平成22年分の給与所得の源泉徴収票を公開します
以前にも公開している気がします。
議員定数や議員の給与は、とかく市民の批判を浴びやすい課題です。議員給与においては、「高いか安いか?」の議論ではなく、「見合っているか否か」に重きを置かれたいのですが、ここにも市民と議会との開きを感じます。議会改革においても、この点に着目しながら、大多数の市民が納得いく結果を導かなければと感じています。それでも、公人として常に批判は浴びるものですが、頭ごなしに、「議会はダメ、定数は半分、給与は日当制」などと声高に言われてしまうと、悔しい気持ちもこみ上げてきます。目に見えない仕事もあるのが議会ですが、それを如何に可視化し、発信と配信をしていくかも大きな課題です。
◆平成22年分の議員年収
給与・賞与 506万5380円
この収入は、1年生議員も10年生議員も同額です。当選を重ねると、議員の給与も上がると勘違いされている意見も聞きますが、それは間違いです。また、尾鷲市議会の議員には、一切の手当てなどもありません。これもよく間違った意見を聞かされます。ここにも、議会の仕組みが理解されていない現状を感じます。
また、この収入から差し引かれるのが、「社会保険料等の金額」70万5375円で、これが俗に言う議員年金の1年分の掛け金です。今年の6月1日には廃止が決定される方向ですが、掛け金の額が大きいので、私にとって廃止は望むべきことです。さらに、「源泉徴収税額」15万2664円も差し引かれています。よって、いわゆる手取りに充当する、私の通帳に振り込まれる年収としては、420万7341円になります。
私の場合は、紀北広域連合議員としても在籍していたことがあるので、その分の支払金額3333円から、その源泉徴収税額300円が差し引かれています。
さらに、私は個人事業主としてカフェを経営しているので(栄町のカフエクリーム)、確定申告の際は、こちらの分も加味することになります。ただし、ここのカフェの性格もあり、赤字運営が解消できていないので、自営業が足を引っ張っている形になっています。赤字で良いとは思っていませんが、いち市民として公益を担っているつもりでもあるので、私の市民活動が、議員活動との両輪である証でもあります。
これらの収入から、国民年金保険料と、国民健康保険税も支払っているのですが、「議員は共済年金か厚生年金でしょう」とも言われるので、これも大きな間違いです。これよりは個人差がありますが、市県民税、家賃や光熱費などの固定費や生活費、子どもの養育費、自分も含めた家族の医療費、税金も含めた所有車両の維持費、年額15万円の政務調査費ではまかないきれない議員活動での出費などなど、おおかたの皆さんと同じように、やりくりしながらも出ていくお金が多いので、貯蓄に回せるような、実際に手元に残っていく資金としては、本当にわずかになってしまいます。特別とまでは言いませんが、議員の仕事が如何に不安定であるかとつくづく感じます。それでも、使命感を感じてやっているのが私のなかでの議員ですが、結果を残さなければ意味がないのも議員です。そのために、議員活動で出ていくお金も増えてしまいます。また、議員には「ここまで!」という区切りがない職業でもあります。
いずれにしろ、多額の税金をいただいて仕事をしている責任感を忘れずに、大きな使命感で以って、尾鷲市の今と将来を考えながら邁進していくことに変わりはありません。
議員定数や議員の給与は、とかく市民の批判を浴びやすい課題です。議員給与においては、「高いか安いか?」の議論ではなく、「見合っているか否か」に重きを置かれたいのですが、ここにも市民と議会との開きを感じます。議会改革においても、この点に着目しながら、大多数の市民が納得いく結果を導かなければと感じています。それでも、公人として常に批判は浴びるものですが、頭ごなしに、「議会はダメ、定数は半分、給与は日当制」などと声高に言われてしまうと、悔しい気持ちもこみ上げてきます。目に見えない仕事もあるのが議会ですが、それを如何に可視化し、発信と配信をしていくかも大きな課題です。
◆平成22年分の議員年収
給与・賞与 506万5380円
この収入は、1年生議員も10年生議員も同額です。当選を重ねると、議員の給与も上がると勘違いされている意見も聞きますが、それは間違いです。また、尾鷲市議会の議員には、一切の手当てなどもありません。これもよく間違った意見を聞かされます。ここにも、議会の仕組みが理解されていない現状を感じます。
また、この収入から差し引かれるのが、「社会保険料等の金額」70万5375円で、これが俗に言う議員年金の1年分の掛け金です。今年の6月1日には廃止が決定される方向ですが、掛け金の額が大きいので、私にとって廃止は望むべきことです。さらに、「源泉徴収税額」15万2664円も差し引かれています。よって、いわゆる手取りに充当する、私の通帳に振り込まれる年収としては、420万7341円になります。
私の場合は、紀北広域連合議員としても在籍していたことがあるので、その分の支払金額3333円から、その源泉徴収税額300円が差し引かれています。
さらに、私は個人事業主としてカフェを経営しているので(栄町のカフエクリーム)、確定申告の際は、こちらの分も加味することになります。ただし、ここのカフェの性格もあり、赤字運営が解消できていないので、自営業が足を引っ張っている形になっています。赤字で良いとは思っていませんが、いち市民として公益を担っているつもりでもあるので、私の市民活動が、議員活動との両輪である証でもあります。
これらの収入から、国民年金保険料と、国民健康保険税も支払っているのですが、「議員は共済年金か厚生年金でしょう」とも言われるので、これも大きな間違いです。これよりは個人差がありますが、市県民税、家賃や光熱費などの固定費や生活費、子どもの養育費、自分も含めた家族の医療費、税金も含めた所有車両の維持費、年額15万円の政務調査費ではまかないきれない議員活動での出費などなど、おおかたの皆さんと同じように、やりくりしながらも出ていくお金が多いので、貯蓄に回せるような、実際に手元に残っていく資金としては、本当にわずかになってしまいます。特別とまでは言いませんが、議員の仕事が如何に不安定であるかとつくづく感じます。それでも、使命感を感じてやっているのが私のなかでの議員ですが、結果を残さなければ意味がないのも議員です。そのために、議員活動で出ていくお金も増えてしまいます。また、議員には「ここまで!」という区切りがない職業でもあります。
いずれにしろ、多額の税金をいただいて仕事をしている責任感を忘れずに、大きな使命感で以って、尾鷲市の今と将来を考えながら邁進していくことに変わりはありません。
by owase874
| 2011-01-28 02:56
| コラム「温故知新」
市民活動の延長線上に、市民目線の政治があると考えています。
by kumano874
ご挨拶とブログの概要
当ブログに来ていただきありがとうございます。私が政治に関心をもったのは、災害現場でボランティアとして活動しているときに、どうしても市民活動・NPO活動だけでは届かない声があると感じてからです。1995年の、阪神淡路大震災のときです。それ以降、政策提言できる市民活動を合言葉に、さまざまなことを実践しています(市民派向けのブログもあります。こちらCafe_CReAM モノ語り)。
これまでの思いが実現したのが、2006年11月から、2期6年半在職した尾鷲市議会議員でした。3期目の挑戦には苦杯しましたが、貴重な実体験をさせていただき、条例の制定を中心にした議会改革や、市民活動で培った政策提言を直接できる立場として、負託の重さを実感することができました。
また、尾鷲市議として負託をいただいてからは、この地域ではいち早く、議員活動をお知らせする手段の一つとして、このブログを活用しました。当時のことも含め、日々私が何を感じ、何を考えているかを綴る活動報告にもなっています。なお、2014年5月1日からは、三重県熊野市議会議員として、あらたな1歩を踏み出します。
ときには辛口の意見もありますが、東紀州における公益や市民益を考える一人の意見として読んでいただければ幸いです。
質問や批評など、ご意見がございましたら、下記宛にお願いします。何かしらの方法で、きちんと対応させていただきます。ただし、ブログのコメントには、できる限り返答をいたしますが、端無自身の裁量になることをお許し下さい。
◆ブログ管理者
未来874事務室
熊野市飛鳥町佐渡462番地
0597-84-1033
kurage874@cream.plala.or.jp
なお、たくさんの意見や考えをお聞かせ願いたいので、直接にお会いすることも可能です。日程調整などしますので、その旨をお伝え下さい。
facebookやtwitterにも登録しています。よろしくお願いします!
これまでの思いが実現したのが、2006年11月から、2期6年半在職した尾鷲市議会議員でした。3期目の挑戦には苦杯しましたが、貴重な実体験をさせていただき、条例の制定を中心にした議会改革や、市民活動で培った政策提言を直接できる立場として、負託の重さを実感することができました。
また、尾鷲市議として負託をいただいてからは、この地域ではいち早く、議員活動をお知らせする手段の一つとして、このブログを活用しました。当時のことも含め、日々私が何を感じ、何を考えているかを綴る活動報告にもなっています。なお、2014年5月1日からは、三重県熊野市議会議員として、あらたな1歩を踏み出します。
ときには辛口の意見もありますが、東紀州における公益や市民益を考える一人の意見として読んでいただければ幸いです。
質問や批評など、ご意見がございましたら、下記宛にお願いします。何かしらの方法で、きちんと対応させていただきます。ただし、ブログのコメントには、できる限り返答をいたしますが、端無自身の裁量になることをお許し下さい。
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