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中垣議長に対する、議長辞任の申し入れについて

‎ 1月16日の17時15分、全員協議会の終了後、尾鷲維新の会派(私と神保議員)として、議長辞任の申し入れを行いました。
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賛同議員は、南議員、與谷議員、三林議員


 会派といっても2人ですが、私が代表をやっているので、申入書を読み上げました。とうとうこの瞬間がきたと感じるとともに、遅い対応になったのも事実です。しかし、議長辞任を促そうとする会合が、遅々として進まない話し合いで終わるだけには、これ以上、会派として我慢なりませんでした。会派で単独行動を起こすことを話し合い、この日に照準を合わせました。同じくして、一刻も早い辞任に賛同する議員らの声もいただけました。そして、賛同議員として名を連ねてくれる議員に手を上げてくれました。過半数とか、その後を意識するのではなく、現状を打破するために、会派と3名の議員で行動を起こしたのです。

 当日は、事前に話を交わしていた4名の議員に通告し、うち3名から署名をいただきました。休憩などを利用して、居合わせた他の議員にも同調を求めましたが、これ以上は増えませんでした。しかし「署名はできないが、気持ちには賛同する」との言葉や態度表明を、6名の議員からいただきました。時間的な都合などで、私が説明できなかった議員は2名いましたが、ほか1名からは「判断しかねる」とも回答されました。

 数の算段だけなら、大半が議長辞任に傾く結果になりましたが、私たち5名の議員以外は、態度を公にしませんでした。それぞれの政治判断もあるでしょうが、あれだけ議長の議会運営に顔をしかめ、失笑や陰口を叩いても、いざとなれば決断できない要素が、いまの尾鷲市議会の七不思議として、市民から笑われる原因をつくっているのかも知れません。もちろん、私たちの行動そのものが、正義だと言われないかもしれません。結局は、「なにをやっているのか」という言葉に尽きる出来事でしょう。しかし、これ以上は見過ごせなかったのです。

 しかし、これで賽は投げられました。この申し入れは、あくまで議長自らの辞任を促すことで、議長が態度を表明しなかったり、辞任を固持したりすれば、次は本会議上での政治行動に向かうだけです。そうなれば、全ての議員にも審判がくだるはずです。これ以上、議長の失態や議会運営の不手際を、同僚議員や後輩議員としても見過ごせません。いまの尾鷲市は、内輪で躓いているわけにはいかないです。

 私の読み上げのあと、議長は大きなショックを表明しました。副議長からの申し入れでもあるし、現実の行動を目の当たりにしたからでしょう。どこか、このまま乗り切れる楽観も伺えました。しかし、「2月には行事もあるのに、格好が悪い」旨の発言こそが稚拙であり、議長の資質を問われる結果を招いたのです。いまは、対面的な恥ずかしさより、大事な局面を乗り切れないことが問題であるのです。副議長として、補佐しきれない悔やみもありますが、議長職は生半可な気持ちでは務められないことは、議長自らが立候補の演説会で語っていたはずでした。それだけに、あのときの気概は、もはやどこにも見られません。副議長の立場としても、これ以上は見過ごせなかったのです。

 裏話になりますが、16日はタイトなスケジュールのなかで、委員会中の休憩の合間に署名を求めたり、賛同を求めたりしました。居合わせたメディアを横目に署名もいただいたのに、Xデーに気づく方はいませんでした。しかし、申し入れを耳打ちすることに対しては、賛同議員からも異論がなかったのですが、あの日は、メディアが他の事件にかかりっきりで、そのすぐ側の議長室で申し入れがされていたのです。結果として、内密の行動のように感じられたようですが、次の朝には話を聞きつけた新聞社より、電話取材を受けて話をしました。地元紙などで報道されたので、重みはさらに増したとも感じています。

 いまなお、議長は態度を表明していませんが、遅くなるにしたがって、不利となる話が次の矢として打たれるかも知れません。そのための即時辞任の要求は、せめてもの仲間意識であることに、議長には理解してほしいと願うばかりです。ただし、こうした行動こそが、市民の落胆と失笑をかっていることを、私たち議員は忘れてなりません。あとは、行動するのみです。それでしか、理解は得られないと考えています。
by owase874 | 2012-01-23 23:22 | コラム「温故知新」


市民活動の延長線上に、市民目線の政治があると考えています。


by kumano874

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当ブログに来ていただきありがとうございます。私が政治に関心をもったのは、災害現場でボランティアとして活動しているときに、どうしても市民活動・NPO活動だけでは届かない声があると感じてからです。1995年の、阪神淡路大震災のときです。それ以降、政策提言できる市民活動を合言葉に、さまざまなことを実践しています(市民派向けのブログもあります。こちらCafe_CReAM モノ語り)。


これまでの思いが実現したのが、2006年11月から、2期6年半在職した尾鷲市議会議員でした。3期目の挑戦には苦杯しましたが、貴重な実体験をさせていただき、条例の制定を中心にした議会改革や、市民活動で培った政策提言を直接できる立場として、負託の重さを実感することができました。

また、尾鷲市議として負託をいただいてからは、この地域ではいち早く、議員活動をお知らせする手段の一つとして、このブログを活用しました。当時のことも含め、日々私が何を感じ、何を考えているかを綴る活動報告にもなっています。なお、2014年5月1日からは、三重県熊野市議会議員として、あらたな1歩を踏み出します。

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