被災の教訓からできた、紀宝町津本防災センター
本日、縁あって、話題に上がっていたセンターで講演させていただきました。講演内容は、地域防災についてですが、約75名の熱心な地区住民を前にして、防災意識の高さに感銘をうけました。
熱心に耳を傾けてくれました。
紀宝町津本防災センターは、2011年9月の紀伊半島大水害で、未曾有の被害を受けた地域のひとつです。3m近くも浸水した場所もあり、命からがら逃げ延びた住民もいました。そのとき、地区の集会所も屋根まで浸水したために、標高74メートルの高台を選定し、紀宝町津本防災センターが誕生しました。今年の4月の出来事です。
■広報きほう
http://www.town.kiho.mie.jp/life/pdf/kiho1305%2018-19.pdf
特筆すべきは、高台に設定したのをはじめ、当時142世帯、320人の津本地区ですが、防災センターの名の通り、最大で22.5畳ある和室3室のほか、トイレやシャワー、湯沸かし室なども完備し、毛布や非常食を配備しています。また、当初は板張りだった床も、住民の要望で畳に変更されています。さらに、このセンターの建築費用は、約1,650 万円(木造平屋建て、延べ床面積は約100平方メートル)になります。8,000万円もあれば、同等のセンターが5つほど建設できる金額です。
井谷さんのかけモックも披露しました。
高台については、地域住民の所有地を譲渡し、ヘリポートまで整備していました。とても辺鄙で不便な場所にありますが、「ここに来るのも、避難訓練、いざとなれば、ここに来るしかないしの」とのことでした。感服。今回の講演会をコーディネートしてくれた津本自主防災会員の大迫さんは、「いざというときに備えとかな意味ないですからね」と話されていたのも印象的でした。
やはり、被災の教訓があったからこそ、地域住民の結束と結果が、このようなシンプルかつ存在意義のある防災センターを設置したのだと感じました。広い敷地も魅力的でしたし、災害時を意識しながら、人が集まる仕組み、コミュニティが再生していく術を、皆さんが熱心に学んでいるようにも感じられました。
こういう地域があることに、なんだか喜びというか、挫けない勇気をもらった気がしました。
■紀宝町津本防災センター条例
http://www.town.kiho.lg.jp/reiki_int/reiki_honbun/i668RG00000585.html
熱心に耳を傾けてくれました。
紀宝町津本防災センターは、2011年9月の紀伊半島大水害で、未曾有の被害を受けた地域のひとつです。3m近くも浸水した場所もあり、命からがら逃げ延びた住民もいました。そのとき、地区の集会所も屋根まで浸水したために、標高74メートルの高台を選定し、紀宝町津本防災センターが誕生しました。今年の4月の出来事です。
■広報きほう
http://www.town.kiho.mie.jp/life/pdf/kiho1305%2018-19.pdf
特筆すべきは、高台に設定したのをはじめ、当時142世帯、320人の津本地区ですが、防災センターの名の通り、最大で22.5畳ある和室3室のほか、トイレやシャワー、湯沸かし室なども完備し、毛布や非常食を配備しています。また、当初は板張りだった床も、住民の要望で畳に変更されています。さらに、このセンターの建築費用は、約1,650 万円(木造平屋建て、延べ床面積は約100平方メートル)になります。8,000万円もあれば、同等のセンターが5つほど建設できる金額です。
井谷さんのかけモックも披露しました。
高台については、地域住民の所有地を譲渡し、ヘリポートまで整備していました。とても辺鄙で不便な場所にありますが、「ここに来るのも、避難訓練、いざとなれば、ここに来るしかないしの」とのことでした。感服。今回の講演会をコーディネートしてくれた津本自主防災会員の大迫さんは、「いざというときに備えとかな意味ないですからね」と話されていたのも印象的でした。
やはり、被災の教訓があったからこそ、地域住民の結束と結果が、このようなシンプルかつ存在意義のある防災センターを設置したのだと感じました。広い敷地も魅力的でしたし、災害時を意識しながら、人が集まる仕組み、コミュニティが再生していく術を、皆さんが熱心に学んでいるようにも感じられました。
こういう地域があることに、なんだか喜びというか、挫けない勇気をもらった気がしました。
■紀宝町津本防災センター条例
http://www.town.kiho.lg.jp/reiki_int/reiki_honbun/i668RG00000585.html
by owase874
| 2013-07-28 22:49
| 防災とまちづくり
市民活動の延長線上に、市民目線の政治があると考えています。
by kumano874
ご挨拶とブログの概要
当ブログに来ていただきありがとうございます。私が政治に関心をもったのは、災害現場でボランティアとして活動しているときに、どうしても市民活動・NPO活動だけでは届かない声があると感じてからです。1995年の、阪神淡路大震災のときです。それ以降、政策提言できる市民活動を合言葉に、さまざまなことを実践しています(市民派向けのブログもあります。こちらCafe_CReAM モノ語り)。
これまでの思いが実現したのが、2006年11月から、2期6年半在職した尾鷲市議会議員でした。3期目の挑戦には苦杯しましたが、貴重な実体験をさせていただき、条例の制定を中心にした議会改革や、市民活動で培った政策提言を直接できる立場として、負託の重さを実感することができました。
また、尾鷲市議として負託をいただいてからは、この地域ではいち早く、議員活動をお知らせする手段の一つとして、このブログを活用しました。当時のことも含め、日々私が何を感じ、何を考えているかを綴る活動報告にもなっています。なお、2014年5月1日からは、三重県熊野市議会議員として、あらたな1歩を踏み出します。
ときには辛口の意見もありますが、東紀州における公益や市民益を考える一人の意見として読んでいただければ幸いです。
質問や批評など、ご意見がございましたら、下記宛にお願いします。何かしらの方法で、きちんと対応させていただきます。ただし、ブログのコメントには、できる限り返答をいたしますが、端無自身の裁量になることをお許し下さい。
◆ブログ管理者
未来874事務室
熊野市飛鳥町佐渡462番地
0597-84-1033
kurage874@cream.plala.or.jp
なお、たくさんの意見や考えをお聞かせ願いたいので、直接にお会いすることも可能です。日程調整などしますので、その旨をお伝え下さい。
facebookやtwitterにも登録しています。よろしくお願いします!
これまでの思いが実現したのが、2006年11月から、2期6年半在職した尾鷲市議会議員でした。3期目の挑戦には苦杯しましたが、貴重な実体験をさせていただき、条例の制定を中心にした議会改革や、市民活動で培った政策提言を直接できる立場として、負託の重さを実感することができました。
また、尾鷲市議として負託をいただいてからは、この地域ではいち早く、議員活動をお知らせする手段の一つとして、このブログを活用しました。当時のことも含め、日々私が何を感じ、何を考えているかを綴る活動報告にもなっています。なお、2014年5月1日からは、三重県熊野市議会議員として、あらたな1歩を踏み出します。
ときには辛口の意見もありますが、東紀州における公益や市民益を考える一人の意見として読んでいただければ幸いです。
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