学校の跡地利用が気になります。いまは、飛鳥出張所が臨時的に入っていますが、ほかの教室は利用されていません。耐震やインフラの問題もあるでしょうが、2011年の水害で被災した体育館やその周辺施設も含め、利用されないままの放置は景観もよくないです。利用できるのであれば、ちょっと考えていることもあるのですが、出張所が入っている以上は、警備上も問題もあるだろうから、なかなかいい返事はくれないかも知れません。ただし、気にはしています。

 飛鳥町に限らずですが、大きな建物、とかく小中学校の休校や廃校については、熊野市内にも広く点在しています。使えないものについては、取り壊すのが一番だと感じますし、利用できるものについては、元飛鳥小学校のように、柔軟に対応してもらえると活路も見いだせる気がします。一番いけないのは、放置しておくことなので、すべての休廃校を調べながら、その後の利用を考えています。

 どうですか?いっしょになって考えませんか?
by owase874 | 2014-07-20 02:07 | コラム「温故知新」

いろいろあるやろが、使わせたって欲しいなあ…

 お・も・て・な・し・ってなんだろうって考えます。

 現在のところ、理由はわかりませんが、この駐車場のことです。
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鬼ヶ城センター用駐車場


 それまで、門は開門されていてました。公共トイレも道路向かいにあるので、トイレ用の駐車場がいっぱいのときは、ここに停めてトイレに行く人もいました。とくに、大型トラックなんかが利用するときは、ここで回転もしていました。熊野尾鷲道路から大泊インターチェンジを降りてくると、一番最初にあるトイレがここになるので、利用率は上がっていると感じています。

 それが、最近見てみると、堅く門が閉められていました。中に停まっている車は、鬼ヶ城センターの関係者のようですが、手で開け閉めができるようにはなっていました。でも、閉まっているのを開けてまで、停める人はそういないでしょうね。なんか、「来るな、入るな」と言われているようでもあります。そこで、私なりに考えた理由は2つあります。

 一つは、鬼ヶ城センターへの誘導を期待し、ここに停めさせない。

 もう一つは、大泊海水浴場へのお客さんを停めさせない。

 前者で言えば、ここで休憩されると、本来の目的である鬼ヶ城センターの臨時駐車場の役目ではなくなります。後者で言えば、周辺に海水浴客用の有料駐車場があるので、そこに配慮した結果です。
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右に公共トイレ


 いずれにせよ、「世知辛い」、「だとしてももったいない」が、私の感想ですが、先だっては、松本峠を歩くお客を待っている観光バスが、門の外で待機をしていました。なんとも手ざまな感じで、あれだけ広いスペースは、公共の持ち物であるのに、多くをシャットアウトしているようにも感じました。また、鬼ヶ城センターに通じる道路上への路駐も多く、たいがいはトイレの使用ですぐに動きますが、大泊インターチェンジを下りてからの景観も、この周辺には”見せ場”がないので、鬼ヶ城センターへの誘導には苦労していると感じます。ましてや、もしもそれを期待して閉門しているのであれば、なんとも”おもてなし崩し”に感じます。

 こんな感覚は私だけかな?
by owase874 | 2014-07-20 01:43 | コラム「温故知新」

地域における子どもの必要性を考える

 台風8号、自分の周りでは、大きな被害はないようです。どうでしたか?
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 さて、私が住んでいる学校区の飛鳥小学校と飛鳥中学校から、毎号このような学校通信を届けてもらっています。学校の様子がよくわかり、私自身も、公私ともになにかあれば連携、協力することを申し出ています。

 そのなかで、7月号の飛鳥小学校の記載で気になっていたことが掲載されていました。とくに、学校の落ち度とかでは全くないのですが、保護者の方からも相談を受けていたことです。内容は、「市の放課後学習プラン・夏休み学習プランが変更になりました。そのため、学校では行えませんが、文化交流センターか市民会館の方で、夏休みサポートプランとして実施されます。そちらに申し込んでください」です。

 このときの相談内容は、「これまで、飛鳥小学校で実施されていた夏休み学習プランが、今年から無くなると聞いた。行きたい方は、(アナウンスにもあるように)市街までいかないといけない。ずっと(そういう仕組が)あるもんだと思っていたのに、どうしてなんだろう?」でした。

 たしかに、これまで3年間ほど実施されてきたそうですが、それが突然なくなるのは、行政の都合だけであって、保護者をはじめとする地域の都合が加味されていません。この相談を受け、市教委としては、送迎バスを20回ほど出すとの妥協案を提示したそうですが、時期が遅すぎた気がしています。ただし、妥協案としては、内情を知った私としては最大の譲歩だとも感じています。

 そもそも、この学習プランは、放課後2時間の学習と、夏休み20日間の学習の2つがあって、熊野市独自の事業ではありません。予算化するにあたり、県からの補助額が決まっているので、指定校を選択する必要があります。なので、これまで飛鳥小学校で実施されていたのに対して、実施されていなかった小学校があったということになります。その枠が5校となっており、今年度、飛鳥小学校は手を挙げなかったか、漏れたということになります。その代わりに、ほかの小学校には事業予算がついたということになります。

 そのあたりのことは、市教委委員会の議事録からは確認できませんでしたが、今年1月の議事録からは、あまり関心ごととして議論されていないようにも見て取れました。私は、前任地でも口酸っぱく言ってきたのですが、教育委員会委員は充て職ではなく、自治体教育の根幹を支える、あるいは指南する砦であり、市長の諮問機関になるとは言え、予算や事業に対しては、市長とせめぎ合わなければと考えています。また、私も含めた議員に対しても、教育と政治の一線を引き、完全独立した機関でなければと訴えてきました。そのために、それ相応の報酬や権限を与えるべきだとも考えています。しかし、体たらくっぷりがあるのだとすれば、それは襟を正すように苦言を呈するのは役目だとも感じています(いまの市教委がそうとかではないですが)。

 いずれにせよ、飛鳥小学校での実施がなくなり、子どもが送迎バスに乗って佐田坂を上り下りすることになってしまいました。親元が飛鳥町にいることもあり、子どもを市街にあずけるのは、飛鳥小学校にあずけるのとは気持ちの面でも不安が募ることと想像できます。しかし、今年については改善のしようがないのは、私にも理解できます。来年、どうするのかを、保護者をはじめ、学校としても、市教委としても相談し合うことがなによりも大事だと感じています。私は、そういったことを蔑ろにするつもりはありませんが、まずは当事者が改善策を見つけることで、そこに議員も必要であれば、私も喜んで参画します。

 それにしても、5校で180万円弱の事業なのですが、いくら予算や事業がスライドするわけではないとはいえ、熊野古道世界遺産登録10周年記念事業には、23事業、 1億3457万円が予算化されています。1校平均36万円として、熊野市内9校の小学校全てに事業予算化しても、144万円の増額で対応できることになります。これらの予算化は、私が議員になる前のことですが、こういったところに、議員の目があっていいのかも知れません。参考までに、当初予算の内訳も紹介しておきます。

■平成26年1月熊野市教育委員会会議録
 http://www.city.kumano.mie.jp/kurasi/kyouikuiinkai/kaigiroku/26-3kaigiroku.pdf

・抜粋
(委 員)評価報告書の中に放課後等学習プラン事業というのがあり、これは夏休みもありますよね。量としては、増えているのでしょうか。そういうバランスなども少し気になります。こちらは、自由参加ですが土曜授業となれば、扱いはどうなりますか。
(事務局)教育課程上の位置づけがあり、出欠も取ります。
(委員長)何のためにするかということを、保護者に周知することが必要でしょうし、現場との話もきちんと行わないといけないですね。せっかく土曜授業を行っても、内容がしっかりしていないと、ただ遊びにきた感じになってしまう可能性もあります。
(事務局)12月26日の市町等教育長会では、保護者向けパンフレットや目的などを記載したチラシのようなものを作成してほしいとのいう要望が県にあり、今後、県から保護者向けのチラシなどが示されると思います。

(委 員)放課後等学習プラン、夏休みの学習プランを実施している市内6学校というのは、周辺部の学校ですか。中心部ではないですよね。
(事務局)小規模校ですね。複式学級を抱える小学校に配置しております。
(委 員)○○小学校や○○小学校は、複式学級はないのですか。
(事務局)ありません。

■平成26年度当初予算資料
 http://www.city.kumano.mie.jp/sisei/sityoukousitu/26tousyoyosansiryou.pdf

・抜粋
(増額) 夏休み学習プラン事業 【教育委員会】 50万4千円(36万円)
 市内小学校5校を対象に、夏休みに20日間の学習会を開催し、学力向上を図ります。また、26年度から、市民会館等でも学習会を開催します。

(増額) 放課後学習プラン事業 【教育委員会】 128万8千円(91万円)
市内小学校5校を対象に、放課後2時間の学習会を開催し、学力向上を図ります。

■平成26年度特色ある新規事業増額した重点事業
 http://www.city.kumano.mie.jp/sisei/sityoukousitu/26tokusyokunoaruyosan%20.pdf

・抜粋
夏休み・放課後学習プラン事業 179万円(教育委員会)
(平成25年度当初予算額 127万円)

 市内小学校5校を対象に、夏休みに20日間、放課後2時間の学習会を開催し、学力向上を図ります。また、26年度から、上記5校以外から参加希望を募り、夏休みに市民会館等でも学習会を開催します。


 この相談を受けたとき、私が一方で考えたことは、「地域課題として解決できないか」でした。私もそうですが、空いた時間の都合をつけやすい人は、飛鳥町にはたくさんいるはずです。そういった人たちが、地域の宝である子どもたちの学習をサポートするのは不可能ではありません。また、そういうことに使える予算もあるはずです。学校の先生にお任せするのは筋かも知れませんが、地域で手を取り合うことも、やはり同じように必要だと感じます。たとえば、今回、思わず送迎バスを出すことになった予算を、そういったことに使うことも提案できたかもしれません。
by owase874 | 2014-07-11 10:58 | 教育とまちづくり

議会改革の道のり…

 産業教育常任委員会で、議会報告会(仮称)についての懇談会をしました。

 「議会報告会を開催する」が、これまでに決まったことです。そこをさらに掘り下げ、議員間で懇談する目的で参集しました。開かれた熊野市議会を、広く熊野市民に見ていただくための取り組みですが、さすがに紆余曲折しながら開催されてこなかっただけに、それなりのハードルを感じています。よその自治体議会と比較できることが、私が持ち合わせている特徴でもあるので、前任の尾鷲市議会と比較しながら考え、発言しました。

 それにしても、尾鷲市議会では、議会改革では県内でも率先していたので、議会報告会についても、議論こそは重ねましたが、実施まではスピード解決していました。やりながら修正していったので、問題も課題もありましたが、議論だけして先延ばしを、市民は評価するはずがありません。なので、正直に言えば、どうでもよさそうなことを回りくどく議論するよりは、目的や趣旨について共有する方が現実的だとは感じました。だって、だれが進行役をするとか、そんなことに喧々諤々しなくても…って。

 ただし、それぞれに違いはあるし、ここまでの道のりでは、率先してきた議員さんたちの苦労も聞いているので、今年の9月定例会後に開催しようとの方向性が決まったことは重要だと感じました。そして、市民に議会を知ってもらう、あるいは議会として市民の生の声を聞くことに、皆さんの向かう先が一致しているとも感じたので、常任委員会としての意見交換は、それ相応にまとまりました。

 次回は、もう一方の常任委員会の懇談内容が出てきますので、その両者を照らしあわせ、熊野市議会としての議会報告会の目処をつけていきます。

■この日に議論したこと
 ・開催日程
 ・開催数
 ・開催場所
 ・進行方法
 ・実施内容

 私自身は、議会報告会が開催されてくると、必ず議会や議員の資質も問われることになるので、やはり議会基本条例の制定が本丸だと考えています。ベースがなければ、議論はいつも最初からになります。
by owase874 | 2014-07-09 10:31 | 議会改革報告

議員を失職、あるいは辞めさせる方法

 時事ネタになりますが、東京都議会の野次に続き、国会議員の野次も取り沙汰されました。また、この野次事件をかき消すように、今度は、兵庫県議の政務調査費の不正疑惑が話題となっています。

 他県のことなので、大きな関心はないのですが、それでも同じ政治家として、野次られて泣いた方にも、「野次った側に切り返さなかったのか?議長に意見しなかったのか」と感じます。もちろん、野次った議員の資質に大きな問題があると感じています。私も以前に一般質問中に野次られたことがありますが、議長にも、本人にも切り返したことがあります。そこは、負託を受けたものとして、正義をかざさなければなりません。

 また、兵庫県議の騒動については、事実であれば、自ら議員辞職していい事態です。もちろん、全額返金し、県民に謝罪しての辞職です。しかし、そのことすらも、私自身が進言するものでも、提案することでもありません。

 というのも、このような政治家を選択したのは、それぞれの自治体の住民であるからです。1票の負託とは、自分でなしえないことを、どれかの候補者に託すことです。つまりは、その責任を取るのも、住民に課せられていると感じています。または、選挙で選ばれた議員たちが、同じ同僚に正義をかざすこともできるのです。

 そこで、もしもこのような政治家(議員)を辞めさせたいと感じるのであれば、地方自治体の議員に限ってですが(国会議員はそうはいかない)、住民運動を展開することが地方自治法では保障されています。いわゆる住民リコールにあたることですが、地方自治法第80条を適用することです。これは、まず、選挙区の有権者の3分の1の署名を集めて、自治体の選挙管理委員会に請求します。ただし有権者の数が40万人を越える場合は、「40万人の3分の1」プラス「40万人を越えた分の人数の6分の1」と、ある程度条件が緩やかになってます。

 この請求を受けて、選挙管理委員会は、リコールの是非を問う住民投票がおこなわれます。仮に39万人の有権者がいれば、3分の1の13万人分以上の署名を集めなければ始まりませんが、実際にはかなりハードルが高いです。しかし、住民が直接関われることとして、選挙以外で議員を辞めさせることができます。

 もう一つの手段は、地方自治法第135条第2項及び第3項の適用です。これは、議会による除名の動議で、議員定数の8分の1以上の発議により実施されます(第2項)。そして、除名の議決には、議員の3分の2以上が出席して、そのうち4分の3の賛成が必要になります(第3項)。ただし、一度除名された元議員でも、再び選挙で選ばれた場合、これを拒むことはできません(地方自治法第136条第1項)。確か、過去には、桐生市議会や横浜市議会で、この動議が提出されました。また、実際にも失職しています(復帰もありますが)。

 この2つの正義によって、どうしようにもない議員を辞めさせることはできます。しかし、選挙で選ばれた議員にNOを突きつけるには、それ相当の裏付けや自治体内での理解も必要です。そのため、多くの自治体議会では、議員による辞職勧告など、法的拘束力のないやり方で終息をはかります。

 正義とは、見方によっては裏腹なものです。
by owase874 | 2014-07-06 20:01 | コラム「温故知新」

【産業教育常任委員会の管外視察の番外編】視察先以外で見たものと、感じたこと

 今回の管外視察先は3ヶ所でしたが、立ち寄ったところで、見たものや感じたことがあります。

■高知県は生姜の生産量日本一
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生姜畑が広がる


 香美市のものべがわcafeチャリを視察したとき、物部川沿いに生姜畑が広がっていました。国内生産量の45%を占めるとも言われる高知の生姜ですが、香りが一段と高いのが特徴とのことです。熊野市においても、特産品にするべく一部で栽培されていますが、栽培面積を広く取ることと、土壌づくりに力を注ぐ必要があります。また、寒暖の差も大きく影響するとのことで、山間部には適しているかも知れません。試しに栽培してみようかと考えています。

■アンパンマンミュージアム
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アンパンマンだらけ


 旧香北町が、やなせたかしさんの縁の地であったことから、やなせたかし記念館としてオープンしました。平日でも親子連れが多く、子どもにとっては夢のように世界が広がっていました。私の娘は、すでにアンパンマンを卒業してしまいましたが、3歳くらいまでは圧倒的な支持を得ているはずです。アンパンマンミュージアムは各地にもありますが、ここが原点であり、展示物も多いようです。外観を見ただけでしたが、市内にはアンパンマンに彩られたバスが走っていました。

■高知市内の木曜市
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木曜市


 あいにくの雨、しかも強い雨のなかでしたが、それでもにぎわっていました。木曜日になると、歩道も側道も出店で埋まるそうです。こういったことは、ある程度の環境下であれば、実はどこでもやれることで、あとは出店する人たちの心意気だけです。他所を排除したり、ハードルやルールを上げたりすると、とてもここのようにはいきません。お客さんって、多様で多品種を買い求めてくるものですからね。

■久礼大正町市場
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商店街の一角


 中土佐町の久礼にある商店街、カツオの旨さは言うことなしですが、尾鷲や紀伊長島のカツオも負けてはいません。ここもあいにくの雨で人はまばらでしたが、こんなところにも人はやって来るのかというほど賑わうそうです。ただ、ちょっと気になったのは、観光客相手に慣れてしまっているのか、はたまたそんなもんなのかはわかりませんが、私が入ったお店には、もてなしの心はありませんでした。観光バスがバーと来て、そのときにだけ手をこまねくようでは、長くは続かないでしょうね。そんなことはないでしょうけど。

■中土佐町第1号津波避難タワー
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超豪華!


 中土佐町に初めて設置された津波避難タワー、約2億3千万円とか。熊野市に予定しているのは、2基で約1億5千万円ちょいなので、その違いは明らかでしょうね。せめて、必要不可欠な仕様にはしてもらいたいです。ただし、中土佐町のタワーは、もっとも海岸に近いところにあって、海に向いて避難しなければなりません。まちなかにあって然りのタワーですが、景観や場所の確保の問題などもあり、ここになったのでしょうか?ちょっと津波が来るのに海向いて走るのが恐いです。

 この他にも、せっかく行ったのだからと、あちこちで気になったことを調べてきました。熊野市の実情と比較できれば、より熊野市にはなにが必要で、なにが足りないのかがわかります。
by owase874 | 2014-07-06 01:24 | 委員会等報告

【産業教育常任委員会の管外視察】株式会社四万十ドラマ

■株式会社四万十ドラマ
 http://shimanto-drama.jp/

 3つ目の視察先は、年間3億円から売り上げる道の駅四万十とおわの指定管理者である、株式会社四万十ドラマです。「ここにしかないもの」がコンセプトで、大きな自信に裏付けられた実践力と実績があるからこそ、代表取締役社長の畦地さんの語りがスゴかったです。議員一同圧倒され、タジタジになりました。ただし、役割の違いというのもあるので、議員の立場では、そういった行動する人たちの背中をおしたり、本当に必要ななにかを市政に提案することはできます。
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読ませるデザイン


 ここでも、やはりデザインされたものがあちらこちらにあって、コンセプトがしっかりとしていました。畦地社長に言わせれば、熊野市にあるよく似た施設は、最低最悪もったいないの嵐だろうと感じました。もっとも、「熊野と言うネームバリューを活かしていない」が、畦地さんの第一声でした。確かに、「ほんまに熊野のもんかいな?」と言うものが、これらの施設では溢れています。さらに畦地社長は、「サンマ寿司があるじゃない。それだけで勝負できるよ」って、ターゲットを絞って戦略を組み立てていく必要性を訴えてくれました。

 とは言え、視察だから仕方がないのですが、私たち議員は雁首並べに来ただけで、十把一絡げに見られているんだろうなと、こっ恥ずかしい感じでした。なんだか、地域を牽引していくのは、議員ではないなというレッテルを貼られたような気分でした。ま、いまはそう見えているのかも知れませんが…やはり、議員の立場と、畦地社長の立場は違うのですが、僕も率先市民を自負しているだけに、議員の枠内だけでなく実践しないとって奮い立ったのは言うまでもありません。
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オープンしたばかりのおちゃくりカフェ


 さらに、道の駅四万十とおわについても、デザインを大事にしているとのことで、これに尽きると感じました。どこを見渡しても、デザインがしっかりされています。そう、ほかにはないのです。そして、店内で売られているものは、四万十産、高知産、四国産のものがほとんどです。もっとも、自社製品の多さも特筆すべきところです。「こんなところまで来て、わざわざよそのモンは買いたくないですもん」って語る畦地社長の言葉は確かです。熊野でも、裏ひっくり返せば、地元に関係ないものってありますよね。それって、お客さんにとっては興ざめしますもんね。

 あと、自社製品については、しっかりと手間暇にお金をかけています。その分が、販売費用に含まれています。これも、デザインと同じく、とても大事なことですし、驚くような単価でも、その価値を知る人たちには欲しいものになるのです。製品のなかには、在庫なし、売り切れというものもありました。そう考えると、熊野の土産モン、どれだけ淘汰されるやろか? って考えてしまいました。

 さて、熊野の地域も住民も議員も、未来のために変わりましょうか?
by owase874 | 2014-07-06 00:36 | 委員会等報告


市民活動の延長線上に、市民目線の政治があると考えています。


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当ブログに来ていただきありがとうございます。私が政治に関心をもったのは、災害現場でボランティアとして活動しているときに、どうしても市民活動・NPO活動だけでは届かない声があると感じてからです。1995年の、阪神淡路大震災のときです。それ以降、政策提言できる市民活動を合言葉に、さまざまなことを実践しています(市民派向けのブログもあります。こちらCafe_CReAM モノ語り)。


これまでの思いが実現したのが、2006年11月から、2期6年半在職した尾鷲市議会議員でした。3期目の挑戦には苦杯しましたが、貴重な実体験をさせていただき、条例の制定を中心にした議会改革や、市民活動で培った政策提言を直接できる立場として、負託の重さを実感することができました。

また、尾鷲市議として負託をいただいてからは、この地域ではいち早く、議員活動をお知らせする手段の一つとして、このブログを活用しました。当時のことも含め、日々私が何を感じ、何を考えているかを綴る活動報告にもなっています。なお、2014年5月1日からは、三重県熊野市議会議員として、あらたな1歩を踏み出します。

ときには辛口の意見もありますが、東紀州における公益や市民益を考える一人の意見として読んでいただければ幸いです。

質問や批評など、ご意見がございましたら、下記宛にお願いします。何かしらの方法で、きちんと対応させていただきます。ただし、ブログのコメントには、できる限り返答をいたしますが、端無自身の裁量になることをお許し下さい。

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 0597-84-1033
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